



しかし、こちらのショップが得意とする欧州車の多くは、そのスペースの関係上、オーディオ・ナビ一体型のモデルを取り付けることがほとんどで、音質面の向上を図るためアンプを別筐体にしてインストールすることはないと言います。それって何故?
花柳さんは続けて、インストールの際には、ボルトとナットで取り付けること。板はアルミ、ネジはステンレスのものを使う。加えてできる限り車体を加工しない方向で取付けを行なうことをモットーとしている。とも教えてくださいました。これらすべては、車両の『安全性』『耐久性』、お客様の身の安全を最重要視しているからなのです。
「僕の目標は、お客様がご自分のクルマを下取りに出した時に、『ミストラル』で取付けたことで、その査定が上がる、最低でも買ったときの価格から下がらないようにすること。お預かりする車両の価格が高いからこそ、他の仕事に比べてさほど難しくないETCやナビの取付けでは、決してミスは許されません」と、その責任の重さを日々痛感していると話す花柳さん。
アフターケアについても伺いました。

「壊れることがないので、納車後に何か修理したり、調整したりという例はほとんどありません。あえて挙げるとすれば、ナビのバージョンアップぐらいでしょうか…。お客様から『バッテリーが上がってしまったので、助けて欲しい』という連絡があれば、救出しに出かける、なんてことはありますが」
都内在住のお客様が多いため、直接インストーラー側の責任ではないことにも、時間的余裕があれば柔軟に対応してくださるそうです。
なお、こちらはドイツのチューニングメーカー「carlsson(カールソン)」の指定代理店にもなっているので、こちらも見逃せませんヨ。
欧州車のスペシャリストの花柳さんですが、休日は自宅でバーベキューをしたりと、2人のお子様を囲んで、家族と一緒に楽しい時間を過ごしているそうです。シリアスな仕事をこなす、そのパワーの源はこういった家族との時間にあるのかもしれませんね!
帰り際、これから納車という、ピカピカに磨き上げられたポルシェを見ました。入念にチェックするその姿に、この仕事にかける情熱を確かに見たような気がしました。
Ciao!
「アンプを取り付けるには、当然ケーブルの配線が必要になります。しかしながら、配線が増えれば増えるほど、トラブルが起きやすくなりますし、それが逆にお客様の負担にもなりかねないということを無視することはできません。僕は、純正のアンプを活かせば十分に音楽を楽しめるのではないかと思っているんですよ。音のチューニングについても、僕の主張を押し付ける訳にはいきませんから、左右のバランスを取る程度に留めて、過剰な演出をすることはありません。ただし、低音がもっと欲しいというお客様に対してはサブウーファーを付け加えたりということはありますけれど」