【シネマカフェ的海外ドラマvol.336】天才指揮者はハチャメチャ男子!? クラシック界の“ロックスター”に注目 | Push on! Mycar-life

【シネマカフェ的海外ドラマvol.336】天才指揮者はハチャメチャ男子!? クラシック界の“ロックスター”に注目

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Amazonプライム・ビデオ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」
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前回に引き続き、オリジナルドラマの注目度急上昇中のAmazonプライム・ビデオから、シネマカフェ読者にオススメのシリーズをご紹介。2本目は、ガエル・ガルシア・ベルナル主演ドラマ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」です。

『モーターサイクル・ダイアリーズ』や『恋愛睡眠のすすめ』などで知られ、日本でも人気のラテン俳優ガエル・ガルシア・ベルナルがアメリカの連続ドラマに初出演。製作総指揮には『アバウト・ア・ボーイ』のポール・ワイツ、ソフィア・コッポラの兄でもあるロマン・コッポラ、そして俳優のジェイソン・シュワルツマンらがクレジットされています。3人は脚本にも関わっているほか、ポール・ワイツとロマン・コッポラはそれぞれエピソード監督も務めている豪華さ。このあたりの名前を聞いてほくほくした人は、とりあえず観るべき! できればロマン・コッポラが監督する第7話まで観るべき! と言っても、シーズン1は1話30分の全10話ですから、第7話まで観たら最後まで観たいところですが。

物語の始まりは、ガエル演じるロドリゴがニューヨーク交響楽団の指揮者に就任するところから。若くてエネルギッシュな天才指揮者ロドリゴの登場は、ポジションを奪われたベテラン指揮者をはじめ、オーケストラの楽団員たちに様々な影響を及ぼし始めます。そんな中、一流のオーボエ奏者を夢見ながらニューヨークに暮らすヘイリー(ローラ・カーク)は、ニューヨーク交響楽団のオーディションを受けることに。まだまだ未熟で熱意だけが取り柄のヘイリーですが、ひょんなことから彼女の演奏がロドリゴの目に留まります。

原作小説は、プロのオーボエ奏者ブレア・ティンドールが業界の裏側を綴ったもの。ドラマ自体も、ロドリゴが巻き起こす騒動やヘイリーのままならないサクセス劇を中心に、一見おかたいイメージのあるオーケストラの裏の裏に目を向けます。日本の人気漫画「のだめカンタービレ」では主人公ののだめちゃんがチャーミングな奇天烈キャラぶりを発揮していましたが、こちらのロドリゴも彼女に負けないハチャメチャ男子。天才ゆえに傲慢で、自分大好きで、ポール・ワイツ曰く「クラシック界のロックスター」然とした彼はどこかセクシーで、周りを夢中にさせます。ドラマの中には、自転車で劇場にやって来た彼を大勢の追っかけファンが待ち受ける…という、ロック界かアイドル界か? なんてシーンも。アメリカ映画ではなかなか魅力的な役に出会い切れていない感もあるガエルですが、「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」のロドリゴは彼の当たり役と言えそうです。

また、ロドリゴやヘイリー以外のキャラクターも個性的な面々ばかりで、情熱をかけるべき何かに巡り合えている人たちの姿をリアルかつ赤裸々に、ちょっぴりおかしく、けれども愛情たっぷりに描いているのが「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」らしいところ。格好悪いけど格好いい。だからこそ目が離せない。そんな登場人物たちが必死に奏でる物語は、遊び心たっぷりの音楽に出会えたかのような喜びを私たちにもたらしてくれます。
《text:Hikaru Watanabe》

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