カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #103: HONDA・ODYSSEY(オーナー・助川雄彦さん) by SOUND WAVE 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #103: HONDA・ODYSSEY(オーナー・助川雄彦さん) by SOUND WAVE 前編

音と造りの両面が研ぎ澄まされた秀作車両をご紹介している当コーナー。今週からは、茨城県の名店・SOUND WAVE製作のオデッセイをスペシャル・フィーチャーする。音へのコダワリがハンパない、まさしくスーパー・サウンドマシンであるこのクルマ。見どころをじっくりと解説していく。

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


音と造りの両面が研ぎ澄まされた秀作車両をご紹介している当コーナー。今週からは、茨城県の名店・SOUND WAVE製作のオデッセイをスペシャル・フィーチャーする。音へのコダワリがハンパない、まさしくスーパー・サウンドマシンであるこのクルマ。見どころをじっくりと解説していく。


すべては“良い音”を楽しむため、追求するため…
豪華リムジン仕様にしているのも、その結果!

今週は、リアのカスタムを写真でご覧いただきながら、本文ではカスタム・コンセプトをリポートしていく。

まずは、オーナーの助川さんが、カーオーディオをどのように楽しんでいるか、から解説していきたい。カーオーディオにはいろいろな側面がある。サウンドコンペを目指す場合もあれば、ドレスアップのため、ストリートで目立つため、快適なドライブのため等々、目的がさまざまだ。では、助川さんの場合はどうなのか。

助川さんは、カーオーディオを2通りに楽しんでいるようだ。1つは、“日々、良い音を満喫する”こと。もう1つは、“より良い音を追求する”こと、この2つだ。



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名機、ブラックス・Matrix MX4を2台、フロントシート後方にセット。右側のアンプで右chのスピーカーを、左側のアンプで左chのスピーカーを鳴らしている。中央のアクリルは、前側と後ろ側で2パーツ構成になっている。

もともと無類の音楽好きであるという助川さん。洋楽のハードロックやヘヴィメタルを中心に大量のCDを所有していて、「移動中に好きな音楽を良い音で楽しみたい、というところがカーオーディオを始めたそもそもの出発点。その上でさらに、「どうしたらもっと良い音になるか」を常に考えていて、進化の過程も楽しんできた。サウンドウェーブの門を叩き、このオデッセイに本格的にオーディオを組み始めたのが約5年前。そこから徐々に、絶えず進化を繰り返し、現状のシステムにまで行きついた。そしてここまで到達してもなお、細かなところを見直すなど、さらなる音質向上に情熱を燃やしているという。

というわけなので、このオデッセイのオーディオシステムは、あくまでも“音”ありき。リムジン仕様のカスタムですらも、音のために良いことをしようとした結果として生み出されたものだ。最初に音のことを考え、そして方向性が決まったら、見た目も美しく創り上げられる。こうしてこのクルマのインテリアは完成されている。



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パワーアンプ上部のアクリルは、すき間からアンプの熱を逃がせるようにフローティングさせてある。アンプラックのサイドのメッシュ・ボードも、放熱効果を上げるためのもの。音への配慮が満載なのだ。

リムジン仕様が、どう“音”に効いているのかと言うと…。

きっかけは、パワーアンプのステップアップ。音質向上を求める中でパワーアンプをブラックス・Matrix MX4に変更しようとなった際に、ヘッドとスピーカーの近くに置きたいと助川さんは考えた。ケーブルをできるだけ短くしたかったからだ。ケーブルが短ければ伝送ロスを少しでも減らせる。さらにはケーブルが短いほど、ケーブルのコストを合理化できる。そうすることで、最高のケーブルを導入しやすくなる、とも考えたのだ。

こうして設置場所が決められた。そうするならば2烈目シートは取り外し、リムジン仕様にするのが美しい。このような流れでリムジン空間が作られることと相成ったのだ。

そうとなったら徹底的に作り込む。わざわざアクリルでタワーを作り、タワーを支える後方の台や、それに形を合わせたカーペットもワンオフ。音のために始めたことを、最大限の美意識を持ってフィニッシュさせるあたりは、さすがはサウンドウェーブだ。



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アクリルタワーの後方の台もワンオフ製作。フロア・カーペットもワンオフもの。サブウーファーはリアシート後方にセット。ステレオで鳴らしている。使用ユニットは、モレル・ウルティモ104だ。

そしてハイライトはフロント3ウェイスピーカーのインストール。と、これに関しては次週にじっくりとお見せする。なんとも斬新なスピーカーレイアウトが施されているのである…。

100%“音”を優先し、その上で、大胆なカスタムも展開されているこのオデッセイ。なんとも清々しい1台だ。来週のこのコーナーも、お見逃しなく♪

《太田祥三》
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