カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #99: HONDA・STREAM(オーナー・阿部弘樹さん) by SOUND WAVE 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #99: HONDA・STREAM(オーナー・阿部弘樹さん) by SOUND WAVE 前編

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!
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サウンドとルックスを両立させた秀作オーディオマシンをピックアップしている当コーナー。今週と来週の2週にわたってご紹介するのは、茨城県の実力ショップ、SOUND WAVE製作のストリーム。次第に盛り上がりを見せつつあるカーオーディオ・コンペティション、『EMMA』を闘っているコンペカーだ。『EMMA』仕様車ならではの見どころをリポートしながら、『EMMA』の面白みについても解説していく。




新たなカーオーディオ・コンペティション『EMMA』に参戦する
闘うハイグレード・サウンドマシン!!



オーナーの阿部さんが、ストリームにオーディオを積もうと決意したのは昨年の初頭。フルカスタムのオーディオカーを所有する友人の影響だ。その友人の紹介で、阿部さんはサウンドウェーブの門を叩く。



このストリームは、阿部さんにとっての初のオーディオカーだ。しかしやるのなら音にも作りにも妥協のない本格派の1台を作りたい、と阿部さんは考えていた。



ショップはその熱意を敏感に感じ取り、ならばと、あるプランを阿部さんに提示した。スタートしたばかりの『EMMA』への参戦だ。阿部さんはそれに興味を惹かれる。手応えあるオーディオカーを作れそうなワクワク感を抱く…。こうして、『EMMA』仕様車の製作はスタートした。



競技車両ゆえに手間を要する。なので、取り敢えずの完成をみるのに約3か月が費やされた。そして完成後も、常に細部のモディファイを敢行。勝つためのブラッシュアップが繰り返された。



そうしながら阿部さんは昨年1年間、各地の『EMMA』に参戦。戦績は上々だった。そして11月に開催された『EMMA ACG2014 FINAL』の“EMMA アドバンス無制限”クラスでは、見事優勝の栄冠に輝く。



これが、このストリームの、製作開始からの昨年1年間のストーリーだ。






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安全性を重んじた『EMMA』仕様のラゲッジ。しかし、左右のアンプに角度を付けるなどして、見た目の面白みも注入してある。ちなみに、リア側のウォールの左右にパンチングメタルが取り付けられているが、これはアンプから放出される熱の逃げ道。装飾的なパーツであり、かつ、安全性への配慮でもある。






ところで、『EMMA』とはどのようなコンペティションなのかを簡単に説明しておこう。ひと言でいうなら、「取り付けとサウンドの両方がジャッジされる競技」である。そしてそれを行うにあたりルールが詳細に定められていて、審査にあたるのはルールを熟知した「公認ジャッジ」。競技としての厳格性が高い。そしてそのことが面白みを生む。サウンドウェーブの根本店長はこう語ってくれた。



「ルールを研究することで、戦略を練ることができるんです。勝つための“傾向と対策”を分析し、それに向かって努力を重ねる。その努力は得点となって返ってきます。やり甲斐があるんですよ。ただ、相手があることなので、相手が自分以上に点を伸ばしてきたら勝てません。勝負はゲタを履くまでわからない。その部分はシビアですが、競技として取り組みやすく、そして刺激的です」



ちなみに、点数を稼ぐためにはどのようなことをすべきなのかというと…。取り付け面においてそれは、「安全性の確保」という言葉に集約できそうだ。配線の確実性や安全性、そして各ユニットのメンテナンス性が重要視されるとのことだ。どのように安全に配慮しているか等々を、インストール時に写真を撮り、それを“アピールブック”にまとめていく。内部の作り換えを行ったら写真も撮り直し、“アピールブック”も書き換える。






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サブバッテリー周りなどの各所で、安全性、メンテナンス性を重視。ちなみに「『EMMA』仕様を極めていくことは、ショップの技術向上にもつながる」とはサウンドウェーブ根本店長の談。そしてそれは結局、クオリティとしてユーザーに還元されるのだ。






このストリームのラゲッジスペースのカスタムで見ると、例えば、サブバッテリーやヒューズにアクセスしやすくなっているのだが、この部分はまさにルールに従ってのこと。また、パワーアンプがラックと一体化しているが、これも『EMMA』仕様だからこそ。配線部分をカバーで“保護”してあるのだ。その上でさらに、アンプの熱対策として空気の通り道も内部で確保されていて、ファンも取り付けられている。これも加点のための工夫だ。



その上で、遊び心も注入。ここはサウンドウェーブならではのこだわりだ。安全なだけではつまらない。サブウーファーボックス内部が見えるように2重窓を設置したり、アンプラックに角度を付けて立体感を表現したり。ドアとピラーのデザインを呼応させたり…。



といいつつ、このような工夫も加点対象となり得る。“クラフトマンシップ”という審査ポイントがあり、いわば、インストーラーのアイデアや情熱も点数となるのだ。



ちなみに、ルールが厳密だからこそ、こんなことも可能となる。それは去年の『EMMA ACG2014 FINAL』でのこと。この大会の各“無制限”クラス参加車両は、『EMMA ASIA FINAL』にもエントリーしていた。来日した国際ジャッジによって採点されていたので、後日に開催された『EMMA ASIA FINAL』のエントリー車両と競うことが可能だったのだ(当日、点数は発表されていない。発表されてしまうと、後日に開催される『EMMA ASIA FIANAL』のエントラントに対策されてしまうからだ)。



そしてこのストリームは、『EMMA ASIA FIANAL』でも、堂々の9位入賞を果たしている。






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パッシブにも容易にアクセス可能。サブウーファーボックスの窓は敢えて2重窓とした。これにより見た目の変化を生み出すことにも成功。ショップのロゴプレート周りはイエローでペイント。夜間はLEDで黄色に光る。






世界と闘うことも可能な『EMMA』。いかがだろうか。日本ではまだまだ始まったばかり。参加車両はこれからさらに増えていくことだろう。参戦する人数が増えていくほどに白熱し、そして面白みも増していく。この記事を読んで興味が湧いてきたアナタ。愛車を『EMMA』仕様に作り替えてみてはいかがだろうか。やるなら、今だ。





《太田祥三》
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