私立大運動場の天井落下防止、未対策は1,300棟…耐震改修状況調査 | Push on! Mycar-life

私立大運動場の天井落下防止、未対策は1,300棟…耐震改修状況調査

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大学等の耐震化率状況
  • 大学等の耐震化率状況
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 文部科学省は、平成27年度私立学校施設の耐震改修状況等の調査結果について公表した。幼稚園から高校のすべての学校種で耐震化率が8割を超え、前年度から2.9ポイント上昇した。一方で、私立大学等では天井の落下防止対策が必要な屋内運動場が1,300棟残っていた。

 対象は私立の幼稚園および幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校。仮設・賃貸物件をのぞいた2階建て以上または延べ床面積が200平方メートル以上の校舎(園舎)、屋内運動場、寄宿舎(いずれも非木造に限る)。

 私立幼稚園および幼保連携型認定こども園は全棟数11,536棟に対し、耐震性がある棟数は9,665棟で耐震化率は83.8%と、前年度から2.8ポイント増加。

 私立高校は7,574棟のうち耐震性がある棟数は6,144棟で耐震化率は81.1%と前年度から3.2ポイント増加。そのほか、私立小学校の耐震化率は96.4%、私立中学校は92.3%、私立中等教育学校で98.3%、私立特別支援学校で100%となっている。

 全学校種で前年度から上昇し、全体でも耐震化率は83.5%と前年度より2.9ポイント上昇。また、耐震化の要否を判定する耐震診断の実施率は全体で76.3%と、前年度より4.7ポイント上昇した。

 私立の大学、短期大学、高等専門学校は、延べ床面積が200平方メートル以上の学校建物が対象。耐震化率は87.6%で前年度から2.4ポイント上昇。耐震診断の実施率は81.7%で、前年度から5.2ポイント上昇している。

 一方で、非構造部材の耐震点検・耐震対策の実施状況では、落下防止対策が必要なつり天井を有する屋内運動場等は1,332棟残り、全棟数の半数となっている。また、屋内運動場等のつり天井以外の非構造部材の耐震点検実施率は63.6%で、耐震対策実施率は58.6%だった。
《田中志実》

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