カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #87: VW・Eos(オーナー・大和裕臣さん)by to be Style 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #87: VW・Eos(オーナー・大和裕臣さん)by to be Style 前編

今週から2週にわたってご紹介するのは、群馬県の名店・to be Styleが製作したVW・イオス。ガワからインテリア & オーディオに至るまで、徹底的にオーナーの美意識が注入された秀作マシンだ。今回は全体のコンセプトとトランクのカスタムについてじっくりと解説していく。

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


今週から2週にわたってご紹介するのは、群馬県の名店・to be Styleが製作したVW・イオス。ガワからインテリア & オーディオに至るまで、徹底的にオーナーの美意識が注入された秀作マシンだ。今回は全体のコンセプトとトランクのカスタムについてじっくりと解説していく。


エクステリアでは“シャープ” & “ワイド”を徹底!
インテリアでは“質感の向上”にこだわり抜く!

このVW・イオス。カスタムコンセプトはズバリ、“理想のデザインの追求”。ベースカーが元来有しているカッコ良さを活かしつつ、それをさらにブーストさせながら、オーナーの考える“理想の形”の具現化が目指されている。そしてその過程には、一切の妥協がない。

すべてトゥビースタイルによってプロデュースされている外装から見ていこう。フロントバンパー、サイドステップ、リアパンバー、ホイール等々、パーツは基本、すべてワンオフパーツだ。ゴルフV用のパーツをベースにしながら、大和さんが目指すフォルムへとオリジナル製作したものだ。重要視したのは“シャープさ”と“ワイド感”。それらを表現するために、細かな部分にまで気を遣ってデザインしてある。オンリーワンを極めるためのワンオフ、というよりむしろ、理想追求のためのワンオフなのである。

足回りにも魂を注入。エアサスと車高調のハイブリッドでローダウン化を敢行。ホイールもキャンディレッドにペイントして存在感を強調した。



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限られたスペースの中で、最大限奥行き感を表現すべく作り込まれたトランク。2つのエアタンクに入れられているラインで、ドイツと日本の国旗を表現。タンクの下にはアンプとプロセッサーが設置されている。メンテナンス性も考慮され、それぞれに簡単にアクセス可能。

インテリアにおいても、オーナーのこだわりが満載だ。室内のカスタム(写真は来週公開!)では、純正の質感を崩さないことをテーマとし、シルエットは元々のラインをキープ。その上で、足りない物を注入していく、という手法が取られている。結果、内装生地はすべてが張り替えられた。形はキープしながら“質感の向上”に努めた、というわけだ。要所にステッチを導入し、さらにはドイツ国旗、日本国旗をイメージしたラインを入れ、アクセントを上手く効かせながら、スタイリッシュに仕上げられている。



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サブウーファーボックスは、トランク奥側のアンプのさらに奥に設置されていて、振動板は車内側に向けられている。ちなみに、リアのシートベルトパッドは、オーナーの奥さまの手による1点モノ。

一方トランクでは、作り込むことで美意識を表現。とは言いつつ、このクルマの場合、トランクはルーフを格納するための空間でもある。スペースに限りがあるのだ。制約のある中でいかにインパクトが出せるか、ショップの腕とセンスの見せ所となった。

テーマに置いたのは、“奥行き感”。制限があるからこそ、それを感じさせない仕上がりを目指したのだ。エアタンクを敢えて小ぶりなものに換え、しかし2つ使うことでシンメトリックデザインを形成し、アンプの上にフローティングさせた。奥側に設置したパワーアンプは、アーチ上にデザインしたケースで上側を覆い、ここでも立体造形を展開。その上で間接照明的なライティングでパーツを浮かび上がらせた。狙いどおりの効果を発揮している。

ちなみにこのクルマ、エクステリアを中心にそのカスタムは現在も進化中。“理想のスタイル”の追求は、今もまだ止められてはいないのだ。今後にも大いに注目したい。

さて、次週はオーディオシステムの詳細と、サウンドコンセプトについて解説していく。お見逃しなく♪



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次週に詳しくご紹介するインテリアをチラ見せ。質感の向上にこだわって各所が仕上げられている。もちろん、グッドサウンドにも抜かりナシ。最後は、ルーフを装着した時のエクステリア。

《太田祥三》
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