Music*car=life∞に楽しむ、旅好きトークリレー

(Various Artists)『THE REGGAE COUNTRY』

Rockin' Enockyが選ぶ 今週の一枚

THE REGGAE COUNTRY / (Various Artists) Pulse(輸入盤)
【2004年】カントリーの名曲をJohon Holt、Gregory Isaacs、The Heptones、Ken Parker、Pat Kelly などのレゲエ・シンガー達が歌う。録音時期は60's後半から80'sぐらいまで。続編の3枚組BOX SET(Trojan Country Reggae Box Set)も出ている。

#042: Rockin' Enocky(Jackie & The Cedrics/g) 「名シンガー達の甘くソウルフルな声に酔いしれたい」

本当はラジオが一番イイような気がする。しかもAM。モノラル放送でかかる曲はぶっとくて力強い。FEN(現AEN、米軍の極東放送)のオールディーズ番組、ジム・ピューター・ショーなんて大好きだった。そもそもラジオは何がかかるか予測できないところが素晴らしい。もしCDを聴くんだったら色々と入ったコンピレーションものでキマリだ。マニアックな疑似ラジオ局感覚でドライブも楽しい!

レゲエ歌手カヴァーによるカントリー・ソング集がお気に入りだ。タワーレコードで新品価格620円という廉価ぶりに吊られて購入したけど、2千円台後半クラスのCDを遥かに凌ぐヘヴィーローテーションになってしまった。古くは60年代、スカ〜ロック・ステディの時代からジャマイカのミュージシャン達は何でもどん欲に取り入れてきた。アメリカン・ポップスのカヴァー曲は驚く程多い。本作ではハンク・ウィリアムスやカーター・ファミリーに始まり、ドン・ギブソン、エディー・アーノルド、ジム・リーブス、フレディ・フェンダー、チャーリー・プライド、パッツィー・クライン、ジョージ・ジョーンズ、タミー・ワイネットetc...といったカントリー歌手達の曲がばっちりのレゲエ・アレンジになっていて痛快な限り! そもそもJAZZやR&Bと同じぐらいカントリー音楽の影響がレゲエにはあるらしい。う〜む、深い! そういえばスネア・ドラムのリム・ショットなんて両者共通の定番だ。これによってリズム・ギターが浮かび上がり、歌も軽快にドライブしてゆくって寸法。

このCDを聴くなら気分は1970年代前半ぐらいをイメージしたい。白っちゃけたカラー写真の向こうにある遠いアメリカ。それにジャマイカの風景がダブって見える。丸いベース音と小気味良いギターにクローズド・ハイハット・シンバル。そして名シンガー達の甘くソウルフルな声に酔いしれたい。

Rockin' Enocky

Rockin' Enocky(ロッキン・エノッキー)

音楽家

1964年東京中野生まれ。クルマといえばJackie & The CedricsというSURFバンドのギタリストとしてムーンアイズのカーショウに毎年出ております。どっかで見かけたら、声かけて下さいね。あと『IGNITE』というHOT ROD系のフリーペーパーや『Rockabilly Magazine』という雑誌にコラムを書いてます。どうぞヨロシク!

ライブスケジュールはこちらのBBSまで

2008-02-18 Mycar-life *「Music*car=life」は毎週月曜日更新予定です。