三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月24日午後3時23分、種子島宇宙センターからH-IIAロケット29号機を打ち上げる。打ち上げのようすは午後2時45分から、インターネットやケーブルテレビ、パブリックビューイング会場などからライブ中継される。
H-IIAロケット29号機は、カナダTelesat社の通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEを搭載し、「静止衛星打ち上げ対応能力の向上」が適用された高度化仕様。基幹ロケット高度化開発の成果を第2段機体に適用しており、第2段ロケットが数時間の慣性飛行を経て静止軌道近くへ人工衛星を運ぶ。
打ち上げ時刻は、11月24日午後3時23分。打ち上げ時間帯は、午後3時23分から午後5時7分。種子島宇宙センター大型ロケット発射場から打ち上げる。
ライブ中継は、11月24日午後2時45分から午後4時までの約75分間、午後7時半から午後8時20分までの約50分間の2部構成で行われる。第1部の放送では、打ち上げの準備状況レポートや打ち上げの実況、第2部の放送では、衛星分離のようすを配信する。
YouTubeやニコニコ生放送、USTREAMから視聴できるほか、ケーブルテレビ局や全国各地のパブリックビューイング会場、JAXAの事業所でもライブ中継を行う。なお、時刻はいずれも予定で、番組は打ち上げ準備の状況などにより、延期・時間変更・休止、延伸・短縮する場合がある。
H-IIAロケット29号機の特設サイトでは、打ち上げまでのカウントダウンを刻み続ける一方、応援メッセージも受け付けている。また、H-IIAロケット29号機の打ち上げを撮影した写真も募集している。