製品スポットレビュー

体験レポート

LE MANS LM703 / DUNLOP誕生から8年ますます進化を続けるダンロップのデジタイヤかつてない「静かさ」を手に入れた

製品スポットレビュー:「LE MANS LM703」誕生から8年。ますます進化を続けるダンロップのデジタイヤ。かつてない「静かさ」を手に入れた

去る4月21日金曜日、待ちにまったデジタイヤの試乗の日がやってきた。お伺いしたショップは滋賀県のボーン・トゥ・ランさん。同店は、カーオーディオの販売だけでなく、各種用品からクルマ販売まで、トータルにお任せできる総合専門店だ。スポットレビューでの紹介にひき続いて、ダンロップ「ルマンLM703」の良さを実証レポートする為、人気車「アルファード」に装着して、琵琶湖(湖岸道路)のドライブを行った。静粛性、ドライブ感覚はどう変わったのか…というポイントを検証してみたい。

ルマンLM730テスト装着車:アルファード

ルマンLM730テスト装着車:アルファード

ダンロップLE MANS LM703が目指すところをふりかえる…

118年前、世界初の空気入れタイヤを開発したダンロップ。一世紀以上に渡って、人とクルマと社会のための新しい技術を次々と開発し、1998年タイヤ史上に残る技術として評価を得たDigital Rolling Simulation「デジタイヤ」を発表。引き続き2002年には、実車走行に限りなく近いシュミレーションを実現し、Digital Rolling Simulation2を発表する。そして、2006年「デジタイヤ」は、またもや驚きに進化を遂げる。それが空気をシュミレートするDigital Rolling Simulation3だ。走行時におけるタイヤの内部の空気振動を徹底的に分析することで、室内に伝わる耳障りなロードノイズの低減が計られているという。独自の技術を駆使し、快適なクルマ空間の創造がこのタイヤの有利性と言えよう。

ルマンLM730装着車:アルファード

3つの大きな要素「パターンノイズ」「ロードノイズ」「空洞共鳴音」ノイズ低減技術を紐解いてみる

さて、このタイヤの3つの要素を少しおさらいしてみる。先ずは「パターンノイズ」。タイヤの横溝から発生するノイズで、トレッドパターンの工夫が施されることで可能となるが、ノイズシミュレーションにより横溝配置を適正化したパターンやピッチ配列を適正化した5ピッチカオス配列を採用。これによって多くのパターンノイズが低減されているのだ。「ロードノイズ」とは、荒れた路面を走ったときに起こる「ゴー」という振動音のこと。スチールブレーカーの振動を抑制することで防ぐことが可能となった。デジタイヤでは、ナイロン素材の4倍の剛性を持つ新素材ポリエチレンナフタレート(PEN)やハイブリッド・ポリアミドを最適位置に配置した構造を新開発し、ロードノイズを徹底的に押さえられている。「空洞共鳴音」は、路面の突起を乗り越えた時に起こる「パカン、パカン」という共鳴音や室内で共鳴し耳障りだと感じる周波数250Hz付近の連続音がある。従来の技術では、これらのノイズを消すことは困難と考えられていたが、このLM703では、空気圧力変動シミュレーションから得たデータを元に、特殊吸音スポンジを新開発。タイヤ内部に発生する空気の粗密波を取り除くことに成功し、空洞共鳴音の低減化が進められている。

2山構造(特殊吸音スポンジ)

2山構造(特殊吸音スポンジ)表面積増加により吸音効果を向上させ、タイヤ内でスポンジが受ける衝撃を効果的に分散する特殊形状を採用。

試乗インプレッション

以上、1998年に「デジタイヤ」が発表されてからこのDigital Rolling Simulation・第3期に突入し、ルマンLM703は「空気をもシミュレーションする独自の技術」をモットーに静粛性が向上したことが最大の魅力。だが、それだけではない特徴も持ち備えている。それは、これから説明するポイントだ。試乗のアルファードは、純正205/65/16からLM703シリーズ245/40/19へ。LXモード社の2/16 COMBINATION(ホイール名)と共に3インチアップが計られていているにもかかわらず、乗り心地感は以前と比べ、穏やかなドライブフィーリングを維持しながら路面の感触をしっかりとステアリングで感じ、スムーズな運転操作が第一印象だ。ミニバン特有の「ステアリングがとられやすい」「路面の感触が良くわからない」という感触を以前のタイヤでは感じていたと言うが(西川:談)装着後は、静かになっただけでなく、グリップ感覚をより感じながら安心して運転ができるようになったという。また、ルマンLM703のタイヤ外観は、他社のタイヤと比べ、なだらかな肩すじ(ショルダー角)形状ため、ワン・インチアップのタイヤを装着することができる。これは、ドレスアップユーザーにとっては、バンパー内に細やかに納めることができて、装着枠がより広くなった。

ルマンLM730装着車:アルファード

カーオーディオ的には…

「ゴー音」「ガー音」という路面を走った時に起こる振動音が少なくなった事、また路面の突起を乗り越えたときの共鳴音「パカン」という耳障りな感じが減り、車内はいっそう静かに。特に驚嘆したのは、3インチアップのホイール19インチ装備(タイヤ扁平率は65から40)にも関わらず、以前と同等もしくはそれ以上の静かさを手に入れたことだ。音楽を聴いている時、路面の耳障りなノイズが、低音階(低域)を邪魔して音楽をスポイルすることがある。カーオーディオは、より静かな環境が望ましい。第3期を迎えたデジタイヤLM703の存在価値はカーオーディオファンにとって「重要なアイテム」と最後に付け加えておこう。

ボーン・トゥ・ラン:西川常務『高級車だけでなく一般的なクルマまで、日進月歩、技術革新により、車内は静かになってきました。音楽を愉しむことにおいて静粛性はとても重要です。より静かへと車内を「防音」「制振」することも考えられるでしょうが、タイヤを換装することで静粛性とドライブフィールが向上すれば一石二鳥といえるのではないでしょうか』

ボーン・トゥ・ラン:西川常務


アルファードお薦めプラン(西川さんが提案するシステム一例)

アルファードおすすめプラン

ミラーメディア:ビーウィズMM-1

¥210,000(税込)

純正オーディオにアドオン装着できるルームミラータイプの3.5インチ型液晶モニター付きMP3プレーヤーがこのMM-1だ。ヘッドユニットとしてだけでなく、ナビモニターやバックカメラモニターとしても使えるスグレもの。シリコンオーディオの素晴らしいサウンドを聴いていただきたい。

スピーカー:ソニックデザインTBE-1877B

¥39,800(税込)

小口径ユニットをコンパクトなエンクロージャーに納め、安定したサウンドを奏でるトレードインボックスのコストパフォーマンスモデル。77mmバスミッドレンジコーンと18mmトゥイーターの2ウェイ構成だが、豊かでキレよいサウンドを放つ。

4チャンネルパワーアンプ:ビーウィズR-407

¥134,400(税込)

実効パワーの向上と音響パーツの見直しによる音質の向上を価格据え置きで実現。各チャンネル70Wを誇り、コンパクト且つ温度特性(熱をおびない)に優れているので、あらゆるスペースに取り付けができる。また、クロスオーバー内蔵によりサブウーファーとのシステムアップもできる。

2006/5/4 [TEXT:永松 巌 / PHOTO: 伊倉道男]