カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #120: TOYOTA・bB by サウンドステーション ウイニング 後編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #120: TOYOTA・bB by サウンドステーション ウイニング 後編

見て良し聴いて良しのカスタム・サウンドマシンをフィーチャーしている当コーナー。今週は、滋賀県の名店・サウンドステーション ウイニングが製作したbBの後編をお届けする。インテリアの造りをお見せしながら、サウンドシステムの詳細を解説していく。どのようなアプローチで音作りがなされているのかを、徹底分析!

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


見て良し聴いて良しのカスタム・サウンドマシンをフィーチャーしている当コーナー。今週は、滋賀県の名店・サウンドステーション ウイニングが製作したbBの後編をお届けする。インテリアの造りをお見せしながら、サウンドシステムの詳細を解説していく。どのようなアプローチで音作りがなされているのかを、徹底分析!


妥協なきユニットチョイス & インストレーションで
狙い通りの爆鳴りパワーサウンドをゲット!!

まずはコンセプトからご紹介しよう。先週の記事でも触れたように、カスタムコンセプトは「カーオーディオの楽しさの提案」。そしてサウンドコンセプトは、「外部アンプ+サブウーファーの楽しさの提案」である。さて、それがどのように実践されているのかと言うと…。



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インテリアムは、スピーカー周りとセンタークラスターのペイント(パールホワイト)以外はストック状態をキープ。しかし、サウンドは超スペシャル! パワーアンプの良さを十二分に堪能できる。

システムレイアウトから見ていこう。核となるソースユニットにはカロッツェリアの名機、DEH-P01をチョイス。そしてパワーアンプは2台、ともロックフォード・フォズゲートの上級ライン、パワーシリーズから、T1000-4ad(4chモデル)とT1500-1bdCP(モノchモデル)を選択。スピーカー群は以下のとおり。ツイーターがヴァイブ・オーディオのブレットツイーター、BLACK DEATH PRO 4T-V1、ミッドウーファーが20cmモデルであるBLACK DEATH PRO 8M-V1、そしてサブウーファーがJLオーディオの15インチモデル、15W0v3-4×2発というラインナップだ。

以上の顔ぶれとなっているところには、それぞれ思惑がある。「外部アンプ+サブウーファーの楽しさの提案」を行うにあたり、どこまでも明瞭な中高音、そしてどっしりとした重低音、そこのところを強調したサウンドを展開すべく、そのためのベストな布陣が敷かれているのだ。使われているブァイブ・オーディオのスピーカー群は、どれだけ低音が出ていようとも、それに埋もれることなく遠くまで中高音を飛ばせるタイプのスピーカー、とのこと。そしてサブウーファーには、以前から使い込んでいて鳴らし方を熟知しているJLオーディオをチョイス。さらにその中から大口径モデルを指名して、野太い重低音をドライブさせよう、という作戦である。



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音飛びの良さに定評のあるヴァイブ・オーディオのブレットツイーターを採用。大音量を前提としていたので低域に埋もれない高域が不可欠、という理由で当モデルは採用されている。ダッシュ上にガッチリとインセット。

ちなみにウイニング代表の中江さんいわく、JLオーディオのサブウーファーは、容量が小さめの“シールドボックス”に組み込み、かつ十二分なパワーをかけてやると、タイトでパンチのある突き上げるような低音を生み出すことができるとのことだ。ただし、そこにもコツがある。ポイントとなるのは密閉性だ。そこに抜かりがあると狙った音を得られない。というわけで寸分のゆがみもなく正確にボックスを組み上げ、さらに内部に樹脂を流し込んだ。こうしてパーフェクトな“シールドボックス”を完成させ、思いどおりの重低音をゲット。

そしてハイライトはパワーアンプのチョイス。予算と製作日数を抑えた現実的なカスタムが提案されている中で、パワーアンプに関しては特に贅を尽くした。コンセプトをマックスに具現化すべく、妥協のない選択が敢行されているのだ。4chアンプは、パワーシリーズの4chモデル中、最大出力を発揮するタイプだ(250W×4ch・4Ω時)。モノchアンプのほうはシリーズ中2番目の出力ながら、1000W×1ch・4Ω時という大パワーモデル。役者は揃った。



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15インチサブウーファーの重低音とフロントのサウンドとを確実に繋げるべく、ミッドウーファーには20cmモデルが採用されている。それをハイパワー4chアンプでマルチ駆動し、押し出し感のあるサウンドをゲット。

結果、“爆鳴り”サウンドの獲得に成功! 試聴に訪れるユーザーに、クリアでハギレの良い中高音 & 骨の随まで響く重低音を、これでもかとばかりにデリバリー♪

ウイニングでは、先月のこのコーナーでご紹介した、究極的なピュアサウンドを奏でるMercedes-AMG・CLA 45、ダイヤトーン・サウンドナビを使ったミドル級システム搭載車、ナビ+外部プロセッサーシステム搭載車、そしてこのbBと、タイプが異なる4台のデモカーを用意している。同店に行けば、カーオーディオの楽しさを、全方位的に体験できるのだ。お近くにお住まいのアナタ、今度の週末にでも、ぜひ。

《太田祥三》

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