Music*car=life∞に楽しむ、旅好きトークリレー

熊木杏里『私は私をあとにして』

売れっ子映像ディレクターが選ぶ 今週の一枚

私は私をあとにして / 熊木杏里 KING RECORD
【発売中/2007年】1982年生まれ、長野県出身のシンガーソングライター、熊木杏里(くまきあんり)の4枚目のアルバム。ノスタルジックで穏やかなアコースティック・サウンド、彼女独自の言葉選びセンスが光る詞世界、リスナーの心に染み込むようなメロディ…、熊木杏里の魅力が凝縮された一枚。

#033: 直 「すばらしい音楽には、素敵な車窓の風景がよく似合います」

最近は熊木杏里(くまきあんり)という、長野県出身女性シンガーソングライターのニューアルバム『私は私をあとにして』ばかり車で聴いています。7月にリリースされたシングル「七月の友だち」がユニクロ『Wide Leg』のCMに使われてたので、耳にしたことある方も多いかもしれませんね。

僕が、同アルバム収録曲「朝日の誓い」のプロモーション・ビデオを撮らせて頂いたのですが、本人は女優の小林聡美さんの雰囲気に近く、とてもキュートな女の子でした。撮影中はこの『私は私をあとにして』をもちろん毎日聴いてましたが、クランクアップ後も車ではもっぱらこればっか流してますね。仕事で携わった作品をプライベートでフツーに聴いてるのは初めての経験なので、自分でも少々驚いてます。この作品自体がいかに素晴らしいかということの証ではないかと。

音楽を聴くのはおおむね車中ですね。ビデオの企画も車に乗りながらよく考えますね。だから車がオーディオ・ルームみたいなもんです。

あと、自分の作品では、車を使った移動撮影をよく行なってまして、“音楽と車”とはまさに僕の仕事そのものって側面もありますね。クレーンとか移動車とかはもちろんなんですが、僕が普段乗ってるトラック(下記写真がそれです)の荷台にカメラを乗せて走り回って撮ったり、最近荷台付きの原付を買ったので、それにもカメラをのせたりして撮りまくってますね。

僕にとって音楽と結びつくダイレクトな視覚イメージの多くは、車を運転しているとき目にする映像なのかもしれません。すばらしい音楽には、素敵な車窓の風景がよく似合います。

そんなわけで(?)、熊木杏里『私は私をあとにして』、お勧めです。

直

直(ちょく)

映像ディレクター

75年生まれ、愛知県一宮市出身の映像ディレクター。邦楽アーティストのプロモーション・ビデオ、ライヴ映像等を多数手掛ける。最近の自信作は、熊木杏里「朝日の誓い」「ひみつ」、土岐麻子「ファンタジア」、凛として時雨「DISCO FLIGHT」とのこと。

2007-12-17 Mycar-life *「Music*car=life」は毎週月曜日更新予定です。