ついに揃ったフルシステム 驚愕のデジタルプロセッサー『AZ-1』登場!

#4: 続々と導入されるAZ-1の極みを聴く

かつてない高性能を誇るデジタル・プロセッサー、ビーウィズAZ-1の登場から1ヶ月。有力インストーラーがAZ-1の先進性とハイ・パフォーマンスに着目しショップ・デモカーに続々と採用している。そして既に20店以上のショップがデモカーを完成させているのだ。その幾つかを聴く機会を得たが圧巻だったのは千葉のプロショップ・ヴォーグのSL-55AMG。

VOGUE SL-55AMG

ビーウィズでは近年エンクロージャー方式を推奨してきたが同店では一品生産のアルミ削り出しのオリジナル・エンクロージャーを完成させていた。アルミ鍛造ブロックから1基ずつ精密切削加工によって製造される同店オリジナル・エンクロージャーはウッドやファイバー製に比べ遥かに高い強度を有している。その強度の高さから木製やファイバー製に比べると肉厚も薄くできるので十分な容積も確保できることになる。しかも、その形状は内部定在波の発生を防ぐべく平行面が少なくなっている。この超精密なエンクロージャーに搭載されたコンフィデンスC-130の測定データは理想的なカーブを描き出していた。

VOGUE SL-55AMG VOGUE SL-55AMG

(サムネールはクリックで拡大。拡大後は写真右側クリックで進む:左側クリックで戻る)

ヴォーグのSL-55AMGはエアコン吹き出し口にC-50トゥイーターをインストールしているという以外はオリジナル・インテリアの雰囲気を大きくスポイルしていないのが好ましい。今回のSL-55AMGのように純正システムを残しつつソース源の高音質化を図れるのはビーウィズ、ミラーメディアMM-1ならではの大きなアドバンテージだ。

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そのMM-1の信号はスマート・インターフェースからAZ-1に伝送され、帯域分割やタイムアライメント調整などを行い4基のビーウィズ、アキュレートA-110Sに送り込まれる。同点オリジナルのアルミ削り出エンクロージャーはブラック・レザー仕上げが施され純正位置にインストールされていた。サウンドはコンフィデンス・シリーズらしいワイド&フラットな周波数特性を実現し、ナチュラルな質感と豊富な情報量を得ていた。そしてサブウーファーを搭載しているのでは、と思えるほどの帯域まで良好な低域レスポンスを確保し低音楽器の基音や空気感をクリアかつリアルに再現する。そして膨大な情報と広大なDレンジを有するクラシック系の高音質ソフトのトゥッティも危なげなく再生し、音像定位や音場にまったく揺らぎを感じさせないのは高剛性なアルミ削り出しエンクロージャーの効果だろう。またパワフルな低音のビートが連続するコンテンポラリー系ソフトでも低音楽器の音像に十分な厚みを感じさせながら軽やかに立ち上がり、制動を甘くすることもない。ヴォーカルやソロ楽器もナチュラルな質感で鮮度も高く瑞々しい表情が得られていた。そして音像の実在感や生々しい表情は録音時のモニター・スルーのサウンドを髣髴とさせるものがある。再生装置の存在を忘れさせるアキュレートなサウンドにより音楽の姿をありのままに描き出してくる辺りは、AZ=―1の圧倒的なパフォーマンスとアルミ削り出しエンクロージャーの完成度の高さ、そしてインストールと調整の確かさを物語っている。

2007-10-25 [TEXT:小林貢/ PHOTO:木村博道]

*記事中の価格表示は特記がない場合、税込標準小売価格です。