
carrozzeria TS-Z171PRS 63,000円 17cmセパレート2ウェイスピーカー
カロッツェリアのZ-PRSシリーズは13cm口径2ウェイ機TS-Z131PRSと17cm口径2ウェイのTS-Z171PRSの2もモデルで構成されている。当然ながら両機ともコンセプト、技術、素材は共通で投入された物量やサウンド・クォリティを考えると抜群のコストパフォーマンスを誇る製品といえる。ウーファーは新たに開発したIMXアラミドファイバーのコーン型。アラミド繊維とガラス繊維間に発泡PPとアラミド素材の混抄材を投入した3層構造で軽量・高剛性化を果たすとともに耐久性、耐候性を高めている。

また、見るからに剛性の高そうなフルバスケットフレームを採用しているのも大きな魅力であり特徴だ。ソフトドーム型トゥイーターは一般的な製品より少し大きめな28mm口径として低域レスポンスを高めながら軽量化を実現し高域特性も向上させているという。トゥイーターの低域再生能力が向上したことでネットワークのクロスオーバー周波数は低めに設定、中音域の指向特性を高め実装時の周波数特性も向上させた。また、このネットワークは大型空芯コイルや音響用フィルム・コンデンサーなど高品位パーツを投入し高音質化を図っているのも見逃せない。それだけに十分なレンジを確保しナチュラルなサウンドを聴かせワンポイント・マイク録音やライブ録音などシンプルな録音のソフトは鮮度の高いサウンドで生き生きとしたプレイが甦る。

またサブウーファーなしでもキックドラムの空気感やウッドベースの胴鳴りが明瞭に再現され、しかも低域の解像度や制動を甘くすることがない。ジャズ系女性ヴォーカルは適度に艶やかさが感じられるが、それを強調することなく瑞々しい表情を引き出してくれた。そして低域特性に優れたトゥイーターの効果で音像も実在的に描き出す。ポジションとしては既存のRS10シリーズとTS-V7Aの狭間を埋める製品と考えられるがインストールや駆動アンプ次第ではRSシリーズを凌ぐサウンドも得られるのでは、と思えてくるパフォーマンスの高さが感じられた。
2007-08-02 [TEXT: 小林貢 / PHOTO: パイオニア]
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