【高校受験2015】大阪公立、入試の特徴と進学指導特色校対策…第一ゼミナール | Push on! Mycar-life

【高校受験2015】大阪公立、入試の特徴と進学指導特色校対策…第一ゼミナール

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教育推進部 部長 樋浦忠司氏
  • 教育推進部 部長 樋浦忠司氏
  • 樋浦忠司氏
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 第一ゼミナールは、関西圏153拠点で塾を展開し、大阪公立高校の最難関といわれる文理学科に214名合格、文理学科設置校へは計452名の合格実績をもつ。特に、旧3学区トップの天王寺高校81名のほか、旧3学区・4学区の文理学科設置校へは塾別No.1の417名の合格者を輩出。私立高校でも清風南海高校は受験者105名全員が合格するなど、中学受験や大学受験も含め、関西圏の難関校へ多数の合格実績を誇る。

 大阪府の高校入試に詳しい第一ゼミナールの教育推進部 部長 樋浦忠司氏に、2015年の高校入試の動向と、大阪府特有の入試や進学指導特色校対策、および2016年以降の受験生へのアドバイスなどを聞いた。

◆2015年大阪公立高校入試スケジュール
<前期>
 願書受付:2015年2月16日~17日
 学力検査・小論文:2015年2月23日
 合格発表:2015年3月2日
<後期>
 願書受付:2015年3月9日~10日
 学力検査:2015年3月16日
 合格発表:2015年3月23日

◆前期後期・文理学科など特徴ある大阪の入試

 2015年度に向けて大きな変更はなく、細かい学科変更やエンパワメントスクール(後述)の開設が発表されている大阪公立高校だが、「入試に向けては、内申の持ち点が比較的高い生徒が有利です。入試当日だけでなく普段からの学習を大切にしながら内申点の確保に努める必要があります」と樋浦氏。「文理学科の各高校については、大学進学実績と進学指導特色校への期待感もあり、チャレンジ受験を含めての激戦になるでしょう」と予想する。前期選抜を実施する高校の専門学科、総合学科にはそれぞれ特徴があるため、自分が何をしたいのか、自分が本当に行きたい学校なのかを見極めて受験することが重要だという。

 なお、2016年度入試から大阪府の受験は大きく変わるため、「受験日当日の成績だけでは志望校に合格できません。普段からの学習習慣を整え、日々の授業やテストにも全力で臨んでください」とアドバイスする。

◆ハイレベルな競争の文理学科、学区撤廃の影響は

 公立入試では「文理学科」が一つのブランドとして確立。倍率は毎年ほぼ3倍と高い人気が続き、ハイレベルな競争になっている。2013年度に始まった普通科の前期選抜は2年目を迎え、平均倍率は初年度3.74倍、2年目3.44倍と厳しい入試が続く。「初年度に倍率が6倍を超えた春日丘、寝屋川、布施、富田林、山田、清水谷の6校すべてで、2014年度入試は6倍を割り込むなど、初年度の高倍率の反動で、受験生が慎重な受験校選びに傾いたことが予想されます。一方、今年から前期での普通科募集が始まった2校は、定員が40名と他校の半数であることも影響し、東住吉8.18倍、夕陽丘7.48倍の激戦となりました」という。

 また、2014年度入試から従来の4学区制が撤廃され、府内全校を受験できるようになった。交通の便が良い一部の大阪市内の高校では、従来であれば受験できなかった他学区からの受験者が2割を超える例もあったが、平均で約95%の受験生が、出身中学が所在する地元の旧通学区にある学校を受験した。「旧学区を越える受験者数は少しずつ増加すると思われますが、2015年度入試は前年度とほぼ同じような傾向になりそうです」と樋浦氏は予想する。

 私立入試においては、バブル崩壊後に下降していた専願率(2009年度の20.9%が最低)が、府の私立高校授業料無償化の施策がとられた2011年度入試で27.0%に回復。その後、26.5%、25.9%、24.9%と微減し、授業料無償化で高まった私立志向は落ち着いてきた。「元々、公立志向の強い大阪では、授業料無償化の恩恵を背景に、少し背伸びをした公立高校に挑戦しようと併願受験するケースが増えていると考えられます」と言う。

◆2015年入試は前年を踏襲

 「2015年度入試は、昨年度からの大きな変更はないため、昨年の傾向を踏襲した入試となることが予想されます。公立の前期選抜では、2013年度入試で始まった普通科についても2年間のデータが蓄積されました。そのため、より的確な進路指導が行われるでしょうから、初年度のような極端な高倍率になることはないと思われます。ただ、文理学科で約3倍、人気の高い普通科で5倍強の倍率が予想され、厳しい入試になることには変わりありません」と樋浦氏。

