![新製品を試聴できるcarrozzeriaロードショー速報中部エリア:2007年11月25日(日)ラグーナ蒲郡[愛知]](image/fig_title_pioneer071129.jpg)
先月10日に発表されたカロッツェリアの新製品、PRS-A900とTS-1RSIIシリーズを搭載したデモカーが完成され、全国各所でのロードショーが順次開催される予定となった。デモカーは色々な組み合わせでインストールされた5台。車種もオーソドックスなセダンからステーション・ワゴン、オープンのスポーツ・タイプなど様々で、カーオーディオ・ファンも注目。年末まで毎週各地で行われるイベントの模様をお伝えします。


今回のcarrozzeriaロードショー中部地区は気持ちの良い快晴に恵まれ来場者数も過去最高人数を記録。
この陽気に誘われたのか初めてカーオーディオを体験するユーザーも一日を通して多数の方が参加しcarrozzeriaデモカーを興味津々に試聴してカーオーディオの楽しさを体験する様子が見られた。評論家 長谷川氏のセミナーも会場に溢れんばかりのユーザーが参加していて講演が終わった後にも熱心なユーザーと長谷川氏のオーディオ談義に花が咲きcarrozzeria最新スピーカーやパワーアンプの素晴らしさを実感しながらカーオーディオの楽しさを感じていた。
ユーザー自身のお気に入りCDで試聴できる機会はなかなかないので全てのデモカーには多数のユーザーが順番待ちの列をなしており、ユーザー同士がカーオーディオの話で盛り上がっているのも多数見ることができた。今回は地区有力ショップのcarrozzeria χ搭載デモカーも展示され常連のユーザーだけではなく他店で施工したユーザーや初めて体験するユーザーが各ショップのデモカーを聴き比べショップに直接質問するユーザーが多く見られた。自分に合ったカーオーディオの形を探っているユーザーにとっては貴重な機会だったはずだ。
回を重ねるごとに盛り上がっているcarrozzeriaロードショーが近くに来たときには是非参加してみよう!

早速デモカーの紹介をしたい。最初はプジョー407。これは天童の東北パイオニア・スピーカー開発チームが作ったものだそうだ。
システムはTS-1IIRSを聴くための最も標準的な組み合わせといってよく、RS-D7xIIIからRS-A9およびA7が各1台ずつ。これでTS-1RSIIの3ウェイを鳴らす。カロッツェリアxのフルシステムである。トゥイーターはAピラーに、ミッドはミラー裏に取り付けられ、ドアを閉めると両者は極めて近接した位置に来る。ここがひとつのポイントになるようだ。ミッドウーファーはアウターバッフルでドア下部に配置。板で補強が行われている。またサブウーファーはリアトレーに2基。トランクにアンプ2台が埋め込まれた形である。
スピーカーの上2つがほとんど一体化してつながりがよく、刺々しさや硬質感を出さないところにこのシリーズの特徴がよく現れている。例えばジャズのピアノは芯がしっかりして歪みっぽさがなく、トロンボーンは厚手の音色で動きが軽快だ。アカペラの位置関係が明確で、ボーカルにも無理がない。オーケストラは颯爽とした再現にスピードの速さが感じられる。5台のデモカー中、スピーカーの滑らかさが最もよく反映された音調だ。
システムはこちらをご覧下さい→PEUGEOT 407
2台目はメルセデスベンツのE230W。広い車質空間を生かしたインストールといえる。システムはやはりカロッツェリアxだが、スピーカーの各ユニットにRS-A9およびA7を1台ずつあてがってブリッジで駆動するという贅沢な構成が目を引く。当然ドライブは強力になり、TS-1RSIIの再現力をいっそう深く引き出すことが可能だ。ダッシュボードのヘッドユニット下部にラインフィルターRD-7xを埋め込んでいるのも面白い。
トゥイーターはAピラーだが、ミッドはドア上部に配置。左右対向型となるが、やや上向きに振って平行を微妙に避けているのが細かな工夫の一つといえそうだ。
ジャズはシンバルやトロンボーンが鮮やかな輝きを示す。アンプのブリッジ接続を強調したパワー優先の音作りではなく、ディテールを鮮烈に彫り起こそうという印象だ。ピアノ・ソロではタッチが明快で切れがいい。またアカペラやボーイソプラノは声のニュアンスや表情のディテールをきめ細かく追いかけている。高低両端でのエネルギーも強力だが、それでいて少しもうるさくならないのが、新しいスピーカーの威力というべきだ。
