【話題】「父が逮捕された」…女子中学生が書いた作文がすごすぎる | Push on! Mycar-life

【話題】「父が逮捕された」…女子中学生が書いた作文がすごすぎる

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第65回全国小・中学校作文コンクール(eBookJapan)
  • 第65回全国小・中学校作文コンクール(eBookJapan)
  • 全国小・中学校作文コンクール(読売教育ネットワーク)
 「父が、逮捕された」という衝撃的な書き出しから始まる中学生の作文が、ネットで話題になっている。第65回全国小・中学校作文コンクールで文部科学大臣賞を受賞した「夢の跡」。中学生とは思えない文章力や洞察力で読む人を圧倒している。

 読売新聞社が主催する第65回小・中学校作文コンクールには、3万5,095点の応募があり、「小学校低学年」「小学校高学年」「中学校」の各部門で最高賞となる文部科学大臣賞が選ばれた。

 話題を呼んでいる「夢の跡」は、中学校の部で文部科学大臣賞を受賞した静岡サレジオ中学校2年生の高田愛弓さんによる作文。公職選挙法違反容疑で逮捕された父親をめぐり、自宅前を埋め尽くすマスコミ、精神的に追い込まれる父親の姿、いつもと変わらない笑顔で接してくれたクラスメート、家族への思いなどについて、鋭い視点ながらも冷静に受け止め、淡々と作文にまとめている。

 作文は、400字詰め原稿用紙で80枚近くにおよぶ長編。審査においては、満場一致、最高得点で授賞が決定したという。要約した作品は、11月30日の読売新聞朝刊に掲載されたほか、Webサイト「読売教育ネットワーク」でも紹介されている。

 「夢の跡」について、中央審査委員の1人、梯久美子さん(ノンフィクション作家)は、「衝撃的な書き出しから読み手を引き込み、80枚近い長編を一気に読ませる筆力に圧倒された。事実を伝えたいという強い思いが生んだ、類いまれな秀作である。抑制の利いた的確な文章は、作者がこれまで培ってきた観察力と、ものごとを考え抜く力のたまものであろう」と講評している。

 12月5日には表彰式も開催された。「夢の跡」を書いた高田さんは、「思いの丈をすべて原稿用紙にぶつけました。多くの人の悲しみや歪曲された事実が、『表現の自由』という特権を得て理解されるようまとめられたことに本当に感謝しています」と、感謝の言葉を述べたという。

 「夢の跡」を含む第65回全国小・中学校作文コンクールの受賞作、入賞作合わせて30作品は「作文優秀作品集」として刊行。都道府県段階の審査を通過して最終審査に残った作品をすべて収録した「最終選考作品集」と合わせて、イーブックイニシアティブジャパンの協賛により電子書籍として2016年3月にリリースされる。電子書籍版は、オンデマンドの紙書籍としても入手可能となっている。

 高田さんは、2014年の第64回全国小・中学校作文コンクールでも中学校の部で文部科学大臣賞に選ばれており、2年連続の受賞であることについてもネットなどでは驚きの声があがっている。

◆作文「夢の跡」に対するネットユーザーの反応
「素晴らしい」「文章力が凄すぎ」「要約する前の80枚すべてを読みたい」「下手な小説家よりうまい」「普通は隠しておきたいことなのに作文にして書くなんて中2とは思えない」
《奥山直美》

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