Music*car=life音楽×車=∞に楽しむ!

印南敦史の「勝手にコンピレーション委員会」

第1回 「初めてのドライブ・デート」編

  1. Just What I Always Wanted / Mari Wilson
  2. Oblivious / Aztec Camera
  3. Sarara Miolo / Gilberto Gil
  4. Use Me / Bill Withers
  5. Heaven Is 10 Zillion Light Years Away / Stevie Wonder
  6. Black Water / The Doobie Brothers
  7. Is It You? / Lee Ritenour
  8. Anthony And Cleopatra's Love / LTC
  9. Last Night A Cat Stopped / Berardi jazz Connection
  10. In A Chinese Restaurant / Tujiko Noriko

ドライブ・デートは仕込みが大切。その気にさせりゃこっちのもんなんだから(ミもフタもない言い方するなよ)、「iPodでいーや」なんて安直な姿勢は許されない。肝心なところで、中島みゆきの「うらみ・ます」が流れてきたらどーする? って、そーいう曲を入れておかなきゃいーんだけどね。でも、「ステキな選曲?」ぐらいのことは思わせたいじゃないですか。

爽やかなマリ・ウィルソンの「Just What I Always Wanted」からアズテック・カメラの「Oblivious」〜ジルベルト・ジルの「Sarara Miolo」と続けば、彼女も期待感に盛り上がるはず。でも、ただ上げまくるのもヤボなので、4曲目はビル・ウィザーズの「Use Me」でクールに。車のCMにも使われた曲だから、「これ知ってるー」みたいなことになる可能性も大だよ。

スティーヴィー・ワンダーの「Heaven Is 10 Zillion Light Years Away」が流れたあとはドゥービー・ブラザーズなんだけど、間違っても有名な「Long Train Runnin'」なんか持ってきちゃだめだ。シブめの「Black Water」あたりにしとけば、懐の広さをアピールできますぜ。

ここまでくれば彼女のハートは信頼方向へ120°ぐらい傾いているので(断定)、リー・リトナーの「Is It You?」で一気に落としモードに入ろう……と思いきや、ここで引くという裏技を使っちゃうんですねー。LTCの「Anthony And Cleopatra's Love」?ベラルディ・ジャズ・コネクション「Last Night A Cat Stopped」とおしゃれジャズを故意にはさみ込めば、彼女も「翻弄され続けたい!」という気分になるはず(書いてて恥ずかしくなってきた)。

そして、ラストはエレクトロニカ界の才女ツジコノリコの名曲「In A Chinese Restaurant」(のリミックス)で感傷的に。

「僕は 水槽の中スイスイ泳ぐもうすぐ食べられる魚見ながら 君を抱きしめる 中華レストランで」

というフックのリリック・センスに反応しないとしたら、それは彼女自身の問題ですから。

印南敦史

印南敦史

推定300人以上へのインタビュー経験を持ち、“人”に焦点を当てた取材を信条とするフリーライター/コピーライター。キャパシティは音楽からアパレルまで広範。

2008-05-01 Mycar-life *新「Music*car=life」は毎月更新予定です。