新製品を試聴できるcarrozzeriaロードショー速報北海道エリア:2007年10月20日(日)富良野チーズ工房

今月10日に発表されたカロッツェリアの新製品、PRS-A900とTS-1RSIIシリーズを搭載したデモカーが完成され、全国各所でのロードショーが順次開催される予定となった。デモカーは色々な組み合わせでインストールされた5台。車種もオーソドックスなセダンからステーション・ワゴン、オープンのスポーツ・タイプなど様々で、カーオーディオ・ファンの注目を集めることは間違いない。今回から毎週各地で行われるイベントの模様をお伝えすることにしたい。

講演風景

皮切りの第1回は今月20日、北海道富良野市の富良野チーズ工房。(株)ふらの農産公社が運営するチーズ作りの体験コーナーやレストランなども併設された洒落た施設である。もちろんここで生鮮されたチーズも販売され、観光バスでおとずれるツアー客も少なくない。

当日は折からの寒気団到来で一足早く真冬の体験までしてしまったが、白樺を始め黄や赤に色濃く染まった紅葉とことのほか美しい。その中にデモカー5台がずらりと並び、車質内やトランクを覗きこむカーオーディオ・ファンの姿が目立つ。午後からはパイオニア・カーサウンドコンテストの審査員としても知られる長谷川教通氏のセミナー「音楽を愉しもう」も行われ、これに合わせてやってきたのか次々にクルマが到着して、駐車場は満車状態だった。

PEUGEOT 407

PEUGEOT 407

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早速デモカーの紹介をしたい。最初はプジョー407。これは天童の東北パイオニア・スピーカー開発チームが作ったものだそうだ。

システムはTS-1IIRSを聴くための最も標準的な組み合わせといってよく、RS-D7xIIIからRS-A9およびA7が各1台ずつ。これでTS-1RSIIの3ウェイを鳴らす。カロッツェリアxのフルシステムである。トゥイーターはAピラーに、ミッドはミラー裏に取り付けられ、ドアを閉めると両者は極めて近接した位置に来る。ここがひとつのポイントになるようだ。ミッドウーファーはアウターバッフルでドア下部に配置。板で補強が行われている。またサブウーファーはリアトレーに2基。トランクにアンプ2台が埋め込まれた形である。

スピーカーの上2つがほとんど一体化してつながりがよく、刺々しさや硬質感を出さないところにこのシリーズの特徴がよく現れている。例えばジャズのピアノは芯がしっかりして歪みっぽさがなく、トロンボーンは厚手の音色で動きが軽快だ。アカペラの位置関係が明確で、ボーカルにも無理がない。オーケストラは颯爽とした再現にスピードの速さが感じられる。5台のデモカー中、スピーカーの滑らかさが最もよく反映された音調だ。

システムはこちらをご覧下さい→PEUGEOT 407

MERCEDEZ BENZ E230W

MERCEDEZ BENZ E230W

MERCEDEZ BENZ E230W MERCEDEZ BENZ E230W MERCEDEZ BENZ E230W MERCEDEZ BENZ E230W

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2台目はメルセデスベンツのE230W。広い車質空間を生かしたインストールといえる。システムはやはりカロッツェリアxだが、スピーカーの各ユニットにRS-A9およびA7を1台ずつあてがってブリッジで駆動するという贅沢な構成が目を引く。当然ドライブは強力になり、TS-1RSIIの再現力をいっそう深く引き出すことが可能だ。ダッシュボードのヘッドユニット下部にラインフィルターRD-7xを埋め込んでいるのも面白い。

トゥイーターはAピラーだが、ミッドはドア上部に配置。左右対向型となるが、やや上向きに振って平行を微妙に避けているのが細かな工夫の一つといえそうだ。

ジャズはシンバルやトロンボーンが鮮やかな輝きを示す。アンプのブリッジ接続を強調したパワー優先の音作りではなく、ディテールを鮮烈に彫り起こそうという印象だ。ピアノ・ソロではタッチが明快で切れがいい。またアカペラやボーイソプラノは声のニュアンスや表情のディテールをきめ細かく追いかけている。高低両端でのエネルギーも強力だが、それでいて少しもうるさくならないのが、新しいスピーカーの威力というべきだ。

