
てな感じでしょっぱなから道の駅の魔力に魅了されてしまったわけだが、どうやら負のパワーまでを背負ってしまったようだ。なにしろカーナビを駆使しても、先に触れた道の駅のどこにもたどり着けないのである。やばい。このままだと秩父の道の駅制覇どころか、一ヶ所も行けないことになってしまう。かくして焦りながらウロウロ走りまわること数時間。ようやく「道の駅 ちちぶ」に到着した。
それにしても、ここはまた味わい満点だ。ある意味で、ハズしまくった道の駅の典型ともいえる。だって、この外観ですぜ。
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どどーん!
すばらしい! 山に囲まれた地域に、いきなりこんな趣味の悪い建物を建ててしまうところに、道の駅イズムの神髄がある。さぞやこれまたファンキーなアイテムを売ってるんだろうなあと思いきや、
い、いきなり「センサー子ねこちゃん」かい!
道の駅にまできてこんなものを買う必然性がまったく理解できないのだが、そんなことを言ってはいけない。なぜなら、こんなものまであるからだ。
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手招き、必死だな。なんだか表情も切ない……。泣けてくる。
「道の駅 ちちぶ」のバイヤーは、猛烈な猫好きなのだろうか? なんだかそういうものが多かった。
でも「秩父牛乳」のように地元に根ざした商品もあったので、ここもじっくり腰をすえてチェック活動に専念することにした。
のだが、ここでいきなり閉館のアナウンス。
そっかー、もう7時だもんなあ。ウロウロしてて時間を浪費しちゃったからなあ。
って、ちょっと待ってくださいよ。たしか道の駅って24時間営業だったはず。と思って帰宅後に確認したら、「駐車場、トイレ、電話は24時間利用可能」
……くそぅ。たしかに店が24時間営業だとは書いていない。重いっきり負けた気分だが、次はなんとか勝ってやるぞと決意を新たにしたのだった(その場合の「勝つ」基準がわからないとか言わないこと)。
ローカルドライブの醍醐味のひとつに、周辺のブックオフ探索がある。この日もロードサイドにブックオフを発見すると迷わず立ち寄り、数枚のCDと本をゲットした(そんなことやってるから日が暮れる)。最大の収穫は、ブライアン・イーノの実弟であるロジャー・イーノが1985年にリリースしたフ1stアルバム『VOICES』。なんと250円。

推定300人以上へのインタビュー経験を持ち、“人”に焦点を当てた取材を信条とするフリーライター/コピーライター。キャパシティは音楽からアパレルまで広範。
2008-08-07 Mycar-life *新「Music*car=life」は毎月更新予定です。