
11月初旬、西日本新聞社から2年連続CESでイノヴェーション・アワードを獲得することは快挙ですよネとコメントを求められ、「Accurate A-110S」と「モニタースピーカーH-1」の「イノベーション・アワード」受賞を知り心の中で拍手喝采する。
輸入代理店であったビーウィズがオリジナルスピーカーを開発中と言うニュースに驚き、リリースされたConfidenceサウンドに驚嘆して5年。その間にAccurate、Referenceとカー用スピーカーを順次発表することで変芯コーンは高音質という常識を作り上げ、確実にその地位を向上し、Referenceアンプの導入でカーオーディオ界の最先端を行くメーカーと成った感のあるビーウィズ。
音楽を描き切るスピーカーとしてカー用だけでなくホームの世界にも積極的にチャレンジ。アルミダイキャストのモノコック構造エンクロージャーにC-50とC-130をマウントしたモニタースピーカー「H-1」を開発導入。
輸入代理店としてモニター付きルームミラーを扱ってきた同社は、視認性の良いルームミラーに高輝度モニターとCFプレーヤーを搭載すると言う画期的な「ミラーメディアMM-1」を発表。その音の良さと斬新な機能が認められ、「2006インターナショナルCES」でイノベーション・アワードを獲得。
その余韻が醒めやらぬ2月の大阪オートメッセ。ビーウィズ・ブースに展示された新製品で業界に震撼が走った。それはミラーメディアのデザインコンセプトを踏襲した筐体に卓越した技術力とデバイスを封入し100W×1chのパワーを発生するモノラルアンプAccurate A-110S。試聴予約すること2日目で聴けたデモカーは、音が良いという次元の話ではない。音楽構成を的確に描写、特に情報量が豊かで軽くて深く沈んだ低音、マーラー5番、ピアニッシモでの大太鼓の表現力は感動モノとしか言えぬ再現性であった。
鳥栖の技術の真骨頂! A-110SとH-1が2007インターナショナルCESてイノベーション・アワードを獲得したのだ。音楽再生に必要なプレーヤー、パワーアンプ、スピーカーという3部門でイノベーション・アワード。
この組み合わせで音楽を聴くという嗜好の世界。アワードシステムの組み合わせは何が何でも聴かねばと鳥栖に出かけてしまった。
視聴室に鎮座するレッドのエンクロージャーが美しH-1に触れ、はやる気持ちを抑えながらMM-1にCFを挿入。最初の曲「アローン・トゥギャザー」は、密度感を伴いライブらしい鮮度の高い音が流れ出してきた。ベースやドラムのタッチが生々しい。ボーイソプラノの「リベラ」は、豊かな余韻で濁りなくハーモニーが空間に澄み渡る。ヴォーカルのニュアンスは至って繊細。「ブラームス」は解像度が高く、全員で演奏するトゥッティも見事な表現を見せ、ステージの空間が明確に描きだされる感。
ランディ・クロフォードの「フィーリング・グッド」は、ヴォーカルの音像に実体感があり表情も生々しい。神の声と言われる、ルチアーノ・パヴァロッティの「ティ・アドーロ」は、バックの楽器や深く沈んだ低音に支えられ、テノールがくっきりと目の前に浮かび、豊かな表情が多彩に変化を魅せてくれる。