ドイツの実力ブランド“rainbow”から 新機軸DSP『DSP1.8 + WiFi Module』登場! 能力のすべてを緊急リポート!! #1: ブランド解説 | Push on! Mycar-life

ドイツの実力ブランド“rainbow”から 新機軸DSP『DSP1.8 + WiFi Module』登場! 能力のすべてを緊急リポート!! #1: ブランド解説

この度、注目のニューDSPがデビューした。“rainbow”(レインボウ)からリリースされた『DSP1.8 + WiFi Module』がそれだ。鳴り物入りで登場した当機の性能、そして使い勝手までを、これから3週にわたって徹底検証していく。ストロングポイントはどこにあり、どれほどまでのポテンシャルを秘めているのか…。

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ドイツの実力ブランド“rainbow”から 新機軸DSP『DSP1.8 + WiFi Module』登場! 能力のすべてを緊急リポート!!


この度、注目のニューDSPがデビューした。“rainbow”(レインボウ)からリリースされた『DSP1.8 + WiFi Module』がそれだ。鳴り物入りで登場した当機の性能、そして使い勝手までを、これから3週にわたって徹底検証していく。ストロングポイントはどこにあり、どれほどまでのポテンシャルを秘めているのか…。

とその前に、第1回目となる今週はまず、“rainbow”というブランドについて解説していこうと思う。ブランド自体の実力から、じっくりとチェックしていく。

“rainbow”は、ハイルブロンという名の都市に拠点を置いている。ドイツ南西部に位置する、ドイツ連邦共和国の16の連邦州の中で3番目の広さを持つバーデン=ヴュルテンベルク州の、その北部にある大都市だ。カーオーディオ業界の大手、「AIV社」が運営している。

ところで、“rainbow”の製品はスピーカーを中心として日本にも輸入されていたので、なじみのある方も少なくないだろう。アルミ系の振動板を持つモデルなど、ルックス的にも印象度が高く、品質的にも堅実なブランドとして支持を得ていた。またハイエンドモデルからエントリーグレードまでラインナップが充実し、幅広い層に使われてもいた。

その“rainbow”が、この度イース・コーポレーションを正規輸入代理店として、日本再上陸を果たした。その第一弾となる製品が、この『DSP1.8 + WiFi Module』というわけなのだ。


rainbow


さて。“rainbow”というと、“スピーカーブランド”というイメージが根強いのではないかと思われるが、実は現在の製品ラインナップは、パワーアンプ、パワードサブウーファー、そしてこのDSPまでと幅広い。総合的なカーオーディオメーカーだ。

とはいえ、スピーカーに強みを持つブランドであることも事実だ。社史を紐解くと、ルーツはスピーカー開発にあり、そしてトピックの多くもスピーカー関連が占めている。主なトピックをピックアップしてみると…。

“rainbow”ブランドが設立されたのは1989年。1984年に起業された「ATT」がベースになっている。「ATT」は、車両音響とエレクトロニクスの専門家によって設立されたもので、以来、自動車用のスピーカーを開発、供給を行っていた。その活動が“rainbow”ブランドの立ち上げとして結実したと言っていい。

1991年にはラインナップの拡大が行われ、4ウェイコンポーネントを発表。翌年には音響測定のためのコンピューター支援システムを開発。ドイツでのカーハイファイ協会の創設メンバーになったのもこの年で、さらに1995年には“IASCAドイツ”の共同創設者にもなっている。

1999年に発表されたスピーカー『Reference CS260.30』は、2001年の「CES」で、ショーでもっとも革新的な製品の1つとして認められ技術賞を受賞。同シリーズは現在も“rainbow”のトップエンドラインとして君臨している。

以後も積極的に製品展開を拡幅。2007年には防水コアキシャルスピーカーを開発し、船用の製品をリリースするマリーン部門もスタートさせている。また近年はエントリーグレードの拡充も目立っていて、BMW、VW、Mercedes-Benzに向けたカスタムフィットタイプの専用キットも多数発表している。


DSP1.8 + WiFi ModuleDSP1.8 + WiFi Module

DSP1.8 + WiFi Module


“rainbow”が目指すサウンドとは、「どこまでもクリアに響き渡る美しい高域。適度に芯のあるジェントルな中域。重く深みのある芳醇な低域」。その信念の基、最高の素材と伝統の製法技術、さらには最新の音響測定機器に裏付けられた膨大な実測データを駆使し、“rainbow”ならではの珠玉のナチュラルサウンドを生み出し続けてきた。そしてそれは、世界各地のサウンドマイスターたちから高く評価されている。信頼も揺るぎない。

以上が“rainbow”のプロフィールだ。

そんな“rainbow”が完成させた気鋭のDSP、『DSP1.8 + WiFi Module』。最大の特長は、WiFi対応端末内の音楽をWiFiストリーミング再生できること。そして、2つ目の特長は、調整機能が多彩なこと。

それらにはどれほどのメリットがあるのかを、次週以降で明らかにしていく。使えるDSPをお探しならば当連載を、お読み逃しなきように。

《太田祥三》

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