評論家が推薦する『under50万円』システム

#3: 竹内賢治 choice

合計金額¥488,250
carrozzeria AVH-P900DVA ¥231,000
RockfordFosgate T400-2 ¥67,200
SONIC DESIGN TBM-2577A/NWL ¥87,150
SONIC DESIGN TBM-SW77 ¥92,400
carrozzeria CD-IB10ll ¥10,500

AVH-P900DVA T400-2 TBM-2577A/NWL TBM-SW77 CD-IB10ll

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50万円システムの提案と言うことなので、ナビゲーション導入や、地デジ、はたまた6.1chシアターへの発展性を見据えてのヘッドユニットを選択。Hi-Fi性を抱きながら音に触れた感動をもたらす最高峰のAVメインユニットとして、徹底的なスペックの追求で高音質を狙ったカロッツェリアのAVヘッドユニットAVH-P900DVAをチョイスし、音楽が堪能できるシステムの構築を図ってみる。

AVH-P900DVAはD/Aコンバーターに「バーブラウン高性能192kHz/24bitΔΣ方式D/Aコンバーター」を採用し、圧倒的なワイドレンジとダイナミックレンジを確保。さらに原音の繊細さと迫力を余すところなく再現するPower MOS FET 50W×8chパワーアンプを搭載している。また6.1ch&2ch対応の本格DSPを搭載。オートタイムアライメント&オートイコライザー、マルチチャンネル&2チャンネルに対応したデジタルクロスオーバーネットワーク、オートタイムアライメント&オートイコライザーなど高機能を搭載している。なんと言っても7型ワイドVGAインダッシュ機なので、音も映像も、そしてナビゲーションもお任せという優れもののAVヘッドユニットと言うわけである。

そこで提案するのは内蔵アンプで駆動する2chの2+1システム。サブウーファーは外部アンプかパワードサブウーファーが指定されているので、ロックフォードのT400-2パワーアンプをチョイスする。サブウーファー用なのでPunchシリーズでも良いのだが、将来を見据えて音の良いPowerシリーズを選択。最新iPodはどれを選んでも魅力一杯なので、本来はT600-2選択なのだが余った予算でiPodアダプターのCD-IB10llを奢る。

選んだスピーカーはソニックデザインのTBシリーズ。小口径・高性能を謳い文句に標榜してきたソニックデザインが、小型・高性能のメリットを生かし、スピーカー本来のあり方、エンクロージャー方式をSDシリーズでカース用ピーカーに導入。そのSDのノウハウ、エンクロージャー化のUNITやSYSTEM構想を踏襲し、幅広くカーオーディオ人口を広げていくために生まれたのがTB(トレードインボックス)シリーズなのだ。

アルミダイキャストと特殊合成樹脂のハイブリッドエンクロージャーに77mmクロスマイクロファイバー振動板を搭載した、TBM-2577Aのネットワークレス機を内蔵アンプで駆動。サブウーファーはA4サイズの筐体に77mmクロスマイクロファイバーコーンウーファーを2本搭載したDVCタイプのTBM-SW77を選択。約4リットルのエンクロージャーは高剛性で適度な内部損失を備えた特殊樹脂のバックチャンバーと、アルミダイキャストのフロントバッフルで構成され、異種素材の組み合わせにより固有の鳴きを排除し、伸びと充実感のある低域を実現している。

少年合唱「リベラ」のソロヴォーカルは濁りがなく生々しい表情が得られ空間をしっかりと再現、バックのシンセサイザーもキメ細かく浮遊感があり、透明度の高い空間が得られるのもエンクロージャー方式ならではと言える。位相の精密さやディテールの緻密さが大いに影響し、声の質感はナチュラルで余韻もたっぷりと豊かで腰の浮いた響きとは全く違う。低域も深く沈みそれが響きに厚みを与えている。低域から高音域までナチュラルなサウンドを実現し、音楽を正確に再構築するという感である。

6.1chシアターへの発展性を見据えてと先に述べたが訂正。ジャンルを問わず音楽を瑞々しく再現してくれるシステムなので、ナビゲーションを追加して普通に音楽を聴くのなら一生! 飽きるまでこのシステムで十分のはず。上を目指すのなら、この間にせっせとDigicore 808預金。後はDigicore 808+ニューNと言う選択しか無いからだ。

2007-09-20 [TEXT:竹内賢治/ PHOTO:メーカー各社]

*記事中の価格表示は特記がない場合、税込標準小売価格です。