皆さん、お久しぶりです。
本当にご無沙汰しております。ライターの永松です。今回おじゃましたお店は、香川県高松市にある「Baby Star」さんです。四国香川といえば、讃岐(さぬき)うどんとして有名ですね。「コシがあってウマい!」うどん好きなら一度は来て食べてほしいです。

さて、ベビースターさんは約10年前、タイヤ&カスタムパーツショップとしてスタート。創業時からカーオーディオの製品を積極的に展開し、オーディオの愉しさをたくさんの人に伝えてきました。音楽を聴く時、良い音で楽しむことは、ほんとうに心地よく気持ちのよいもの。マネージャーの藤川さんとスタッフメンバーは、個々のクルマに相応しいオーディオデザインを創造し、快適なシステム作りに日々余念がない。創作力あふれるシステムを見ると、その作りの高さに感激。聴くと丹精なサウンドと納得してしまいます。それでは、ご紹介しましょう!


Baby Star藤川幸徳マネジャー(左)とレポーターの永松氏(右)
この10年、カーオーディオシーンもだいぶ変わってきましたね! そうですね。創業当初は、トレンドであった作り込みで勝負のような派手なインストレーションやインパクトのあるオーディオカーをたくさん手掛けました。音質重視という方向性でなく、物量重視というか、複数のスピーカーユニットをパラで繋いだり、大口径ウーファーを搭載して、ラウドネスな聴き方、聴かせ方のようなクルマもありました。システムの流れは、ヘッドユニット、パワーアンプ、スピーカーの定番の組み合わせ。デジタルプロセッサーで音場補正する現在のカーオーディオの流れとなったのは、その数年後と記憶しています。
永松「でもその頃の流行があったからこそ、今のカーオーディオがあったのでは?」
その通りです。専門店として、お客様要望に応えるために必死でしたから、そこで得た経験は、今も当然活かされています。ご存知の通り、ドア部のインナー作り(制振処理)、アウターの仕上がり、リア部の造形、ヘッドユニットの取り付け仕上がりまで、木工作業からレザー張り、パテ成形、イージーグラフィック等、インストーラーとして、時には職人として深く学んできました。
永松「サウンド創りはどう変わってきましたか…」
カーオーディオの歴史の中で飛躍的に変わったのは、やはりデジタルプロセッサーの出現でしょう。例えば、パイオニアのカロッツェリアX(ODR/オプティカル・デジタル・リファレンス)の登場でリスニング環境は一変したと断言できます。アナログ機器のみでしたら、忠実度再生にも限界がありますし、個々のユーザーに対して満足のできるものは達成できません。時代とともに急速にカーオーディオの世界は進化していますね。21世紀に入って、メディア環境も随分変わってきましたから、ユーザーが希望する快適なシステム作りと様々な要望に応えられるよう、ますます技術力を高めて行きたいと思っています。
永松「インストール技術向上とともにメーカー側のサポートもより綿密になってきましたね!」

一昔前では、ほとんどのショップのインストーラーが聴感上のみで音決めをしていましたし、あってもRTA(リアルタイム・アナライザー)止まりでしたから、ほんとうのリスニング環境を認知することはできなかった訳です。現在では、コンピューター測定器(ジーク)を所有していますので、スピーカー特性、音場特性が、細部まで確認できます。そのデータを元にして、手直しをしたり、セッティング&チューンを施します。隠れていた困難が一気に解明されることもあります。耳だけに頼るのではなく、測定器を積極的に使用することも大切なのですね。もちろん最終的な音決めは一番重要ですが、順序を追ってチェックと調整を繰り返し…あとは感性の領域と言えるでしょう。

人とクルマ環境に優しいカーオーディオをディレクションするベビースター。新設された2階のリスニングルームでは、人気の最新カーオーディオが試聴できる。藤川さんのお気に入りのジャンルは女性ボーカル系とか。温かく艶やかな歌声を聴かせてくれた。カーオーディオの愉しさをこれからも多くの人に伝えてほしい。

(写真左)店内オーディオコーナーには音楽専用パソコンを設置。iTunesでのダウンロードや音楽編集など、これからのメディアに対応したサービスが受けられる(写真右)スタッフ左から藤川幸徳マネージャー、井下 保さん、坂東良平さん
2007-12-13 [TEXT:永松巌 / PHOTO:小田健一]
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