「音の素性が良い & 調整能力が高い」 だけじゃない! 『DIATONE SOUND.NAVI』の ポテンシャルを再検証!! #2: 後編 | Push on! Mycar-life

「音の素性が良い & 調整能力が高い」 だけじゃない! 『DIATONE SOUND.NAVI』の ポテンシャルを再検証!! #2: 後編

『DIATONE SOUND.NAVI』の見落とされがちな利点にスポットを当て、『DIATONE SOUND.NAVI』の良さを再確認しようと試みている。先週は2つの音響機能を取り上げた。今週はそれ以外の注目すべき機能と、さらには画質について検証していく。『DIATONE SOUND.NAVI』は、単に“音がいい”だけのナビではないのだ。

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「音の素性が良い & 調整能力が高い」 だけじゃない! 『DIATONE SOUND.NAVI』の ポテンシャルを再検証!!


『DIATONE SOUND.NAVI』の見落とされがちな利点にスポットを当て、『DIATONE SOUND.NAVI』の良さを再確認しようと試みている。先週は2つの音響機能を取り上げた。今週はそれ以外の注目すべき機能と、さらには画質について検証していく。『DIATONE SOUND.NAVI』は、単に“音がいい”だけのナビではないのだ。

先週は、“ピュア・エクステンド・ワイドサラウンド”と、“ローブースト”という2つの機能を取り上げた。

それぞれ好みで使う音響効果機能だ。原音をそのまま忠実に再現しようとする時には、“装飾”的な音響機能は必要ないのだが、この2つは単なる“装飾”的な機能ではない。『DIATONE SOUND.NAVI』ならではの、“音を良くする”ための機能なのである。積極的に使えば、『DIATONE SOUND.NAVI』をもっと楽しめるはずだ。

さて、気が効いている機能は、まだ他にもある。

今週、最初に取り上げるのは、“ダイヤトーン・ボリューム”。これは、コンテンツ違い、楽曲違いによる音量のばらつきを一定に整える機能だ。

この機能はまず、『DIATONE SOUND.NAVI』にスマホを接続し、スマホ内の音楽をシャッフル再生する時に使うと便利だ。

ちなみに、iPhoneのように「音量の自動調整」機能が搭載されているスマホもある。ならば“ダイヤトーン・ボリューム”ではなく、そちらの機能を使えばいい、かと言うと、ちょっと待っただ。

『DIATONE SOUND.NAVI』を使っているのなら、“ダイヤトーン・ボリューム”を使うべきだ。理由は、“ダイヤトーン・ボリューム”では音質が劣化しないから。通常のこういった機能では、音楽信号がなんらかの回路を経由することになるので、多かれ少なかれ音質に影響が出る。しかし『DIATONE SOUND.NAVI』ではそれがないのである。“ダイヤトーン・ボリューム”を使っても、音楽信号の鮮度は変わらない。

そして、コンテンツ違いによる音量差にも“ダイヤトーン・ボリューム”は有効だ。特にDVD。DVDは結構ボリュームが小さい。DVDから地デジに切り換えた時など、急に音量が大きくなってびっくりしたことはないだろうか。“ダイヤトーン・ボリューム”をオンにしておけば、このような目に会わずにすむし、都度、音量を操作する煩わしさから解放される。


DIATONE SOUND.NAVI


もう1つ、音響的なスペシャル機能をご紹介しておこう。それは“プレミダイヤ VBL”。これはまさしく『DIATONE SOUND.NAVI』ならではの機能。特に、純正スピーカーのままで音楽を聴いている方に有益な機能である。

市販スピーカーに交換して、さらにデッドニングを煮詰めたクルマではあまり心配する必要はないのだが、純正スピーカーのままの場合、大音量で音楽を聴いていると、ドアの鉄板がびりびりと音をたてる、なんてことが結構ある。しかし“プレミダイヤ VBL”をオンにすると、それが起こりにくくなる。

というのもこの機能、ドアがビビるほどの大音量の低音を再生しようとする時、その低音成分を自然にカットしてくれるのである。ドアのビビり音はとにかく不快。それを自動で防ぎ、しかも音の変化が自然なのだから、これを使わない手はない。

さて、これまでは音に関する見落とされがちなスペシャル機能について説明してきたが、『DIATONE SOUND.NAVI』は音が良いだけではない。画質もキレイなのだ。音について説明したいことが山ほどあるので、いつも画質について解説するスペースがなくなっていたが、今回はそこについてもキッチリと触れておきたい。

三菱電機には、三菱液晶テレビ『REAL』で培った映像技術がある。『DIATONE SOUND.NAVI』には、その映像技術が採用されているのだ。

注目すべき具体的な技術は、以下の3つ。

1つ目が、“ダイナミックガンマ補正”。外光下での黒浮きや映像の黒つぶれ、白飛びを抑えて、自然なコントラストを再現しようとするものだ。下の写真で見比べてほしい。右側の写真が補正後の画像だ。


ダイナミックガンマ補正ダイナミックガンマ補正


2つ目が、“ナチュラル・カラー・マトリックス”という技術。画像データを12の色成分に分解し、それぞれを独立して調整する機能だ。これにより、自然で鮮やかな色再現を実現してくれる。同じく、下の左右の写真を見比べていただきたい。こちらも右が補正後の画像だ。


ナチュラル・カラー・マトリックスナチュラル・カラー・マトリックス


3つ目は“超解像技術”。低解像度の画像は、すなわち画像が粗い。ぼやけて見えるのだが、これを自然で高密度な画像に補正してくれる技術がこの、“超解像技術”だ。これも下の写真で見比べていただきたい。右が補正後の画像だ。


超解像技術超解像技術


さて、いかがだったろうか。Hi-Fi機としてオーディオ性能が優れているだけに留まらず、車内のオーディオ & ビジュアルをさらに楽しくさせるプラスαの利点をさまざま搭載している『DIATONE SOUND.NAVI』。カーエンターテインメントを充実させたいと思うのなら、『DIATONE SOUND.NAVI』で決まりだ。

《太田祥三》
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