桃井かおり監督最新作『火 Hee』、第66回ベルリン映画祭で上映決定! | Push on! Mycar-life

桃井かおり監督最新作『火 Hee』、第66回ベルリン映画祭で上映決定!

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桃井かおり『火 Hee』(C)Hee Film Partners
  • 桃井かおり『火 Hee』(C)Hee Film Partners
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女優で監督の顔を持つ桃井かおりの監督作第2弾『火 Hee』が、2月11日(現地時間)より行われる第66回ベルリン国際映画祭で上映されることが決定した。これに次いで、本作で監督・主演を務めた桃井さんのコメントも到着した。

アメリカでクリニックに勤める精神科医の真田。ある日、家族とショッピングに出かけた際に一人の女性とエレベーターで遭遇する。彼女の声が脳裏に響き渡り、真田は彼女とクリニックで問診している様を妄想する。しかし彼女の話は、真田の想像を超える、壮絶なものだった。幼い頃に家が火事になり両親を亡くし、学校ではイジメを受け、結婚相手からは浮気をされる。離婚してからは、アメリカで売春をしながら借金生活で過ごす毎日。彼女の話を聞く内に、次々に登場する男と自分を重ね合わせ、彼女の話に引き込まれていく真田。彼女の話はさらにエスカレートして行き、思いもよらない方向へと向かっていく――。

原作は、芥川賞や大江健三郎賞をはじめ数々の賞を受賞し、世界的にも評価されている作家・中村文則の「銃」に収録される傑作短編小説「火」(河出文庫版)。

今回上映されることが決定したのは、ドイツのベルリンで毎年2月に開催されるベルリン国際映画祭。カンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と並び世界三大映画祭のひとつに数えられ、全世界が注目する映画祭だ。今年も、2月11日~21日に開催され、本作はフォーラム部門でワールドプレミア上映される。

脚本執筆と監督業に加えて、本作品で主演も務める桃井さん。本映画祭では、本作品のほかにパノラマ部門に出品されるドイツ人ドリス・デリエ監督作品『Fukushima, mon Amour』にも出演している。また、監督デビュー作品『無花果の顔』は、2007年のベルリン国際映画祭にてNETPAC賞を受賞したほか、11の映画祭で上映され、4つの賞を受賞。本作にも大いなる注目を集めている。

<桃井かおりコメント>
原作を読んだ時、一番に浮かんだのは何故か、刑務所の檻の中で壁に描いた絵に、ただただ話しかけ続けている死刑囚の姿だった。映画の女は、ただただ喋り続ける。誰かを信じた訳でも、話さなければ成らない理由もなく、話すべき価値も無いことを…そして一人、勝手に真実に近づいていくこの女が、哀れだ。哀れだが何処か羨ましく、戦士の様でもある。

“あなたと私は同罪なのに…
だってあなたが見てるから、私は見られてるんでしょ?
見てる人間と、見られてる人間は、
同じ重さで向かい合ってなきゃいけないはずなのに!!”

女優は喋り続けるこの膨大な言葉をただ食べ尽くす、食べながらますます食欲が湧いて、そのまま行ければ、どんなモノになって行くのか? 10日間の撮影中、私が眺めていたのはそんなモノだった。私たちは彼女の言葉どうり、同じ重さで向かい合った。

『火 Hee』は初夏、全国にて公開予定。
《cinemacafe.net》

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