システムはこちらをご覧下さい→MERCEDEZ BENZ E230W
3台目はメルセデスベンツML320。これは少し変わったコンセプトで、実用性も意識したシステム構成といっていい。グローブボックスの表にヘッドユニットとカーナビが取り付けられている。カロッツェリアxのデジアナ・タイプで、アンプにはRS-A70を3台使用。サブウーファーはラッゲージに2基搭載されているが、取り付けてあるバッフルはアルミボードのようだ。
トゥイーターはAピラーだが、ミッドはダッシュボード左右のベンチレーター下に取り付けてあるのがクルマの特徴を生かしてユニーク。ミッドウーファーはアウターバッフルだが、フロアすれすれぐらいのかなり低い位置にインストールされている。センターとリアも用意されて6.1chにも対応できる態勢だが、現在は2chのみのようである。
ごくオーソドックスで無理のない音調は、デジアナらしさの現れかもしれない。高域の暴れを抑えて伸びがよく、こういうインストールができるのも高域方向で非常にスムーズなレスポンスが得られたRSIIの賜物といえそうだ。ピアノは深く輪郭が明瞭。ジャズではにじみのない低音が生きる。ボーイソプラノやアカペラは声の肉質感が厚く、オーケストラでも質感が生き生きとしている。RSIIをアナログ・アンプで鳴らすとこうなるのかというところに興味を引かれるシステムだ。
システムはこちらをご覧下さい→MERCEDEZ BENZ ML320
4台目はBMWのZ4。オープン・タイプのスポーツカーだ。クルマのコンセプトに合わせて、システムもいたってシンプル。ヘッドユニットはDEH-910と思い切って簡素にまとめ、アンプはRS-A900。スピーカーはTS-10RSの2ウェイとしている。つまり新しいアンプA900を聴くべきデモカーというわけである。
トゥイーターはミラー裏だが、ミッドウーファーはキックの奥深くに収めている。サブウーファーは使わず、この点でもシンプルに徹したシステムといえる。
A900がRS10を実によく鳴らしている。駆動力の高さが実感できる鳴り方で、充実感に富んだ音調だ。ジャズではベースのタッチが明瞭でにじみがなく、トロンボーンも響きが厚い。アカペラは濁りのない質感で声の表情が素直に描かれている。ボーカルも表情がいい。オーケストラは歯切れがよく、A900というアンプの抑揚の細かさ、表現力の高さを味わうのにぴったりのデモカーとなった。
システムはこちらをご覧下さい→BMW Z4
最後はBMWの320T。6.1chシステムが体験できる。ヘッドユニットはAVH-P900DVA。オートサーバーAVIC-H099を介してRS-A900を3台搭載している。スピーカーは各チャンネル全てTS-10RS。サブウーファーはRS-W10RSを実に4基ラッゲージに収納するという強力な構成だ。そのラッゲージにはモニターTVM-W1100を5基並べ、フリップダウンでもう1基が降りてくる。豪華そのものといってもいいカーシアターである。
6.1chで映画を見ると、明瞭でメリハリの利いた音調が快い。サブウーファー4基によるLFEはもちろん強烈。セリフはにじみがなく当たりが柔らかだ。チャンネル間の分離がよく、それがサラウンドの広がりを大きなものにしている。
CDはピントがよく合って音調に誇張がない。ジャズは厚みがちょうどよく、ベースも明快に弾む。ピアノはタッチの質感がよく、響きにも富んだ鳴り方だ。ボーイソプラノやボーカルは声の質感がナチュラルでハーモニーにも濁りがない。
映画にも音楽にも自然な感触の整った高品位なマルチチャンネル。アンプの底力が感じられるシステムである。
システムはこちらをご覧下さい→BMW 320T
次回のcarrozzeriaロードショーは12月2日(日)関西エリア『神戸ベイシェラトンホテル[六甲アイランド]』です!
詳しい内容はこちらをご覧下さい→carrozzeriaロードショー関西エリア概要
2007-11-29 [TEXT:井上千岳/ PHOTO:南条良明、パイオニア]