カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #73: TOYOTA・bB(オーナー・野澤明未さん)by lc sound factory 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #73: TOYOTA・bB(オーナー・野澤明未さん)by lc sound factory 前編

10月の1台目は、栃木の人気ショップ・lcサウンドファクトリーが製作したこちらのbBをスペシャル・フィーチャーする。リアスペースにオーディオウォールを組み込んだ、パワフル仕様のハイインパクトな1台。そしてなんとオーナーは、うら若き女性! 見どころ、聴きどころに深く迫る!

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


10月の1台目は、栃木の人気ショップ・lcサウンドファクトリーが製作したこちらのbBをスペシャル・フィーチャーする。リアスペースにオーディオウォールを組み込んだ、パワフル仕様のハイインパクトな1台。そしてなんとオーナーは、うら若き女性! 見どころ、聴きどころに深く迫る!


過激なスタイル“ウォール・オブ・ベース”に
女性らしいセンスをスタイリッシュに注入!!

リアシートを取っ払い、そこにサブウーファーの壁を仕込むという過激なスタイル“ウォール・オブ・ベース”。それに果敢に挑戦したこのbBはなんと、ギャルズ・オーナーカー! 激しいスタイルに女性らしいセンスを融合させた、超個性的な秀作サウンドマシンだ。

サウンドコンセプトはズバリ、“低音”。体の芯に伝わってくる魂の低音を聴くために、このクルマは作られた。



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ゴールドのヘビ革が張り巡らされ、妖しく黄金色に輝くウォール。ちなみにこの革は、カー用のレザーに比べ引っ張りに弱く、貼るのに高度なテクニックが必要だったとのことだ。オリジナリティを発揮しようとすると、思いもよらない困難にぶち当たるものだが、それ克服し、この完成度をゲット!


きっかけは約2年ほど前。オーナーである野澤さんが、友人に連れられてぶらりとlcサウンドファクトリーを訪問したのがすべての始まりだ。同店の看板デモカーであったハイエースの爆裂な重低音を体験し、その魅力に瞬殺された野澤さん。すぐさま、低音を体感できるマシンの製作を決意したという。

というわけで早速、サブウーファーを2発搭載。しかし…。思っていたような低音を感じらない。ロックフォードの超モンスターパワーアンプ“T15kW”を搭載したハイエースと比べてしまっては、どんなハイパワー・システムでもかなわないのは致し方ないのだが、それとの差が大きすぎて、野澤さんは意気消沈してしまう。



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オーディオユニットはヘッドユニット以外をすべてロックフォード・フォズゲートで統一。サブウーファーを鳴らすために、ハイパワーな上級パワーアンプを2台おごり、もう1台の4chアンプでフロント2ウェイをマルチドライブ。


であるならばと、ショップから提案されたのがこの“ウォール・オブ・ベース”なのだ。

“ウォール・オブ・ベース”についての詳しい解説は次週に行うが、もっとも低音を“圧”として感じたいなら、この方法において他にはない。しかし見てのとおり、簡単な方法論ではない。後部座席を外す必要があり、そして、そのスペースを“壁”で埋め尽くすのだから。

しかし野澤さんは、迷わずこれにトライすることを決断した。それほどまでに低音の魔力に魅せられていた、というわけなのだ。

こうして製作がスタートすることとなったのだが、普通に“ウォール・オブ・ベース”を組んでもつまらない。野澤さんは、オリジナリティのあるカスタムを施したいと考えた。それを成し遂げるために、独特のフィニッシュ素材の使用を思い付く。



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こちらは、“ウォール・オブ・ベース”の室内側。ゴールドのヘビ革と、サブウーファーのシルバーの振動板がばっちりマッチしている。ちなみに、ウオールのすぐ手前の床に埋め込まれているのは、シーマ用のヘッドライトレンズ。


それはなんと、ハンドバッグ用に使われいるゴールドのヘビ革! この素材との出会いが、このbBのカスタムを唯一無二のもとする原動力となった。

LEDの光りに照らされながら、黄金色に輝くウォール…。他にはない、このクルマならではの完成度をゲットすることに成功したのである。

さらに言えば、アクセントとして効いている“ツメ”のオブジェも実は、“ネイル”がヒントになっている。女性らしい発想があればこそこのカスタム、なのだ。

イベントにも積極参加してクルマをアピールしているという野澤さん。そして、普段ドライブでは体の芯に染み渡るヘヴィサウンドを満喫(このbBはバリバリの通勤車!) 正しき“低音マニア”の道を邁進中♪ なんとも清々しい!

さて次週は、オーディオシステムについて詳しく解説していきたい。お見逃しなく!

《太田祥三》
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