教師力向上のための調査研究事業…各教育員会、大学の成果報告を公開 | Push on! Mycar-life

教師力向上のための調査研究事業…各教育員会、大学の成果報告を公開

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文部科学省
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  • 横浜市の経験年数別教員数(参考:文部科学省「平成26年度 総合的な教師力向上のための調査研究事業」)
  • 長野県の初任者研修の抜本的な改革(参考:文部科学省「平成26年度 総合的な教師力向上のための調査研究事業」)
 文部科学省は平成26年度「総合的な教師力向上のための調査研究事業」の成果報告書を公開した。都道府県教育員会等において大学・大学院と連携した研修を実施するなど、教師力向上のための成果を各教育委員会や大学が報告書を掲載している。

 調査研究事業は、実践的指導力を身に付けた教員や学校を適切にマネジメントし、責務をまっとうできる管理職の確保・育成に向けた総合的な教師力向上を目的に平成26年度から実施。成果報告書では5つのテーマごとにまとめられている。

 教員養成のテーマについて、横浜市教育委員会の成果報告書では、「よこはま教師塾『アイ・カレッジ』教員としての資質・能力を育成するシラバスの在り方」を掲載。横浜市では教職員の大量退職、大量採用が10年ほど続いており、5年経験までの教員が約34%、10年経験までの教員が約56%と経験の浅い教員の割合が高くなっている。

 横浜市では平成19年から優れた人材確保のために「よこはま教師塾」を実施しているが、平成23年度から募集区分の小学校から中学校、高校、特別支援学校の志望者まで拡大し、多くの受講者を受け入れる「アイ・カレッジ」としてスタート。講座の総時間数は250時間を超え、学びのねらいを定めたシラバスで実施し、卒塾者の横浜市の教員採用率は75%になっている。

 そのほかの各教育委員会も、テーマごとに各々の取組みをまとめ報告している。たとえば、長野県教育委員会は初任者研修の抜本的な改革について、「信州大学教育学部との連携」や先輩教員と一日中行動を共にする「ジョブシャドウイング」について掲載している。

 また、各大学も教員養成カリキュラムの開発などを報告。東京学芸大学は、「アクションリサーチ的アプローチによる実践的力量の育成プログラムの開発―チームで創る体育授業―」の取組みを紹介している。

 各教育委員会、大学の成果報告書は文部科学省のWebサイトで見ることができる。
《田中志実》

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