高校生の9割以上がスマートフォンを持っており、パソコンの保有率が低下している一方、タブレット端末の保有率が増加しているという。通信教育も同様に、紙のテキストからスマートフォンやタブレット端末などのデジタル機器に代わりつつある。
総務省が11月13日に発表した「平成27年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」によると、高校1年生が保有するインターネット機器は、「スマートフォン」が91.5%ともっとも多い。ノート/デスクトップパソコンの保有率は平成25年度の66.7%から43.8%に低下しているなか、タブレット端末の保有率は平成25年度の12.4%から17.4%に増加している。
高校生向けの通信教育もタブレットを利用した講座が増えてきており、Z会や進研ゼミではiPadを活用している。また、受験サプリやアオイゼミでは手持ちのスマートフォンやタブレット、パソコンから講義が受けられる。
Z会(大学受験生向けコース/高1・高2生向けコース)
高校生向けは、「テキストスタイル」と「iPadスタイル」の2つの学習スタイルがあり、コースやレベル、科目を選んで受講できる。入試分析に基づく良問と、入試採点者の視点に立った「添削」により、志望大学合格へ導く。基本料金2,000円/月に加え、月会費2,080円(1講座あたり、税込)から。
なお、大学生・社会人向けは、TOEICやTOEFL、公務員試験、教員採用試験、大学院入試、就職をサポートする講座がある。
進研ゼミ 高校講座
約9万問の入試分析による厳選した問題や、1,000大学以上に対応した「志望大レベル別合格プラン」で、志望大学合格へ導く。赤ペン添削指導やスマートフォンによる個別相談もある。月会費5,365円(1教科あたり、税込)。
また、2016年4月には「進研ゼミ+高校講座」が開講し、iPadとテキストによる「ハイブリッド」とテキストのみの「オリジナル」の2つの学習スタイルから選べる。