カーオーディオ新時代の到来! HELIX Pro驚異の実力を知る #2: そもそもハイレゾってなに? | Push on! Mycar-life

カーオーディオ新時代の到来! HELIX Pro驚異の実力を知る #2: そもそもハイレゾってなに?

そもそもハイレゾってなに?

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カーオーディオ新時代の到来! HELIX Pro驚異の実力を知る


そもそもハイレゾってなに?

先週はHELIX Proのスペックについてお伝えしたが、一番の優位性であるハイレゾ再生について考えてみる。ここ最近耳にするようになったハイレゾとは一体何なのか? その定義は現状2種類あるようだ。一つはリニアPCM換算でサンプリング周波数か量子化ビット数のどちらかがCDスペックと同等であり、どちらかがCDスペックを越えていなければならないという定義。そしてもう一つが録音フォーマットがFLACかWAVファイルであり、サンプリング周波数96kHz/量子化ビット数24bit以上とされている。


エムズライン提供

エムズライン提供

では実際にHELIX Proが再生できるハイレゾ音源96kHz/24bitとCDの44.1kHz/16bitにはどれだけの差があるのか。まず音源に収録されている情報量はCDの約3倍、そして約500倍の分解能を誇るのがハイレゾ音源96kHz/24bitなのだ。他の事に置き換えれば携帯カメラの画素数だとイメージしやすいと思うが、300万画素のカメラと1200万画素のカメラぐらいの違いがあり、より精密に音楽を再生することが出来る。


HELIX Pro試聴


HELIX Pro試聴HELIX Pro試聴


CDとハイレゾ音源の違いは分かったのだが、実際にその違いを感じることが出来るのだろうか。販売元であるエムズラインの本社にお邪魔して実際にその違いを体感させてもらう。試聴はデジタル出力に対応しているポータブルメディアをHELIX Proへ接続してBRAX NOX4にETONの2wayで再生を行う。音源は同じ楽曲で44.1kHz/16bitと96kHz/24bitを用意してもらい交互に再生してその違いを体感する。まずはCD音源の再生から。無音からスッと粒立ち良く立ち上がってくるのはスペック通りにSNの良さが要因であろう。高い解像感を保ちながら無理する事無く余裕で再生している。そしてハイレゾ音源に切り換えて試聴すると違いは驚くほど明確に分かった。圧倒的なSNは当然なのだが、再生される音楽の滑らかさが尋常ではない。そして滑らかさだけではなく音の艶っぽさ、リアリティーが全く違う。決してCD音源が劣っているのではなくハイレゾ再生の質が高すぎるのだ。ジャズ、ロック、ポップスなど多岐にわたり10曲ほどその差を比べたのだが、全てのジャンルで明確に差が出て次元の違いを感じる。ハイレゾ音源はとにかく美しくしなやか、そして艶やかでふくよか。どれだけ賛辞を並べても大袈裟にならないぐらい。久しぶりに手に汗を握るほど気持ちが引き込まれる試聴となった。このHELIX Proを最大限に活かせるシステム構築や取り付け、調整を施すことが出来れば今までに無いハイクォリティーなカーオーディオが構築されるかもと大きな可能性を感じる製品であった。

《藤澤純一》

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