【カーエレ最前線】「ETC2.0」って何? Part.2 前身である『ITSスポットサービス』について | Push on! Mycar-life

【カーエレ最前線】「ETC2.0」って何? Part.2 前身である『ITSスポットサービス』について

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【カーエレ最前線】「ETC2.0」って何? Part.2 前身である『ITSスポットサービス』について
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にわかに目にする機会が多くなってきた、この「ETC2.0」という名称。しかしながらこれが何なのか、イマイチピンと来ていない方も多いのではないだろうか。というわけで今月の【カーエレ最前線】では、その成り立ちから利点までを、詳細にお伝えしていこうと思う。

先週は、「ETC2.0」とはサービスの名称であり、これまで「ITSスポットサービス」と呼ばれていたものが名前を変えたものである、とお伝えした。それに引き続いて今週は、そもそも「ITSスポットサービス」とは何だったのかについてリポートしていく。

まず、「ITSスポットサービス」とは、高速道路上を中心に、すでに約1600個所設置されている“ITSスポット”と、クルマに積まれているカーナビと連携する“DSRC車載機”が、大容量の双方向通信をすることで機能するサービスである。

次に、その内容である。実現されていたサービスのうち、特筆すべきは以下の2点だ。

1・ダイナミックルートガイダンス
2・安全運転支援

それぞれについて解説していこう。まずは「1」から。

これは、「広範囲な渋滞データを受信して、カーナビが賢くルート選択できる」ことを指している。キーワードは“広範囲”。従来の「VICS対応カーナビ(FM)」では、電波ビーコン受信時でも、最大約200kmの渋滞情報しか提供されていない。また、隣県の道路交通情報も取得できない。なので、長距離移動時には、イマイチ利便性が低かった。しかし「ITSスポットサービス」では、道路延長で最大約1000kmの道路を対象に、区間ごとの所要時間のデータがカーナビに提供される。長距離移動時カーナビは、このデータを用いて随時最速ルートを計算して案内することが可能となる。さらには、プローブ情報も収集されるので、より高精度な道路交通情報を得ることもできる、というものである。

続いて「2」について。これは、「緊急時に安全運転支援情報が提供される」ことを指している。道路上の障害の情報は、テレビカメラやパトロール、一般の人からの通報などで収集され、交通管制センターで集約されている。この情報が、「ITSスポットサービス」に対応するカーナビに提供され、障害の手前の適切なタイミングで表示される。これによりドライバーは、落下物などに急に出くわしてヒヤリとすることが少なくなる。また、事故多発地点における注意喚起も行われる。さらには、これから向かう先の雪や霧といった天候状況、トンネル内での渋滞状況も、静止画像で送られてくる。これらを行うことで、ドライバーの安全運転に貢献しよう、というものである。

これが従来からの「ITSスポットサービス」の主なサービス内容であった。

それが「ETC2.0」と名前を変えて、どのように進化するのか。次週はそれについて解説していく。次週も要チェック。
《太田祥三》

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