カーオーディオ専門店訪問記【特別編】〜プロショップの技を知る〜「純正オーディオとともに孤高のサウンドを築く!」

#5:レクサスGSのサウンドを聴く

5月最終週のレポートとなりました。レクサスの純正オーディオをそのまま活用し、アフターオーディオを合体。最上級のサウンドを極めるというシステムをご紹介してきました。 ここでもう一度、システムの流れを説明しますと、ヘッドユニットと呼ばれる音の入り口は、トヨタ純正オーディオのデッキ部が核となります。このデッキ部のブラックボックスは、トランク右側にユニットが装備され、RCAレベルに相当する出力を取り出し、カロッツェリアのAXM-P01のAUX入力に接続。マツデンさんは、トヨタからレクサスのオーディオ回路図を取り寄せ、通常のスピーカーOUT-PUTの出力ではなく、ローレベルラインOUT-PUTを見つけ、正しいレベルの信号をAXM-P01のAUXに入力しています。余談ですが、一般的なハイロー・コンバーター(ハイローアダプターとも呼ばれている)は、アンプの出力ライン(スピーカーに繋がれている配線)を、ハイローコンバーターを交わし、RCAレベルに下げて使うのですが、音質劣化や歪み、エネルギーロスも大きいと言えます。できれば、純正デッキの回路を入手し、ブラックボックス内のプリ部とパワーアンプ間の接続部のラインを探し、適切な信号を使うことがベストだと言えます。

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前文の能書きが、長くなりましたが、AMX-P01マスターオーディオコントローラーを経由し、デジタルプリアンプRS-P90Xに接続。クルマ音場に最適なプログラム設定が行なわれ(イコライザー、タイムアライメント等)、各クロスオーバー機能などが加わります。ここでは、フロント2ウェイ+サブウーファーの繋がりと各ユニット間の位置関係が重要となりますが、AMX-P01とRS-P90Xのコンビにより、ドライバーポジションに相応しい最適なポイントを見いだしてくれます。聴く位置が「右」もしくは、「左」に限定されたり、スピーカーの取り付け位置が決まってしまうカー環境では、正確な精度を誇るデジタルプロセッサーを使い、繊細な調整を施すことが必要です。

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あとは、パワーアンプとスピーカーの出番です。特にサウンドファクターを大きく決定するものは、個々のスピーカーの能力です。楽器や歌声のニュアンスもオーケストラのトッティも破綻をきたすことなく、再現できれば最高と言えるでしょう。適切なユニット選び、確実な取り付け、そしてチューニングは大切な用件です。

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さて、今回のレクサスGSに搭載されたシステムで、一番の音のキーポイントは、エンクロージャーボックスを用いた音創りでしょう。音場を緻密に描くためには、中低域の解像度、立ち上がりとスピード、そして自然な響きが大切ですが、ソニックデザインのUNIT-N100Nを搭載することで、安定感のある中低域を再現。しっかりとした低域を主軸に、中音〜高音が自然に繋がり、バランスを保っています。純正スピーカーのような曖昧なサウンドとは違い、ツーランクアップした情報量に満ちた質の高い音色に驚かれるでしょう。アルミダキャスト・エンクロージャーを使用した「UNIT-N52N+UNITN100N」のコンビネーションに脱帽です。また2つ目の魅力として、純正オーディオでは体験できないリアルな音場感に注目してほしいです。これは、まさしくRS-P90Xの強み。奥行きのある音像定位、サウンドクオリティーともにハイエンドカーオーディオの領域と言えましょう。最後に、純正デッキを積極的に使い、デジタルプロセッサー、マルチアンプ、エンクロージャー方式のスピーカーを搭載したこのシステムは、クルマの機能を損なうことなく、使い易く、快適で高品位なシステムの完成形に相応しいものです。

A(匿名)さんが選んだ搭載システム

LEXUS GS350 SYSTEM
オーディオマスターユニット:Carrozzeria AXM-P01
デジタルプロセッサー:Carrozzeria RS-90X
パワーアンプ:Bewith R-208S ×2、A-110S
スピーカー:Sonic Design UNIT-N52R & UNIT-N100N
サブウーファー:Carrozzeria TS-W1RS・
スピーカーケーブル:オーディオテクニカ AT7714 RCA
ケーブル:オーディオテクニカ AT7727LTD
パワーケーブル:AXON AXK22PS
レギュレータ:Bewith R-70A

毛受代表からのメッセージ

(マツデン)代表 毛受氏 高度なエレクトロニクス機能を積んだプレミアムなクルマが増える中、純正サウンドに物足りないと思っているユーザーが多いのではないでしょうか。クルマ本意の設計を無視して、カーオーディオを楽しむのではなく、それらの純正オーディオ機能をそのまま活かし、ハイクオリティーなアフターオーディオと融合して、孤高のサウンドを愉しむ。レクサスは、その一例で、純正デッキのラインレベル回路を解析し、AXM-P01と接続。更にクオリティーアップを計るため、スピーカー、プロセッサー、パワーアンプまで拘りました。羨望とも言えるシステムですが、気軽に楽しめるシステムプランもご用意しております。国産車からメルセデス、BMWを含む欧州車ほか、純正オーディオの音に不満をお持ちの方、お気軽にご相談下さい。

2008-05-29 [TEXT:永松巌 / PHOTO:マツデン]

*記事中の価格表示は特記がない場合、税込標準小売価格です。