カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #107: TOYOTA・PRIUS(オーナー・末長拓真さん) by S:iz(エスイズ) 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #107: TOYOTA・PRIUS(オーナー・末長拓真さん) by S:iz(エスイズ) 前編

サウンドとルックスの両面に磨きがかけられた秀作オーディオマシンをご紹介している当コーナー。今週と来週は、岡山県の実力ショップ・S:izが製作したこちらのプリウスをスペシャル・フィーチャーしていく。まず今回は、トランクセクションを多角的にお見せしつつ、カスタムコンセプトをじっくりと解説!

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


サウンドとルックスの両面に磨きがかけられた秀作オーディオマシンをご紹介している当コーナー。今週と来週は、岡山県の実力ショップ・S:izが製作したこちらのプリウスをスペシャル・フィーチャーしていく。まず今回は、トランクセクションを多角的にお見せしつつ、カスタムコンセプトをじっくりと解説!


とことん手数をかけて“フルカスタム”を展開しつつ
仕上がりはあくまでもエレガント & ハイセンス!!

「日々良い音を楽しみながら、ナイトミーティング等のイベントで目立つ」、これがオーナー・末長さんにとっての、愛車プリウスの存在意義だ。サウンドとルックスのどちらが優先かと聞かれれば、まずはルックスありきなのだが、見た目をキメた上で日常生活の中でもカスタム・オーディオを楽しみ尽くそうとするスタンスなのだ。

というわけで、音にもコダワリが注入されているのだが、サウンドシステムについては次週にご紹介する。今週は、“イベントで目立つ”ためのカスタムを、どのように展開しているのかについてじっくりと解説していきたい。



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光量の多いマルチカラーLEDを用いつつも、デザインがシャープで、かつ空間の使い方にも余裕があり、仕上がりはいたってエレガント。高級感を上手に演出できている。大量に使われているエクセーヌも効いている。

まずベースにあるカスタムコンセプトは、“やるからには徹底的に”。つまりは“フルカスタム”を目指しているわけだ。しかしながら、あくまでもハイセンスに。ここがキーポイントだ。随所を作り込むけれど、高級感を上手く演出しながらお洒落にキメていく。手数をかけながらも仕上がりはあくまでもエレガントに、という方向性なのである。

例えば、フロントドア(写真は次週公開!)。パネル全面を作り替え、形状ごとオリジナルにデザインした。アクリルパネルも大胆に活用して十二分に個性を演出してある。下側後方部に大きく2パートに分けて導入されていて、インパクトは抜群だ。その上でそこで使用しているのと同様なタイプのアクリルプレートを、最上部にライン的にすっきりとセット。押すところではグイグイと押しまくり、要所では適度に抑制を効かせてスマートな見た目を獲得。そのバランス感覚が絶妙なのだ。



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物量的には控えめであるあたりもポイントだ。ディスプレイしているパワーアンプは1台。しかしながら存在感の高いモデルがチョイスされていて、インパクトは大。フロアにはさりげなくパッシブネットワークが埋め込まれている。

それはトランクでも同様だ。トランクにおいてもあくまでも“フルカスタム”。完全に作り換え、そしてアクリルボードも効果的に使用して強烈に個性を放っている。その上で、デザインは至ってシャープ。そしてフロア面やサブウーファーのバッフル面はシンプルにフィニッシュ。派手さとシブさのバランス感覚が素晴らしいのだ。結果、洗練された雰囲気を上手く醸し出しながら、エレガントで高級感たっぷりなカスタムを具現化できている。

ところで、このクルマで使われているアクリルプレートは、すべてが特殊アクリルだ。模様が仕込まれたアクリルボードを用いて、周囲からLEDの光を照射し模様部分を光らせている。これを使っているあたりはさすがはエスイズ。同ショップは常に、新たな部材や新規の方法をいち早く取り入れてきた。オンリーワンを目指す姿勢は筋金入りなのだ。

また、高級素材である“エクセーヌ”が、インテリアの全般にわたって惜しみなく使われているところも、エレガントさを表現できているキーポイントだ。素材の使い方においても“やるからには徹底的に”という姿勢が貫かれているのである。

いかがだったろうか。とことん作り込みながらも、優雅にまとめ上げられているこのプリウス。手数をかけながら、かつスッキリと見せるスタイルはなかなか難しいものなのだが、エスイズにかかればお安いご用、というわけだ。

さて次週はサウンド面についてじっくりと解説していく。次週もお見逃しなく。



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トランクの両サイドのウォール部には、複雑な模様が仕込まれた特殊アクリルを使用。アクリルの周りの化粧ボードはアクセントを効かせるべく、ペイントでフィニッシュ。それ以外のアクリルは、キルト状の模様が仕込まれたタイプで統一。

《太田祥三》
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