【緊急企画】 【カーオーディオの“噂”を検証】 三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」 “音が良い”のは、本当? #2 | Push on! Mycar-life

【緊急企画】 【カーオーディオの“噂”を検証】 三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」 “音が良い”のは、本当? #2

カーオーディオ 特集記事

【緊急企画】 【カーオーディオの“噂”を検証】 三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」 “音が良い”のは、本当?
  • 【緊急企画】 【カーオーディオの“噂”を検証】 三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」 “音が良い”のは、本当?


“音が良い”と噂されている三菱電機の「DIATONE SOUND.NAVI」。その噂の真偽に迫ろうとしている当連載企画。2回目となる今回は、当機に搭載されているスペシャル機能の仕組みと効果についてリポートする。ダイヤトーンだけが持っている、その特別な機能とは…。



前回、「『DIATONE SOUND.NAVI』には、“ステレオイメージ”を正確に再現するためのスペシャル機能が搭載されている」と説明した。



今回は、その機能が何なのかをじっくりと解説していきたい。



その機能の名は、『マルチウェイ・タイムアライメント』。



ハイエンド・カーオーディオの世界では一般的に用いられている『タイムアライメント』機能。それに対して“マルチウェイ”という言葉が付いているところが、ダイヤトーンならではのポイントである。



さて。この『タイムアライメント』機能によって「車内で、“ステレオイメージ”が正確に感じ取れるようになる」のだが、その仕組みを簡単に説明していこう。



まず前回の記事でも書いたとおり、“ステレオイメージ”とは、「目の前から音が聴こえてくる感覚、目の前にステージが広がる感覚」であり、それは「ステレオ録音された音源を左右2本のスピーカーで再生し、その2本のスピーカーから等距離の位置で聴いた時に感じ取れる」ものである。しかしクルマの中では、左右のスピーカーから等距離の位置で音楽を聴くことはできない。さらにいえば、ツイーターと呼ばれる高域を担当するスピーカーがダッシュにあり、ミッドウーファーと呼ばれるスピーカーがドアに着いている。左右のスピーカーに対して中央にポジションできないばかりか、ツイーターとミッドウーファーについてもリスナーとの距離がそれぞれで異なっている。これでは、“ステレオイメージ”を感じ取ることは到底不可能だ。



それを是正する機能が『タイムアライメント』なのである。



近くのスピーカーから発せられる音に遅延をかけて、すべてのスピーカーがリスナーに対して等距離にあるかのような状態を擬似的に作り出すのだ。



『DIATONE SOUND.NAVI』に搭載されている『マルチウェイ・タイムアライメント』も目的と効果は一緒だ。この機能をオンにした途端、すべてのスピーカーが自分に対して等距離の場所にあるかのような状態となり、正しい“ステレオイメージ”が目の前に広がる。ボーカルが中央に立ち、各楽器がステージのそれぞれの位置に居る。ステージの奥行き感までもわかる。





タイムアライメント設定クロスオーバー設定





ちなみに『タイムアライメント』機能を積んでいるカーナビはほかにもあるが、『DIATONE SOUND.NAVI』のそれとは厳密さに違いがある。『DIATONE SOUND.NAVI』のほうが厳密なのだ。他のカーナビでは、フロントスピーカーのツイーターとミッドウーファーそれぞれを個別にコントロールできない。ツイーターとミッドウーファーを1つのスピーカーと捉えてしまうのだ。しかし、『DIATONE SOUND.NAVI』ならば、それぞれを個別にコントロール可能だ。



なぜ『DIATONE SOUND.NAVI』ではそれが可能で、他ではできないのか、その理由についても簡単に触れておこう。



通常、左右のツイーターとミッドウーファーそれぞれを個別にコントロールしようとすると、パワーアンプのch数が4ch分必要になる。それぞれのスピーカー用の信号を個別に調整して、その上で音楽信号をパワーアンプに送る、という仕組みになるからだ。



しかし『DIATONE SOUND.NAVI』では、ツイーターとミッドウーファーの音をそれぞれ別々に調整しても、その信号を別々のchに分けなくても大丈夫。ここが画期的なのだ。これを実現できているのはダイヤトーンの『マルチウェイ・タイムアライメント』だけ。詳しいメカニズムを解説するにはスペースが足りないのだが、つまりは、『タイムアライメント』機能が優秀なために、システム構成がシンプルな状態でそれを運用できる。それゆえにスピーカーが純正のままであっても、“簡単に”、“厳密に”『タイムアライメント』を運用できる。なので、“音が良い”のである。



(※ちなみに他社のカーナビでも、簡易な『タイムアライメント』機能が搭載されていれば、市販スピーカーに交換して『バイアンプ接続』を実行することで厳密な『タイムアライメント』の運用が可能になる。興味のある人は、お近くのカーオーディオプロショップに行って、相談してほしい)



さて次週は、“ステレオイメージ”とは別の、もう1つの“良い音”か否かの側面、“音色”について、「DIATONE SOUND.NAVI」ではどうなのか、を実証実験リポートしていく。次週もお読みいただけたら幸いだ。







《太田祥三》
page top