【インタビュー】田中圭“原作もの”との向き合い方「シカトはしないけど…」 | Push on! Mycar-life

【インタビュー】田中圭“原作もの”との向き合い方「シカトはしないけど…」

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『劇場版 びったれ!!!』田中圭/photo:Ryo Uchida
  • 『劇場版 びったれ!!!』田中圭/photo:Ryo Uchida
  • 『劇場版 びったれ!!!』田中圭/photo:Ryo Uchida
  • 『劇場版 びったれ!!!』 (C) 田島隆・高橋昌大(別冊ヤングチャンピオン)2013 / 2014「びったれ!!!」製作委員会
  • 『劇場版 びったれ!!!』田中圭/photo:Ryo Uchida
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  • 『劇場版 びったれ!!!』 (C) 田島隆・高橋昌大(別冊ヤングチャンピオン)2013 / 2014「びったれ!!!」製作委員会
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  • 『劇場版 びったれ!!!』 (C) 田島隆・高橋昌大(別冊ヤングチャンピオン)2013 / 2014「びったれ!!!」製作委員会
俳優の田中圭が主演を務めた深夜ドラマ「びったれ!!!」が、『劇場版 びったれ!!!』としてスクリーンに進出! 「お人好しなシングルファーザー」「切れ者の司法書士」「元極道」という3つの顔を持つ主人公・伊武努が、理不尽な目にあう弱者のために再び大活躍する。

「伊武努という人物が魅力的なのは、まず主人公なのにめちゃくちゃ弱いところなんです。基本的に自信がないし、常に悩んでいる。極道だった過去を引きずっているし、葛藤と罪悪感も抱えているんです。でも亡くなった姉の娘という守るべき存在があり、何より人が大好き。ある種ヒーローではあるんですが、周りの人たちに助けられたり、教えられたりして生きる姿がとても好きですね。役者として3つの顔を演じるやりがいもありますよ」

「カバチタレ!」「極悪がんぼ」で知られる田島隆が原作、高橋昌大が漫画を手がける人気シリーズを映像化。今年1月から全国10局でドラマ版が放送され、第8話で広島のチャンネル占有率が33.5%をマークした。「これほどじっくり同じキャラクターと向き合う機会は初めて。演技の枠を超えて、いかに説得力をもって、伊武努を生きることができるか。挑戦であると同時に、30歳を超えたいまの自分だからこそ表現できる“何か”を目指しました」。

台本の段階から打ち合わせに参加し、「僕自身は脚本家ではありませんが、それでも役者の目から見た台本のイメージ…例えば、セリフの言い回しなど現場の皆さんと話し合う場を持たせてもらった。プロデュースとまではいかないですが、映画版では竹中直人さんや山本耕史パイセン(笑)に出演をお願いしたり。一生懸命演じるのは当然ですが、今回はそれ以上に作品全体を見渡し、いつも以上に学ぶことが多かったです」と強い思い入れを示す。

だからこそ「これで終わりにしたくない」と、さらなる『びったれ!!!』ワールドの展開に誰よりも期待を寄せている。「ゴールデンとか深夜枠とか、そういうことは関係なく、現場には『面白いものを作りたい』と情熱を燃やす人たちがたくさんいる。今回、映画化できたことでヨチヨチ歩きながらも、一歩を踏み出した『びったれ!!!』をもっといいものにしようと、みんなが再び集まれれば、これ以上に幸せなことはないですね」と声を弾ませる。

田中さんと言えば、「びったれ!!!」『劇場版 びったれ!!!』に加えて、シリーズ前作に続き人気キャラクター・小牧幹久を演じた『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』(有川浩原作)が好評を博したばかり。さらにフジテレビの月9ドラマ「5→9 ~私に恋したお坊さん~」(相原実貴原作)にも出演中だ。いまや“原作もの”の実写作品に出演するのは、売れっ子俳優の宿命ともいえるが、当の本人はどのように役作りと向き合っているのだろうか?

「原作はシカトはしないです…、でも原作をなぞるつもりはない。本当にそれに尽きますね。もちろん、原作ファンの皆さんがたくさんいるのはわかるんですが、実写化するなら原作通りに演じる必要はないと思うんです。大切なのは単純なリアルさではなく、共感したり、ズシンとメッセージが届けられるリアリティ。実写化することで、フィクションがフィクションでなくなる瞬間を、僕ら俳優が演技を通して表現できればと思っています」。

2000年にデビューし、気が付けば人生の半分以上を俳優という仕事に費やしてきた。映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍し、「びったれ!!!」という名刺代わりともいえる作品にも出会えた。そんな田中さんが、いま大切にしていることは? 「僕らの仕事って根本に『好きでやっている』という気持ちが絶対あると思うんですよ。環境の変化によって、スケジュールがタイトになることも多々ありますが、その気持ちを忘れず、現場に立ちたいですね」。
《photo / text:Ryo Uchida》

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