


皆さん、こんにちは。
さて、今回ご紹介するショップは名古屋市昭和区の「TRIGGER(トリガー)」さんです。
勢い込んで階段を駆け上り「こんにちは!」と、まずは元気良くご挨拶。すると…
「遅れちゃってスミマセン!」と、我ら取材班の後を追うように、店内に入ってきた男性に声を掛けられ、ギクリと驚く私。この男性こそ、同店代表取締役の戸松典久さんでありました。

意外な経歴でお店を開いたというトリガー代表取締役・戸松典久さん(右)
早速、「もともとクルマそして音楽が好きで、こちらのショップをオープンされた訳ですよね?」とお決まりのな質問からお話を伺おうとしたのですが、返ってきたお答えはちょっと(?!)意外なものでした。


「TRIGGER」と名付けたその由来を尋ねたところ、「きっかけを掴む」という意味なのだそうです。
商談用スペースに設けられたデスクの上には、デザイン用のたくさんの色鉛筆とマーカー、スケールもあり、さらに画用紙に繊細なタッチで描かれたデザイン画も発見しました。驚くことに、この素晴らしいデザイン画はすべて戸松さん自らが作成されたものなんです。この日私が拝見した、これらのデザイン画はHummer H2のもの。お客様が相談に来られたとき、果してインストール後、どのような仕上がりになるのか、より具体的にイメージでき、なおかつ安心してクルマを預けていただけるようにと、用意してくださるものなのだと言います。

「デザイン画が出来上がるまで少し時間がかかってしまうのは、申し訳ないと思うのですが、大切なクルマをお預かりし、またインテリアやエクステリア(外装)もこちらで手がけさせていただく訳ですから、写真やカタログだけで、商談をまとめてしまうという風にはしたくなくて。例えば、家には設計士やインテリアコーディネーターがいるでしょう? 僕らも専門店という看板を掲げている以上、お客様の大切なクルマを取り扱うからには、家屋を設計・デザインするのと同様にお客様に満足していただけるような仕事をしなければならない責任があると考えているんです」
と戸松さん。
お客様の要望が十分にインストーラー側に伝わっているかどうか、正式にクルマを預けていただく段階になるまで、多くの時間をかけると言います。お客様がどんなジャンルの音楽が好きなのか、また、直接クルマとは関係ないような話からも、そのお客様ひとりひとりの好みを熟知した上で、施工に取り掛かるのだそうです。
こちらトリガーの最大の特徴は何ですか? と訊いてみました。
自信に満ち溢れた瞳で私を見つめた戸松さん。その口から出た言葉は一言。「センスです」


最近は、車内にディスプレイをインストールするのが人気なのだそうですが、実はこの火付け役もこちらトリガーだったんですって。「AZ DESIGN(アズデザイン/液晶ディスプレイメーカー)」と共同で、昨年3月に開催されたオートトレンドにおいて、100枚ものディスプレイを搭載したデモカーを発表。そして、それが大きな話題を呼び、最近の業界全体のブームにつながっているのだと教えてくれました。
「僕は以前、某家電メーカーのアンテナショップでポータブルCDプレーヤーを売っていました。そしたらある日、僕の売り場に『お客さんが間違えて』カーオーディオの製品を買いに来たんです。本来なら取り扱っていない商品ではありましたが、取り寄せて取付け・納品しました。それがきっかけとなって、カーオーディオと僕の付き合いがスタートしたんです。そこから独立して、今の店舗を構えたのが1999年のことになります」