システムはこちらをご覧下さい→MERCEDEZ BENZ E230W

MERCEDEZ BENZ ML320

MERCEDEZ BENZ ML320

MERCEDEZ BENZ ML320 MERCEDEZ BENZ ML320 MERCEDEZ BENZ ML320 MERCEDEZ BENZ ML320

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3台目はメルセデスベンツML320。これは少し変わったコンセプトで、実用性も意識したシステム構成といっていい。グローブボックスの表にヘッドユニットとカーナビが取り付けられている。カロッツェリアxのデジアナ・タイプで、アンプにはRS-A70を3台使用。サブウーファーはラッゲージに2基搭載されているが、取り付けてあるバッフルはアルミボードのようだ。

トゥイーターはAピラーだが、ミッドはダッシュボード左右のベンチレーター下に取り付けてあるのがクルマの特徴を生かしてユニーク。ミッドウーファーはアウターバッフルだが、フロアすれすれぐらいのかなり低い位置にインストールされている。センターとリアも用意されて6.1chにも対応できる態勢だが、現在は2chのみのようである。

ごくオーソドックスで無理のない音調は、デジアナらしさの現れかもしれない。高域の暴れを抑えて伸びがよく、こういうインストールができるのも高域方向で非常にスムーズなレスポンスが得られたRSIIの賜物といえそうだ。ピアノは深く輪郭が明瞭。ジャズではにじみのない低音が生きる。ボーイソプラノやアカペラは声の肉質感が厚く、オーケストラでも質感が生き生きとしている。RSIIをアナログ・アンプで鳴らすとこうなるのかというところに興味を引かれるシステムだ。

システムはこちらをご覧下さい→MERCEDEZ BENZ ML320

BMW Z4

BMW Z4

BMW Z4 BMW Z4 BMW Z4

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4台目はBMWのZ4。オープン・タイプのスポーツカーだ。クルマのコンセプトに合わせて、システムもいたってシンプル。ヘッドユニットはDEH-910と思い切って簡素にまとめ、アンプはRS-A900。スピーカーはTS-10RSの2ウェイとしている。つまり新しいアンプA900を聴くべきデモカーというわけである。

トゥイーターはミラー裏だが、ミッドウーファーはキックの奥深くに収めている。サブウーファーは使わず、この点でもシンプルに徹したシステムといえる。

A900がRS10を実によく鳴らしている。駆動力の高さが実感できる鳴り方で、充実感に富んだ音調だ。ジャズではベースのタッチが明瞭でにじみがなく、トロンボーンも響きが厚い。アカペラは濁りのない質感で声の表情が素直に描かれている。ボーカルも表情がいい。オーケストラは歯切れがよく、A900というアンプの抑揚の細かさ、表現力の高さを味わうのにぴったりのデモカーとなった。

システムはこちらをご覧下さい→BMW Z4

BMW 320T

BMW 320T

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最後はBMWの320T。6.1chシステムが体験できる。ヘッドユニットはAVH-P900DVA。オートサーバーAVIC-H099を介してRS-A900を3台搭載している。スピーカーは各チャンネル全てTS-10RS。サブウーファーはRS-W10RSを実に4基ラッゲージに収納するという強力な構成だ。そのラッゲージにはモニターTVM-W1100を5基並べ、フリップダウンでもう1基が降りてくる。豪華そのものといってもいいカーシアターである。

6.1chで映画を見ると、明瞭でメリハリの利いた音調が快い。サブウーファー4基によるLFEはもちろん強烈。セリフはにじみがなく当たりが柔らかだ。チャンネル間の分離がよく、それがサラウンドの広がりを大きなものにしている。

CDはピントがよく合って音調に誇張がない。ジャズは厚みがちょうどよく、ベースも明快に弾む。ピアノはタッチの質感がよく、響きにも富んだ鳴り方だ。ボーイソプラノやボーカルは声の質感がナチュラルでハーモニーにも濁りがない。

映画にも音楽にも自然な感触の整った高品位なマルチチャンネル。アンプの底力が感じられるシステムである。

システムはこちらをご覧下さい→BMW 320T


次回carrozzeriaロードショーは10月28日(日)北陸エリアとなります!

詳しい内容はこちらをご覧下さい→carrozzeriaロードショー北陸エリア概要

2007-10-25 [TEXT:井上千岳/ PHOTO:南条良明]

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