危険薬物…大学生6割が「手に入る」、20人に1人が使用現場目撃 | Push on! Mycar-life

危険薬物…大学生6割が「手に入る」、20人に1人が使用現場目撃

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薬物使用に対する考えと直接見た経験
  • 薬物使用に対する考えと直接見た経験
  • 薬物について学んだり聞いたりした経験
  • 薬物の認知度
  • 危険ドラッグが処罰対象となったことを知っているか
  • 薬物の購入や使用の誘い
  • 周囲に薬物を所持したり、使用している(いた)人がいるか
  • 薬物を手に入れることはどの程度難しいか
  • 手に入ると考える理由
 大学生の20人に1人が薬物使用の現場を直接見た経験を持っていることが11月10日、関西の4大学による共同調査の結果から明らかになった。薬物の入手については、6割の学生が「少々苦労するが、何とか手に入る」または「簡単に手に入る」と考えていた。

 調査を実施したのは、関西、関西学院、同志社、立命館の4大学。大麻や危険ドラッグなど、薬物に関する教育活動が大学において重要な課題となっていることから、2009年に薬物乱用防止に関する共同声明を発表し、薬物に関する意識調査も毎年共同で行っている。調査は4月、4大学の2015年度入学生を対象に実施し、23,012人から回答を得た。

 薬物の名前は、「大麻(マリファナ、ハッシッシュなど)」は91.7%、「覚せい剤(スピード、エスなど)」は91.5%、「麻薬」は89.9%、「コカイン」は82.2%、「有機溶剤(シンナー、トルエンなど)」は77.2%、「いわゆる危険ドラッグ(脱法ハーブなど)」は76.5%が「知っている」と回答。「危険ドラッグ」は、「脱法ドラッグ」からの名称変更による認知度浸透もあってか、前年度より25.1ポイントの増加となった。

 ただ、「薬事法の一部改正により、危険ドラッグと称される薬物や商品の多くが、使ったり、持っていたりすると、罰則の対象となる薬物になったことを知っているか」という質問に対しては、「知っている」は71.5%にとどまり、「知らなかった」は22.0%あった。

 薬物使用については、92.2%が「どのような理由であれ、絶対に使うべきではないし、許されることではない」と回答したが、6.0%は「他人に迷惑をかけないのであれば、使うかどうかは個人の自由」とした。

 テレビ、映画、報道などを除き、「薬物が使用されているところを直接見たことがあるか」という問いには、5.7%が「ある」と回答。購入や使用の誘いについては、0.5%が「購入を勧められたことがある」、1.1%が「使用を誘われたことがある」とした。また、「周囲に薬物を所持したり、使用している(いた)人がいるか」という質問では、3.5%が「いる(いた)」と答えた。

 「薬物を手に入れようとした場合、どの程度難しいと考えているか」という質問では、35.8%が「少々苦労するが、何とか手に入る」、24.9%が「簡単に手に入る」と、6割の学生が「手に入る」と考えていることもわかった。その理由は、「入手する方法は知らないが、報道などでこれらの薬物に関する事件が増加しており、簡単に入手できると感じるから」が64.6%にのぼった。

 一方、薬物について学んだり聞いたりした経験は96.0%が「ある」と回答。情報の入手先は、「小・中・高校の授業」が95.8%を占めた。
《奥山直美》

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