【DIATONE SOUND.NAVI NR-MZ80】全容をリポート! #2: サウンド・インプレッション(試聴ルーム編) | Push on! Mycar-life

【DIATONE SOUND.NAVI NR-MZ80】全容をリポート! #2: サウンド・インプレッション(試聴ルーム編)

すでに各所で話題沸騰の「DIATONE SOUND.NAVI」NR-MZ80シリーズ。先週に引き続き、今週からはサウンド・インプレッションをお伝えしていこう。今モデルの技術的な特長も併せてじっくりと解説していく。

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【DIATONE SOUND.NAVI NR-MZ80】全容をリポート!

すでに各所で話題沸騰の「DIATONE SOUND.NAVI」NR-MZ80シリーズ。先週に引き続き、今週からはサウンド・インプレッションをお伝えしていこう。今モデルの技術的な特長も併せてじっくりと解説していく。


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三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」大注目のニューカマー『NR-MZ80シリーズ』の全容をリポート! #2: <span>サウンド・インプレッション(試聴ルーム編)</span>#1

三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」大注目のニューカマー『NR-MZ80シリーズ』の全容をリポート! #2: <span>サウンド・インプレッション(試聴ルーム編)</span>#2

さて、先週の当記事で、「一聴してわかるほどさらに音がよくなっている」という結論だけはお伝えした。それはどのくらいのレベルだったのか。

最初に、試聴システムをご紹介しておきたい。NR-MZ60PREMIとNR-MZ80PREMIを聴き比べる形で進行していった。アンプはそれぞれの内蔵アンプ。スピーカーはダイヤトーンの最高峰、DS-SA1。この至高のスピーカーを内蔵アンプで鳴らすという、通常ではほとんどあり得ないであろう組み合わせだ。

まずはNR-MZ60PREMIから聴かせていただいた。いやはや、内蔵アンプで鳴らしているとは思えない…。DS-SA1の極上のサウンドを堪能できた。やはりNR-MZ60PREMIの実力はさすがだ。

そしていよいよNR-MZ80PREMIにケーブルが差し替えられることに。正直、良くなっていたとしても大きな差があるとは思えない。その差を聴き分けられるのか…、という一抹の不安を禁じ得なかった。

しかし…。

最初の一瞬の出音で、明らかな違いを感じ取ることができた。NR-MZ60PREMIで聴いていたのと同じ音源なのに、迫力が増しているのだ。説得力が増していて、ぐいぐいとこちらに迫ってくる。

耳で聴いて充実感を感じるのはもちろんだが、体が勝手に音の良さに反応し、鳥肌が立った。

これはとりもなおさず、S/N、ダイナミックレンジが向上しているからなのだと思う。情報量も明らかに増えている。それらによって、音楽のパワー、感動力が上がったのである。

中低域がよりしっかりした印象も強い。どっしりと地に足がついたサウンドになっていた。そしてとにかく、緻密で繊細。高域の耳あたりの心地良さはなんともいえない。


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三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」大注目のニューカマー『NR-MZ80シリーズ』の全容をリポート! #2: <span>サウンド・インプレッション(試聴ルーム編)</span>#3

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先週の記事中で「回路とパーツが徹底的に見直されている」とも書いたが、その見直し度合いは相当なレベルのようだ。聞けば、回路の見直しとパーツの最適化をとことん推し進めたという。そして、DA-PX1にも採用されている「ピュアデジタルアイソレーター方式」、「リモート伝送バッファアンプ」、「DACマスタークロック方式」、「AD独立ローカル電源方式」を投入。これらはすべて、DA-PX1がDA-PX1たり得るための重要部分。それらをこのNR-MZ80シリーズにも投入したというわけだ。ちなみに、後半の2つは、実はNR-MZ60にも搭載されていたという。それぞれが最高のパフォーマンスを発揮できるように、さらに回路をチューニングしたとのことだ。

DA-PX1の技術を投入するにおいては、むしろPX1の回路設計をする以上の難しさがあると思われる。単純に並行移動で持って来られるものではない。内部のスペース、構造、機構、さらにはコストの問題も含めて、それが簡単でなかったことは容易に想像が付く。しかしこの音を聴く限り、この取り組みが成功していることを疑う余地はないだろう。

来週は、DSPに関する詳しい解説と、デモカーでの試聴の様子をお伝えしたいと思う。さらにNR-MZ80のストロングポイントを明らかにしていきたいと思っている。

《太田祥三》

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