ベテラン講師が語る(前編)これからの時代に不可欠な英語教育とは | Push on! Mycar-life

ベテラン講師が語る(前編)これからの時代に不可欠な英語教育とは

 小学館アカデミーで長年にわたり多くの子どもたちを指導してきた井出麻美子先生、芳井由美先生、大木美希先生に英語教育について話を聞いた。

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(左から)イーコラボの井出先生、大木先生、芳井先生
  • (左から)イーコラボの井出先生、大木先生、芳井先生
  • 子どもの英語教育について語る先生方

 2020年度の英語教科化の完全実施、中学校での英語による英語授業、大学入試改革と、子どもたちの英語学習が大きく動き始めている。英語教育で45年にわたる歴史をもつ小学館アカデミーは、今後の変化を見据え、乳幼児~小学生対象の英語教室「イーコラボ」を2015年に本格スタートさせた。

 小学館アカデミーで長年にわたり多くの子どもたちを指導してきた井出麻美子先生、芳井由美先生、大木美希先生に英語教育について話を聞いた。

自分自身の英語にまつわる体験を伝えたい

--英語の先生になろうと思ったきっかけは何ですか。

芳井先生:子どもの頃、近所の方が行っていた、小学館の英語教室に通っていました。先生がとても楽しく、レッスンも英語も大好きで、それがきっかけで大学では中学・高校の教員免許も取得しました。その後、語学を使いながら世界で活躍する仕事、旅行会社の営業と添乗の仕事に就いたのですが、やはり教える仕事の魅力に惹かれて英語の先生になりました。

大木先生:子どもの頃から数々の習い事を経験し、それぞれの先生に憧れを抱き、そこから将来教える仕事がしたいと思ったのがきっかけです。その中の習い事のひとつが、小学生のときに学んだ英語です。教室では英語も先生も教室も大好きでしたし、たくさんの友だちができました。中学・高校で合計2度留学を経験したなかで、英語の先生になることを目指し、英語を教えながら充実した生活を送っています。

井出先生:子どもの頃は、英語に触れる機会はまったくない、長野県の山間で過ごしていました。しかし、小2のときに、急きょ父の仕事の関係でアメリカ南部にあるジョージア州へ、家族6人で行くことになりました。現地校で、毎日サバイバル生活を送りながら身につけた英語は、今かけがえのないものになりました。

 その後、小6で日本に帰国し、渡米前に住んでいた長野に戻りましたが、いつかまたアメリカへ行こうと英語のトレーニングを続け、高2のときに1年間、カナダのブリティッシュコロンビア州へ留学しました。留学から戻り、大学の商学部で貿易の勉強をしましたが、国際社会における英語の重要性や、子どものときの学習の大切さを思い起こし、小学館アカデミーで子どもの英語教育に関わるようになりました。

子どもに教える喜び

--お子さまに英語を教えていて、嬉しいのはどんなときですか。

大木先生:数えきれないほど、たくさんあります。なかでも、将来の夢を小学生の女の子に聞いたときに、「英語の先生になりたい」という言葉が返ってきました。その子は英語を学ぶスピードはスローペースでしたが、英語が好き、という確かな気持ちをもっていて、人と比べずに自分のペースで学び、自己をしっかりともっている子でした。その子から言われた言葉が、とても嬉しかったです。

井出先生:子どもたちが成長に合わせて変わっていくリアクションは、とても嬉しいですね。たとえば、年長ぐらいになると「英語が好き」から、「英語ができる!」という、自信にあふれた表情に変わる瞬間があります。そんな表情を見ると、本当に嬉しくなります。

芳井先生:私の場合は、毎週、子どもたちが英語に取り組んでいる姿に、とても報われています。授業の前には研修も受け、ストーリーを覚え、家族も巻き込み、表情やジェスチャーなどもトレーニングをするのですけど、そんな努力が子どもに伝わったときは、本当に嬉しいです。

 年2回、子どもたちの発表会があり、顔の表情や声のトーンを変えながら英語を発表する姿を見ると、子どもたちの底知れぬパワーに感動します。そんな子どもたちのすごさが、自分のやる気にもつながっていますね。あと、かつての生徒が子どもを連れて来て、「何歳から始められますか」などと聞かれることもあり、嬉しいですね。

これからの時代に不可欠な“使える英語”

--英語教育は、今後どのように変わっていくとお考えですか。

井出先生:以前は、英語は中学からという意識の方が多く、それ以前は習い事のひとつという感覚だったと思います。さらに保護者の方は、学校で習う英語は、使える英語ではないと感じていたのではないでしょうか。

 これからの子どもたちが直面する方向は、今とはまったく違う世界です。日本の労働人口の減少により、外国の方に労働力を担ってもらわなければ、経済力が維持できない時代になるでしょう。その状況で、どんな技術を身につければ生きていけるかというと、やはり英語は不可欠だと思います。

芳井先生:この先、教科化される小学校の英語教育に「話す」要素が入ってくるので、保護者の方は、もっと会話できるようになってほしい、もっと使える英語を望んでいますので、私たちはそれを実現できるプログラムを提供し続けていきたいと思います。

井出先生:アジア諸国に比べ、日本の英語教育は立ち遅れていると言われています。日本の子どもに質の高い教育の場やチャンスを提供し、本当の力を身につけてもらい世界へ送り出すことは、大事な使命だと思い、取り組んでいます。

【無料体験・資料請求のお申し込み】小学館アカデミー「イーコラボ」
 電話:0120-415861(月~土9:30~17:30・祝日除く)

 聞く・話す・読む・書く、この4つの要素を、物語を通じて身につける、小学館アカデミーの英語教室「イーコラボ」。教材のひとつであるタッチペン対応の音声ペン「Edu Talk」は、テキストの聞きたい物語のシーンをタッチすると、音が出るしくみ。教室での活用はもちろん、ご家庭で使う際は準備の手間もないので、いつでも気になるところに集中して勉強できるというメリットがある。
 また、単語の読み書きにも対応した教材も用意。リズムに乗せて大量の英語を発話し、文脈に富んだまとまりのある言葉に触れることで、使える英語が身につくというシステムだ。
 日本の英語教育に取り組み続けて45年。英語教育の大きな変革がある年であり、かつ東京オリンピックが開催される2020年に、小学館アカデミーは50周年を迎える。時代が求める英語教育に柔軟に対応しながら、誇りをもって指導にあたる先生たち、そして熱意のこもった授業展開は、これからも保護者から支持され続けるのではないだろうか。

《編集部》
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