“愛と魂”を受け継ぐ!胸アツの人間ドラマに注目『スター・ウォーズ』『クリード』ほか | Push on! Mycar-life

“愛と魂”を受け継ぐ!胸アツの人間ドラマに注目『スター・ウォーズ』『クリード』ほか

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『クリード チャンプを継ぐ男』-(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
  • 『クリード チャンプを継ぐ男』-(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
  • 『クリード チャンプを継ぐ男』-(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
  • アドニス&ビアンカ『クリード チャンプを継ぐ男』-(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
  • アドニス&ビアンカ『クリード チャンプを継ぐ男』-(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
  • 『クリード チャンプを継ぐ男』- (C)-(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
  • 『クリード チャンプを継ぐ男』-(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
  • 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』- (C) 2015Lucasfilm-Ltd.-&-TM
  • ハン・ソロ&チューバッカ/『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』- (C) 2015Lucasfilm-Ltd.-&-TM
国内ランキングでは“妖怪”に及ばなかったものの、全米興行収入の初日記録やオープニング週末記録を塗り替え、全世界のオープニング興行収入でも約5億2,800万ドル(約640億円)を突破し、これまで最高だった『ジュラシック・ワールド』を超えて1位となった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。

ジョージ・ルーカスからシリーズを受け継いだJ.J.エイブラムス監督によって、シリーズ初の女性の主人公・レイ(デイジー・リドリー)を中心に、ストームトルーパーの脱走兵フィン(ジョン・ボイエガ)、赤十字のライトセーバーを持つカイロ・レン(アダム・ドライバー)ら若手キャストと、もはや“至宝級”となったハン・ソロ(ハリソン・フォード)、レイア(キャリー・フィッシャー)、ルーク(マーク・ハミル)ら旧シリーズのキャストが見事な融合を果たし、また新たな伝説を作り出したといえる。

さらにいま、本作以外にも、単なる世代交代や新章の幕開けと言うだけでは足りない、“愛と魂”を受け渡し、受け継ぐ、心揺さぶる作品が相次いでいる。

まず、新3部作の第1作目となる今回の『スター・ウォーズ』が、『フォースの覚醒』であることに注目。フォースといえば、ヨーダやオビ=ワンらジェダイ騎士たちが操り、後にダース・ベーダーとなったアナキン・スカイウォーカー、その息子ルークと双子の妹レイアといったジェダイの家系に受け継がれてきた、万物が有するエネルギー。ルークたちが活躍した『ジェダイの帰還』から30年後が舞台となる本作では、何者かがそのフォースを受け継ぎ、“目覚め”を遂げることになる。

もちろん劇中には、シリーズを通じて描かれ続けてきた、家族愛や友情などもしっかりと受け継がれている。アナキンが暗黒面に落ちダース・ベーダーとなったのも、元はといえば妻への愛のためであり、その子ルークがベーダーを暗黒面から救ったのも父を思う愛ゆえ。しかも、アナキンやルークとR2-D2&C-3POのように、レイやポー・ダメロン(オスカー・アイザック)と新ドロイドBB-8との関係性にも、愛情はたっぷりだ。

それには、J.J.監督はもちろん、製作のルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディらスタッフ陣、前述のキャスト陣やカメオ出演を果たしているサイモン・ペッグらも含めて、『スター・ウォーズ』をとことん愛し、その魂をリスペクトしてやまない姿勢から生まれたものにほかならない。

また、新章といえばもう1作、往年の名作の新シリーズがこの冬、登場する。アクション界の大スター、シルベスター・スタローンの代名詞ともいえる『ロッキー』を継承する『クリード チャンプを継ぐ男』だ。本作も、全米ではこれまでの『ロッキー』シリーズ全6作をしのぐ大ヒットとなっている。

愛する妻や仲間に先立たれ、孤独な日々を送るロッキーの前に突然現れたある若者。アドニスと名乗るその若者(マイケル・B・ジョーダン)は、かつてロッキーの宿敵であり、親友であり、リングの上で亡くなったアポロ・クリードの愛人の子だった。その純粋なまなざしとボクシングへの熱い思いに盟友の面影を見たロッキーは、彼のトレーナーとなり、持てる技術のすべてを彼に託すことを決める。

実はスタローン自身は、2006年の『ロッキー・ザ・ファイナル』を最終章としてシリーズに終止符を打っている。だが、本作は、珠玉作『フルートベール駅』で注目を集めた新鋭ライアン・クーグラー監督が、「もし、あのアポロに息子がいたら…」というアイディアをスタローンに直談判したことがきっかけとなり、始まった。クーグラー監督は、まるでアドニス青年がロッキーにそうしたように、スタローンに意見をぶつけ、アドバイスを受けながら、シリーズをリスペクトする新しい物語を構築していったという。

ロッキーとしては、かつて自身と名勝負を繰り広げ、もう一度戦う気持ちを思い起こさせてくれた盟友と同じハートを持つ青年を指導することが、新たな生きがいとなっていく。老いたチャンピオンが再び闘志を奮い立たせていく姿は、思わず胸アツに。また、勝ち気な一方で、偉大な父の名に傷をつけたくないと「クリード」を名乗れずにいるアドニスの葛藤も、胸を打つ。そして、ロッキーにはエイドリアンという背中を押してくれる大切な女性がいたように、アドニスは、進行性難聴という障がいを持ちながらもシンガーソングライターの夢を諦めない女性・ビアンカと出会うことにも注目。

迫力のボクシングシーンのみならず、こうした人間ドラマにもきちんと焦点が当てられているのが、このシリーズの醍醐味。『ロッキー』1作目はその年のアカデミー賞「作品賞」を受賞しているが、本作でスタローンは「助演男優賞」ノミネートに期待が寄せられている。

一方、ある家族の愛を受け継ぐ日本映画『はなちゃんのみそ汁』では、結婚、妊娠、出産といった人生の転機をがんと闘ってきた主人公・千恵(広末涼子)が、みそ汁を始めとする日本食や日常の大切さを、愛娘の“はな”に伝えようとする姿が描かれる。

乳がんのため、2008年に亡くなった安武千恵さんが生前つづったブログをもとにし、関連書籍の出版やTVドラマ化、教科書への採用など社会現象ともなったエッセイが原作となる本作。がんの治療のため諦めていたさなかに妊娠、そして出産を経た千恵さんをさらなる病魔が襲う。彼女は「私がいなくなっても、はなが暮らしていけるように…」との思いから、幼い娘に、まずかつお節を削ってだしを取ることから、みそ汁作りを伝えていく。

自身も3児の母である広末さんや、とことん明るい夫・信吾役の滝藤賢一、天真爛漫なはな役の赤松えみなちゃんが、実の家族のように息の合ったところを見せる本作では、病気を描きながらも不思議と笑顔が絶えない。毎日の食の大切さはもちろんのこと、家族で食卓を囲む日常のありがたさやそばにいてくれる人の温かさといった、ごく当たり前のことを、ユーモアたっぷりに教えてくれるからに違いない。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は全国にて公開中。

『クリード チャンプを継ぐ男』は全国にて公開中。

『はなちゃんのみそ汁』はテアトル新宿&福岡にて先行公開中、2016年1月9日(土)より全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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