『DIATONE SOUND.NAVI』で実践!! サウンド・チューニング、基礎の基礎! #4: 『イコライザー』 | Push on! Mycar-life

『DIATONE SOUND.NAVI』で実践!! サウンド・チューニング、基礎の基礎! #4: 『イコライザー』

カーオーディオ 特集記事

『DIATONE SOUND.NAVI』で実践!! サウンド・チューニング、基礎の基礎!
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講師:中江賢治さん(サウンドステーション ウイニング)



『DIATONE SOUND.NAVI』を例に使いながら、サウンドチューニングの基礎テクニックを解説している。最終回となる今回は、『イコライザー』を取り上げる。講師は今までどおり、サウンドステーション ウイニングの中江さん。今回も、調整の勘どころを、じっくりと教えていただいた。



最初に、『イコライザー』とは何なのかについておさらいしておきたい。



『イコライザー』とはズバリ、車室内での音響特性の乱れを“補正”しようとする機能だ。車室内はオーディオ的に厳しい環境だ。音はガラスに反射し、さらにはシートで吸収される等々、さまざまな要因から周波数特性が乱れがちだ。それに対処しようとする機能が『イコライザー』なのである。



ところで、Hi-Fi的なサウンドチューニング術においては、『イコライザー』は極力触らないほうが良い、とされている。これには2つの観点がある。1つは、取り付けの段階で特性の乱れが生じないように対処すべき、という観点であり、もう1つは、場合によっては『イコライザー』を使うことで音質が劣化することがあり、それを防ごうとする観点だ。



ちなみに言うと、80シリーズ以降の『DIATONE SOUND.NAVI』の『イコライザー』では特に、音質の劣化はほとんどないのでそれについては心配ご無用だ。そこが『DIATONE SOUND.NAVI』のストロングポイントの1つでもあるのだ。





DIATONE SOUND.NAVI


DIATONE SOUND.NAVI





それではいよいよ、『イコライザー』の使い方のコツをご紹介していこう。まずは、『イコライザー』を触るべきか触らないべきか、についてお聞きした。



「積極的に触りましょう。触らなくてもよいように取り付けを追い込みたいところですが、それはおいおいでいいと思うんです。まずは気軽なシステムでカーオーディオを楽しんでほしいと思うんです。で、その時は多かれ少なかれ、ピーク(音的な出っ張り)やディップ(音的な凹み)は出てしまいます。でもそれは、『イコライザー』で解決できるんです」



では、どのように扱えばいいのだろうか。コツをお聞きした。



「最初は特に、“いやな部分を取る”という視点を持つことが大事だと思います。例えば、2kを上げ下げしてみる。次に4kを上げ下げしてみる。どちらをうるさいと感じるか。上げた時にいやな感じが強かったほうは、悪さをしている可能性があります。そこを下げてみて、すっきりすればOKです。



例えば、J-POPなどの録音の薄い音源にありがちなのですが、ボーカルのカ行やサ行の言葉が耳に付くような場合。この時は、2k、4k、8kあたりを上げ下げしてみてください。上げて嫌な感じが強くなったら、そこが悪さをしているポイントと判断できますから、そこをちょっと下げてやる。そうすると、声が丸くなったように聴こえるはずです。ただ、やり過ぎには注意が必要です。丸くなりすぎて美味しいところがなくなってしまいますから」



次は、低域についてお聞きした。



「100Hz以下の低域は、上げ過ぎないようするのがコツですね。純正スピーカーのままの場合や、ごくごく軽いデッドニングしかしていない場合は、100Hz以下の音をドアのスピーカーでキレイに出すのは相当に難しいんです。そこを上げてしまうと、濁った音まで一緒に上がってしまいます。美味しい帯域ですからカットしてしまう必要はないのですが、“低域は我慢”です。



低域をもっと上げたいときには、こんなやり方もありますよ。“高域をちょっと下げてみる”というやり方です。高域を下げることで、低域が聴こえてくることがあるんですよ。低域が出ていなかったのではなくて、高域が出過ぎていた場合には。低域を上げる前に高域を下げてみる。これもコツですね」





ウイニング デモカー トヨタ・プリウスαウイニング デモカー トヨタ・プリウスα


ウイニング デモカー トヨタ・プリウスα





これはぜひとも試してみたい。



ところで、ボーカルものを聴く人は多いと思うのだが、ボーカルをもっと際立たせたいと感じたとき、何か方法がないものだろうか…。



「ボーカルの中心周波数である1kHzあたりを上げていくと、ボーカルが強調されていくようにも感じるのですが、ボーカル帯域って案外幅が広いんですよね。中心周波数だけを上げても、音色が崩れてしまうことがあるので注意が必要です。



こんなやり方もあるのでご紹介しますね。250Hzあたりを触ってみる、という方法です。この辺の帯域は、声の太さに影響を与えるんですよ。13バンドのイコライザーなら、315Hzとか400Hzあたりですね。



その辺りをちょっと下げてみると、声が細くなったように聴こえるはずです。もわっと聴こえていた声が、シュッと細くなったように。そうなると、ボーカルの輪郭がハッキリしてきて、際立ったように感じるんですね。



これが必ずしも正解ではないのですが、1つのテクニックとして覚えておいて損はないと思います」



最後にまとめていただいた。



「『DIATONE SOUND.NAVI』のスタンダードモデルに搭載されている10バンドのイコライザーは、31バンドタイプよりも触った時の変化がわかりやすいです。どのように変化するかを体験しておくことは大事なので、いろいろと触ってみていただきたいですね。



ただ、上げすぎ、下げ過ぎには注意しましょう。大きく操作し過ぎると音色が崩れていきますから。“良くないところを見つけて対処する。しかし、振り幅は小さく”。これがキモですね」



さて、これまで4回にわたってご紹介してきた当特集。いかがだったろうか。チューニングもカーオーディオの楽しさの1要素だ。厳密な調整はプロショップにお願いするとして、それとは別に自分でもいろいろと触ってみよう。そうすればカーオーディオライフがもっと楽しくなるはず。これまでの記事を参考に、ぜひぜひ、いろいろとお試しを♪





《太田祥三》
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