Polk Audioブランド最新スピーカーSRシリーズの実力を探る

大学を卒業して間もない二人のオーディオ・ファイル、Matthew Polk(マシュー・ポーク)氏とGeorge Klopfer(ジョージ・クロファー)氏によってメリーランド州ボルチモア1972年に設立されたのがポーク・オーディオ。同社は「ハイエンド・スピーカーのサウンドをリーズナブルな価格で」というポリシーに基づき製品開発を行ってきた。

BEWITH-Polk Audioデモカー

そんな同社はホームオーディオのジャンルで大きな成功を集めたが早い時期からカーオーディオ界へも進出しシェアを拡大している。そして1990年代末からはスポーティなアルミホイールやステアリングで多くのクルマ好きから支持されているイタリアの名門ブランドMomoデザイン社とのコラボレート・ブランドPolk/Momoを展開している。

BEWITH-Polk Audioデモカー

今回、同社の最新デモカーを取材することができた。クルマは、虚飾を感じさせることのない堅実な作りでクルマの基本性能を追求した感のあるフォルクス・ワーゲンの新型パサートだった。搭載されているのはPolk Audioブランドの最新スピーカー13cm口径セパレート2ウェイ機SR5250だ。本機はセパレート2ウェイ、同軸2ウェイ・スピーカーとしてもインストールが可能。ウーファーはAerated PolypropyleneCone(軽量高強度AIR封入ハニカム構造ポリプロピレンコーン素材)振動板、トゥイーターはリングラジエーター方式を採用しているのが特徴。ウーファー、トゥイーターともに強力なネオジウムマグネットの磁気回路を搭載している。トランクルームに搭載されたサブウーファーは25cm口径のSR104、駆動アンプは現在、世界最強といえるビーウィズのアキュレートA-110Sが3基。フロントドアのミッド・ウーファー、サイドミラー裏にインストールされたリングラジエーター方式トウイーターも違和感なくインストールされている。そして3基のA-110SとSR104サブウーファーもトランクルームにスッキリと収まり堅実な新型パサートの機能性や実用性を損ねていないのが好ましい。

BEWITH-Polk Audioデモカー

サウンドは両エンドがスムーズに伸び低域は25cm口径サブウーファーとは思えない量感を有した安定感のあるバランスを得ている。それでいて解像度を甘くすることがないのはSN比、駆動力が高いA-110Sの威力だろうか?中高域も強調感がなくナチュラルな質感が得られトランペットなど金管楽器は適度な張りと輝きが感じられピアノのアタック音もタッチが明快でアドリブ・フレーズに躍動感が溢れていた。聴感上でSN比も十分に確保され音場の透明度も高くディテールも明快に描き出すのはシンプルなシステム構成だからだろう。ヴォーカルも質感が自然で生き生きとした表情が得られブレスなどの細部もリアルさが感じられるが強調感がないのが好ましい。イタリア車の熱い走りを思わせる躍動的なサウンドが大きな魅力のデモカーだった。

BEWITH-Polk Audioデモカー

2006/11/2 [TEXT:小林貢 / PHOTO:箱崎太輔]

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