カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #100: HONDA・STREAM(オーナー・阿部弘樹さん) by SOUND WAVE 後編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #100: HONDA・STREAM(オーナー・阿部弘樹さん) by SOUND WAVE 後編

カーオーディオ 特集記事

カスタム・オーディオマシン Special Feature !!
  • カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


音にも作りにも妥協のない秀作オーディオマシンを取り上げている当連載。今週も、先週に引き続き茨城県の有名ショップ、SOUND WAVE製作のストリームをご紹介する。今回は、オーディオシステムをクローズアップ。どのようなこだわりが注入されているのかを詳細にリポートしていく。




さすがは世界的音質コンペ“EMMA”を闘う競技車両!
ストイックなまでに“良い音”を徹底追求!



ところで先週の記事で、このクルマが世界的カーオーディオコンペ“EMMA”に参加しているコンペカーであると説明した。勝つために、インストール面でさまざまな工夫が成されていることをリポートしたが、サウンド面でもそれは同様だ。



ユニットチョイス、インストール、調整、それぞれにおいて、勝つための最善が尽くされている。



具体的に解説していこう。まずはユニットチョイスについて。



ヘッドユニットは、ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ80PREMI。それに組み合わせるパワーアンプは、グラウンドゼロのフラッグシップシリーズから、GZPA Reference2と、同・GZPA Reference4を1台ずつチョイス。フロントスピーカーもグラウンドゼロ。こちらはなんと、全世界で50セット(日本向けには8セット)のみしか販売されなかった限定3ウェイコンポーネント、GZPC 16.3SQ-LTDだ。サブウーファーもグラウンドゼロ。GZPW 15SPL(15インチモデル)を採用している。



このように、グランドゼロの上級ユニットをフル装備。まさに“完全武装”と言うにふさわしい、盤石の布陣だ。






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ヘッドユニットはダイヤトーンサウンドナビ。同ナビで3ウェイを鳴らす場合、パッシブを使用する方式と、パッシブとマルチ接続を併用する方式とのどちらかが選べるのだが、このクルマでは後者が選択されている。






次に、取り付け上の注目ポイントをご紹介していこう。特筆すべきは、各スピーカーユニットの取り付け角度。



まずはツイーターとミッドレンジ。取り付け場所に関しては、「視界を妨げない場所」という“EMMA”のルールがあるので選択肢は多くない。というわけで場所はすんなりと決定され、そのあと、徹底的に角度が吟味された。



角度は、ユニットの性能、室内形状等々で、1台1台ベストが異なるという。情報量を得るためには、リスナーに直向けするのが良いのだが、反射の影響、左右での音色統一など、配慮すべきポイントも多々ある。それらをすべて勘案し、仮固定→試聴が繰り返され、その上で最善が割り出されている。



そしてクライマックスはミッドウーファー。こちらはできる限りリスナーに向けて、最大限、角度が振られている。これをするかしないかは、リスナー側のミッドウーファーにおいて特に違いが出るという。通常の角度だとリスナーから振動板がほとんど見えないほどに角度が開いてしまっている。これを5度でもリスナーに向けられたら、相当に情報量が稼げるというのだ。



だが、それを実現させるのは簡単ではない。もっとも難しいポイントは、背圧の処理。角度を付けることで背圧の逃がし方に工夫が必要になる。その点、サウンドウェーブではこれに関しても十二分なノウハウを有している。ドア内部で、制振、吸音、拡散等々さまざまなテクニックを展開してオーディオ的なコンディションを整えてある。結果、豊潤な中低域サウンドの獲得に成功。






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Aピラーは、ドアの化粧プレートと呼応するデザインとなっている。ロゴプレートはLEDで光るが、点灯していない状態でも色付きとなるように、イエローでペイントされている。ツイーターとミッドレンジの取り付け場所の決定に際しては、“EMMA”のルールにのっとり、運転視界の妨げにならない場所が選ばれている。






そして調整。エージングが進むことでバランスに変化が出てくるので、コンペ前には毎回見直し、常にベストな状態を維持している。



ちなみに、インストール段階で相当に追い込まれているので、イコライザー調整はほとんど必要ない。見直すべき中心はタイムアライメンだ。ここを毎回微調整して闘いに挑んでいる。



ところで前回の記事で、「“EMMA”では、ルールを研究することで傾向と対策を分析できるので、努力次第で点数アップが可能であり、そこが楽しさだ」と説明した。サウンド面においてもそれは同じだ。ステージング、奥行き、高さ、フォーカス等々、審査項目が具体的なので、点数を稼ぐための対策が取りやすい。都度の調整の見直しでは、採点ポイントそれぞれにおいて、レベルアップが図られる。



だが、取り付け面で加点を得ようとした時の対策の仕方はわかりやすいのだが、サウンド面においては経験則がないと思うように加点できない。弱点を見極める力と、弱点を払拭させる調整能力が必要となる。サウンドウェーブならそれについても相当にノウハウを有している。それを駆使して、毎回、自己ベストを更新し続けている。






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ドアに取り付けられたミッドウーファーが、相当に角度付けされていることが写真で読み取れるだろうか。ところですぺてのスピーカーにグリルが装着されているが、これも“EMMA”のルールに従ってのことだ。






以上が、このストリームで実現されている“音へのこだわり”のすべてだ。さすがは競技車両、それぞれにおいてチャレンジがストイック。



そして、ストイックに取り組めば取り組むほど結果となって帰って来るのが“EMMA”だ。そこに醍醐味がある。あなたもぜひ。





《太田祥三》
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