カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #111: MINI・Cooper S by Truth 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #111: MINI・Cooper S by Truth 前編

見て良し、聴いて良しの秀作オーディオマシンをご紹介している当コーナー。今月の1台目は、広島県の実力ショップ、Truthが製作したMINI・Cooper S。同店の最新デモカーだ。今週はリアのカスタムをご紹介しながら、デモカーとしてのコンセプトを解説していく。じっくりとお読みいただきたい。

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


見て良し、聴いて良しの秀作オーディオマシンをご紹介している当コーナー。今月の1台目は、広島県の実力ショップ、Truthが製作したMINI・Cooper S。同店の最新デモカーだ。今週はリアのカスタムをご紹介しながら、デモカーとしてのコンセプトを解説していく。じっくりとお読みいただきたい。


ピュアサウンドとパワーサウンド
2ウェイで聴かせられる万能デモカー!!



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赤、黒、白、シルバーでキメたラゲッジルーム。サブウーファーボックスには、前側に2発(カロッツェリア)後ろ側に3発(グラウンドゼロ)が取り付けられている。ピュアサウンドをデモする時は前側を鳴らし、パワーサウンドをデモする時は後ろ側を鳴らす。

このトゥルースのデモカー、MINI・Cooper Sは、同店のすべてをアピールするためのクルマ、と言っていい。カスタムワークの技術、ならびに、サウンドメイク術について、まさしく、魅せて聴かせるためのデモカーだ。

と言いつつ、どちらかというとむしろサウンドデモカーとしての色彩が強い。なんと、2通りのオーディオシステムのデモが可能なのである。1つは、ピュアサウンド、もう1つは低域を厚めにしたパワーサウンド、両方を聴かせることができるのだ。

それをどう実践するかというと…。まずはフロントスピーカー。取材時にはフラックスの最上機が装着されていたのだが、これをカロッツェリアのハイエンドスピーカー、1000RSシリーズへと簡単に交換可能だ。そしてサブウーファーもカロッツェリアのTS-W10RS×2発を鳴らすか、グラウンドゼロの8インチモデル×3発を鳴らすかを切り換えられる。フロントにカロッツェリアを使っている時は同ブランドのサブウーファーを鳴らし、フラックスを装着した時はグランドゼロのサブウーファーを鳴らす、という具合だ。

サウンドメイクの詳細は次週にお届けするが、どちらについてもそれぞれで調整を煮詰めてあり、またサブウーファーボックスの設計もそれぞれで変えてある。どの方向のサウンドであろうともハイクオリティに表現できることを、この1台のデモカーで示すことが可能なのだ。



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パワーアンプは、JLオーディオのトップエンドモデルを使用。プロセッサーにはカロッツェリアXのRS-P99Xを使っている。両サイドのアンプと中央のプロセッサーは、一段奥まった階層にインストールしてスッキリ感を演出。

その上でカスタムにも抜かりなく、というクルマなのである。まずは音のことを考え、そこで制約が出てくるのだが、その中で最大限魅せ場を作っていく、という方法論でカスタムは進められている。

トランクでいえば、最初に“サブウーファーを5発”という命題があり、それぞれをしっかり鳴らすことができるサブウーファーボックスを確実に作る、ということが最優先課題(同時に、エアサスタンクを収めることも必要命題だった)。それらを達成した上で、どのようにアンプ & プロセッサーをレイアウトするか、そして全体をどうデザインするかが考えられていった。

取られた作戦は、はっきりとした色(赤、白、黒)をベースカラーとして各所で使い分け、シックに仕上げていきながらもメリハリを上手く効かせていく、というもの。さらに、JLオーディオのパワーアンプのメタルボディに呼応させて、アルミパーツをスパイスとして効かせ、高級感もしっかりと表現。音ありきのクルマながらも、ハイインパクトなトランクを完成させた。

室内においては、ストックスタイルのカスタムを敢行。詳細をお見せするのは次週までのお楽しみとさせていただくが、一見何もやっていないように見せて、実はほぼほぼすべてに手が入っているという、玄人受けのするカスタムが実施されている。カスタムテクニックを披露するクルマでもあるのだが、そこのところをゴリ押しするのではなく、さりげなく魅せているあたりは憎いところ。サウンドデモの邪魔にならないように落ち着いたテイストとしつつ、手数はしっかりと掛けられている、というわけなのだ。



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サブウーファーボックスの天板部分には、渋く装飾パーツをあしらう。黒レザー、カーボンレザー(レッド)、アクリル、アルミと素材を使い分けて、シックかつ高級感たっぷりに飾り上げている。

さて、いかがだったろうか。聴かせる要素も魅せる要素も山盛りのデモカー、トゥルース作のMINI・Cooper S。

次週は、サウンドメイクの詳細をリポートしていく。インストールおよびチューニングにおいて、どのような工夫がされているのかを、たっぷりと解説していく予定だ。乞うご期待♪

《太田祥三》
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