文科省、大阪市8校ほか言語活動の充実に関する実践研究校を公開 | Push on! Mycar-life

文科省、大阪市8校ほか言語活動の充実に関する実践研究校を公開

 文部科学省は11月12日、平成27年度の「課題解決に向けた主体的・協働的な学びの推進事業」における「言語活動の充実に関する実践研究」一覧を公表した。すでに取組みが実践されている地域や拠点校を閲覧できる。

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  • 「言語活動の充実に関する実践研究」(地域や拠点校一覧の一部)
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 文部科学省は11月12日、平成27年度の「課題解決に向けた主体的・協働的な学びの推進事業」における「言語活動の充実に関する実践研究」一覧を公表した。すでに取組みが実践されている地域や拠点校を閲覧できる。

 文部科学省は、児童・生徒が課題を発見し解決に向けて主体的かつ協働的に学ぶ授業を実現するため、さまざまなテーマによるメニューを設定し学校の設置者などが学校や地域の実情等に応じたテーマを選択して実践研究を行う「課題解決に向けた主体的・協働的な学びの推進事業」を実施している。研究成果を普及し、教育課程の改善のための検討に活用することで各学校における課題解決に向けた主体的・協働的な学びを推進することがねらい。

 11月12日は推進事業における「言語活動の充実に関する実践研究」に取り組む実践地域や拠点校などが公表され、実践研究の概要などを確認できる。

 北海道教育委員会では、北海道函館稜北高等学校を拠点校にアクティブラーニングの研究を行い、道内すべての高等学校に対して研究成果を普及する。学校法人ウルスラ学院では、児童・生徒が主体的・協同的に学びを進めたいとの意欲を喚起するような発問の工夫を行う。

 静岡大学教育学部附属静岡小学校と静岡市立豊田中学校では、協働型・双方型授業への改善とその評価手法の開発などを行う。大阪市は、「言語力等の育成を図る研究モデル校事業」のモデル校である市内の小学校5校と中学校3校を拠点とし、どの児童・生徒にもわかりやすいユニバーサルデザインの授業づくりや少人数グループによる協働的な学びのあり方の研究を行っている。

 なお、平成27年度の実践研究はすでにどの地域・拠点校でも始まっている。事業の指定期間は、取組みごとに定める公募要領によって異なる。

《佐藤亜希》
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