“ハイレゾ”最前線!! 「システム構築術」と「醍醐味」を 詳細リサーチ! #2: “ハイレゾ”の魅力とは? by GARAGE A | Push on! Mycar-life

“ハイレゾ”最前線!! 「システム構築術」と「醍醐味」を 詳細リサーチ! #2: “ハイレゾ”の魅力とは? by GARAGE A

カーオーディオ愛好家たちの間にも浸透しつつある“ハイレゾ”だが、始め時は“今”なのか、“先”なのか…。そこのところを浮き彫りにすべく徹底取材を敢行している。まずは群馬県の実力ショップ、Garage Aにご協力いただき、先週は同店で製作した“ハイレゾ”システム搭載車を例に、システム構築のツボをお伝えした。そして今週は、同店の高橋さんにお訊きした、「ハイレゾの魅力」についてのお話をご紹介していく。

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“ハイレゾ”最前線!! 「システム構築術」と「醍醐味」を 詳細リサーチ!


カーオーディオ愛好家たちの間にも浸透しつつある“ハイレゾ”だが、始め時は“今”なのか、“先”なのか…。そこのところを浮き彫りにすべく徹底取材を敢行している。まずは群馬県の実力ショップ、Garage Aにご協力いただき、先週は同店で製作した“ハイレゾ”システム搭載車を例に、システム構築のツボをお伝えした。そして今週は、同店の高橋さんにお訊きした、「ハイレゾの魅力」についてのお話をご紹介していく。

早速ズバリと、“ハイレゾ”の楽しさとは何かお訊きした。

「一番の醍醐味は、『過去の作品を“ハイレゾ”で聴き返してみたくなること』ですかね。

かつてヘビロテしていた作品を、年月をおいて聴き返したとき、当時の記憶や香りまでもが呼び起こされて感動しますよね。それを“ハイレゾ”で体験すると、+αの感動が付加されるんです。

感動ポイントは3点あります。まずは、よく聴いていた音源だけに、高音質であることをまざまざと感じられること。単純に、“ハイレゾ”の良さがわかりやすいんですよ。

そして2点目は、新しい発見があることです。CDでは聴こえていなかった音が聴こえてきたり、空気感が変わることで楽器の表情が変化したり。本当の音が分かった気分になるんですよ。聴き込んでいた音源なのに、あれっ!と驚かされる。楽しいですよ。

そしてもう1点。呼び起こされる感覚によって沸き上がる感動そのものが、音が良いことでブーストされるんです。CDで聴き返す以上の感動を味わえます」



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HONDA・ODYSSEY by GARAGE A

至極納得できる話だ。曲を聴くことでタイムスリップできることも音楽の魅力の1つだが、それが“ハイレゾ”の力によって増大するというのだ。そう言われて、しばらく聴いていなかったアルバムを、無性に“ハイレゾ”で聴き返してみたくなった。

ところで、そうであるならばなおさら、“ハイレゾ”を楽しむ環境作りも重要のように思われる。良いシステムで聴いたほうが、“ハイレゾ”の高音質を感じやすいはずだ。“ハイレゾ”は、ハイエンドシステムありきなのだろうか…。

「いや、必ずしもそうではないと考えています。確かに、より高度なシステムのほうが“ハイレゾ”のメリットが活きてくるのは事実ですが、それ以外がダメ、ということではないんです。“ハイレゾ”対応プレーヤーのヘッドフォン出力をナビヘッドのAUX端子にアナログ接続して聴く方法でも、“ハイレゾ”の良さを充分感じ取ることができます。信号のシステムへの取り込み方は、『アナログ』でもOKだと考えください。そしてアンプやスピーカーなどのシステムも、ハイエンドありきでなくて大丈夫です。スピーカーが純正のまま、というのではさすがに寂しいので、せめてエントリーグレードであっても市販スピーカーに交換していただきたいと思いますが、それでもOKです。“ハイレゾ”の良さを楽しめます。そして、もっと良い音で聴きたくなった時に、システムアップすればいいと思うんです。“ハイレゾ”だからといって、スタートラインが変わることはありません」



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HONDA・ODYSSEY by GARAGE A

エントリーシステムであっても、“ハイレゾ”の良さを体感できるというのは心強い。難しく考え過ぎる必要はなさそうだ。

最後に、“ハイレゾ”の可能性についてもお訊きしてみた。

「CDと違って、“モノ”ではないことに寂しさを感じている方もいらっしゃると思いますが、今後は状況も変わってくると思うんです。例えば、ダウンロード販売に加えて、USBメモリーに“ハイレゾ”音源を収めて売る、というケースも出てきています。この形は今後増えていくのではないでしょうか。今の段階で、“ハイレゾ”のここがダメと決めつける必要はないと思います。まずは“ハイレゾ”を始めて、状況の変化も楽しみながら、“ハイレゾ”を満喫していきたいと思うんですよね。“始め時”は来ています。待つ必要はないですよ」

いかがだったろうか。“ハイレゾ”に興味があったら、即、始めて良さそうだ。エントリーグレードのシステムのままでも、“ハイレゾ”によってシステムアップ的な効果も得られるだろう。ぜひ。

《太田祥三》

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