世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラムに参加する研究者の世界に触れるイベントが12月26日、京都大学で開催される。高校生を中心に一般からの参加が可能で、定員は480名。
文部科学省が平成19年に開始したWPIは現在、東北大、東京大、京都大、大阪大、物質・材料研究機構、九州大、筑波大、東京工業大、名古屋大の9つの拠点を持ち、優れた研究活動を展開している。
WPI合同シンポジウム「実感するサイエンス」では、参加機関ごとに工夫をこらしたブースや、最先端研究の話を面白くわかりやすくした講演で、世界トップレベルの多様な研究内容を高校生を中心に広く一般に向けて紹介する。
当日は、細胞生化学の永田紅氏、免疫システム学の山下和男氏、地球微生物学の高井研氏らが講演し、全国のいろいろな分野の研究者たちが研究ノートを公開してトークする。
実験器具の展示や白衣の試着コーナーも設けられ、パネルディスカッションには12月7日現在明らかにされていない、高校生がちょっと気になるシークレットゲストが登場するという。また、イベント特設Webサイトでは、一般からのノート写真の投稿を受け付ける「ぼくの、わたしのノート自慢」も開設されている。
学習に生きてくるヒントが、楽しみながら見つけられそうなイベント。特設サイトから参加の事前申込みを受け付けている。入場は無料。