 昨今人気が高まる国際教養、国際文化、グローバルなどの国際系学科はどうだろうか。

 「2010年度入試以降1.63倍→1.70倍→1.82倍→1.87倍→2.19倍と年々高まっています。“グローバル化”の流れを反映し、高い人気を維持することが予想されます。後期選抜でも人気校の倍率は1.5倍を超えてくると思われます。高い倍率の学校を目指す場合には、前期・後期ともに不合格となる生徒が多く出るため、公立が第一志望であっても、併願私立の選択を安易に行わず、進学する可能性があることを想定して決定することが必要です」とアドバイスする。

◆一般選抜に一本化、変わる入試~2016年度以降の受験生に向けて

 2011年度入試から、進学指導特色校10校が指定され文理学科が設置された。2014年春、初年度の卒業生が大学受験を終え、一定の成果を上げているとして、次年度以降も現在の10校が継続指定されることになった。

 現在の「前期選抜」「後期選抜」の2本立てから、「一般選抜」に一本化され、同一高校内の複数学科志願が可能になる(一部学科を除く)など、2016年度入試以降、大阪府の公立入試制度は大きく変化する。この改革で原則5科入試となり、現在3科入試の文理学科も5科入試に変更される。

 また、調査書が「相対評価」から「絶対評価」になり、2017年度から段階的に調査書の評価対象が拡大され、2018年度以降では中1から反映されることになる。これにより、より早期から5科のバランスの取れた学習が重要となる。また、2017年度入試より、英語・数学・国語は難易度により3種類のテストが作成され、英語のもっとも難度の高いテストでは、「聞く(Listening)」、「書く(Writing)」をさらに重視し、「読む(Reading)」についてもスピードが求められることになる。そのほか、問題文も含め、すべて英語表記となる。

 「この英語のテストは、進学指導特色校や国際文化科・グローバル科設置校での導入が想定されています。従来から数学の入試問題は全国的に見ても難度が高かったのですが、それに加えて英語も難化することになりますので、より一層、入試傾向を踏まえた対策が必須となるでしょう」(樋浦氏)

◆併願校の考え方・選び方

 公立志向の強い大阪府では、私立は併願校としての位置付けが色濃く、自宅近隣の共学校から併願私立校を選ぶ傾向がある。「男子校や女子校、共学校ともに、私立には明確な教育方針である建学の精神に基づく校風がありますので、高校の雰囲気を直接感じながら学校選びを進めてください」「専門に特化したコースを有する高校や、抜群の大学実績を上げている高校は依然人気が高く、前期の結果次第では私立高校にそのまま手続きというケースも見られますが、本当に行きたい高校があれば、最後まであきらめずに受験したいものです」(樋浦氏)

◆エンパワメントスクールとは

 2015年に府立西成、府立長吉、府立箕面東高の3校で始まるエンパワメントスクールだが、「エンパワメント」には「力を引き出す」という意味があり、勉強と部活を両立しながら自分の力をもっと伸ばしていきたい生徒の入学を期待している。

 高1で中学までの内容を習熟度別で復習し、高2から高校の履修科目を始める学び直しを目的とした授業を展開するとともに、大学や専門学校、企業とも連携して「本物に触れる授業」を実施し、進路実現をはかる新しいタイプの高校だ。

◆2015年受験生と保護者へのメッセージ

 「昨年と同様に、普通科の学区撤廃の影響で府内全域での受験が可能なことから、選択できる高校が増えました。受験の機会も前期選抜、後期選抜と2回あるため、利便性や大学の合格実績などを判断材料として、従来の学区にとらわれずにしっかりと学校選びを進めてください。私立高校授業料の無償化制度のバックアップもあり、公立高校はチャレンジ型の強気な入試も可能ですが、将来自分が何をしたいのか、自分が本当に行きたい高校なのかを見極めて受験することが大切になります」と樋浦氏はメッセージを贈る。

◆第一ゼミナールの教育理念と意欲喚起教育(EMS)

 第一ゼミナールの教育理念である1/1の教育には、全生徒一律ではなく、一人一人の生徒と向き合って、一人一人の生徒を育む想いがこめられている。「いかに生徒が前向きに、そして自発的に勉強して成果をあげるようになるか」ということに全力で取り組んでいるという。また、最新の脳科学の研究成果を活用した独自の意欲喚起教育(EMS)では、もっともっと尊敬する自分づくりを通じて、自分で自分を意欲喚起する指導を推進している。

 また第一ゼミナールでは、文理学科合格に向けて、大阪府全域からトップレベル生が集結する「文理学科10高模試」など文理学科と最難関高校合格に向けて理論と戦略を学ぶ多数のイベントや講座を開講している。意識を変えて成績向上に結びつける意欲喚起特別講座や、不思議で楽しい科学実験、毎年のべ7万弱の生徒が受験する公開実力テストなど、第一ゼミナールの指導を体感できるイベントを多数開催している。
《田村麻里子》

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