東京都では、2020年に向けて、外国人旅行者への対応方法や「おもてなし」の手法を学んだ親善大使の育成塾を開催する。対象は参加要件を満たした都内中高生。応募は6月30日まで。
「おもてなし親善大使」は、東京ならではの「おもてなし」の手法を学び、外国人旅行者に都内観光スポットを案内する中高生のボランティア。育成塾は7月から8月にかけて、23区会場と多摩地区会場の2か所で全4日程を実施。指定された日程の2日間を通して、東京の観光案内をするために必要な知識を学ぶ。
1日目は座学研修で、都内観光地、歴史、文化などの知識、英会話、外国人へのおもてなし方法などついて学習。2日目は実地研修で、浅草など外国人旅行者が多く訪れる都内観光スポットを訪れ、施設見学や人力車などの体験を外国人旅行者の目線で行う。
2日間すべての講座に参加し、おもてなし親善大使にふさわしいと認定された生徒には任命証が授与される。任命式は10月2日、東京都庁内で実施される予定。
募集人数は各日程中学生25名、高校生25名。全日程を合わせ、合計200名を募集する。応募には、都内在住または在学、日本英語検定協会が実施する英語検定3級以上に合格またはそれに準ずる英語力を有する、高校卒業時に東京都観光ボランティアに登録することを前提に応募するなど、いくつかの条件を満たす必要がある。
申込書は東京都または東京の観光公式サイト「GO TOKYO」からダウンロード可能。応募は郵送のみで、6月30日当日消印まで有効。結果は7月中旬までに、応募者全員に郵送で通知される。参加費は無料。