カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #67: Volkswagen・Passat CC by LEROY(ルロワ)前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #67: Volkswagen・Passat CC by LEROY(ルロワ)前編

サウンドもルックスも冴えわたる優秀車両を、1台ずつじっくりとご紹介している当コーナー。今週より2回にわたってスペシャル・フィーチャーするのは、愛知県の実力ショップ・LEROY(ルロワ)が製作したVW・パサートCC。同店の看板デモカーだ。オーディオもカスタムも、最上級の完成度を誇る、まさしく珠玉の1台。じっくりとご覧いただきたい。

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


サウンドもルックスも冴えわたる優秀車両を、1台ずつじっくりとご紹介している当コーナー。今週より2回にわたってスペシャル・フィーチャーするのは、愛知県の実力ショップ・LEROY(ルロワ)が製作したVW・パサートCC。同店の看板デモカーだ。オーディオもカスタムも、最上級の完成度を誇る、まさしく珠玉の1台。じっくりとご覧いただきたい。


繊細なパーツ構成できめ細やかにカスタム!
センスとバランスで魅せる珠玉の1台!!

ところで、このパサートCC。これまでにいくつかの有名サウンドコンペに出場し、結果を残してきたクルマでもある。ご存じの方も多いだろう。

昨年のパイオニアカーサウンドコンテストにおいては、最激戦クラス、“ディーラーデモカー部門・カロッツェリアXシステムクラス”で9位入賞。今年の8月3日に開催された、エムズライン カーハイファイミーティングの“PLATINUMクラス”では、堂々の優勝を果たしている。つまり、音質性能は折り紙付き。純然たるHi-Fiマシンなのだ。



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シルバーとブラックをペースカラーとし、そこにイエローを効果的に加えて全体をデザイン。各所、統一感と連続性を持たせつつ、その上で、“光”と“影”、“足す”と“引く”を上手くバランスさせてある。

その上で、カスタムも抜群の完成度。今週は、その見どころたっぷりなカスタムについて迫っていく。まずはコンセプトから。

ベースコンセプトは、“トータル・カスタム”。これはすなわち、ルロワのアイデンティティでもある。外装のイメージに対して、内装が異なったベクトルを向くことはあり得ない、外装と内装を“トータル”に仕上げてこそのカスタム、という考え方だ。

このパサートCCのエクステリアは、ホイール、エアサス、ブレーキなどをクールにキメつつ、全体的にはあくまで渋く抑制を効かせた方向性。なのでインテリア・カスタムも、過剰なインパクト性は抑えつつ、デザイン重視でスタイリッシュに展開されている。



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カロッツェリアXのプロセッサーを奥側のウォール部に、ブラックスのパワーアンプをフロアにセット。ユニットそれぞれのデザインと、全体のデザインが絶妙に調和している。プロセッサー周りのカスタムワークの繊細さは、特にお見逃しなく。

とは言え、あっさり仕上げられているわけではない。むしろそれとは真逆。ツウを唸らせる、“繊細で複雑なカスタムワーク”が実践されているのだ。これが、パサートCCにおけるパーソナル・コンセプトだ。

キーワードは“積層”。時には立体方向に、時には横方向に、丁寧にパーツを重ね合わせ、独特に陰影を表現しながら深みのある造形美を魅せていく。

スエード、アクリル、ペイント、本革、そしてLEDと、多種多様な素材を複合的に活用し、それぞれに異なる役割を担わせる。光を放つ、光りを受ける、影を作る、奥行きを作る…。それらを“積層”し、そして絶妙にバランスさせて、豊潤な味わいを醸し出すのだ。

しかし、遠目からみるとシンプルでスタイリッシュ。あくまでもさりげない。ここはまさに、このクルマにおける“トータル・カスタム”の最重要ポイントだ。高級感を十二分に感じさせながらも、落ち着いた雰囲気に仕上げてあるのだ。



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トランクリッドのカスタムにも抜かりはない。室内のスピーカーとブランドを統一し、モレルのコアキシャルスピーカーをギャラリー用として配置。モニターの周辺もトランク内のカスタムと同様に、本革、ペイント、アクリル等々、多様な素材を用いながら繊細に組み上げた。

敢えて、オーディオパーツを露出させていないことも特長だ。キーユニットであるパワーアンプ2台と、プロセッサーはディスプレイしているが、バッテリーやヒューズブロック、さらにはキャパシター、そしてケーブル類等は一切姿を見せていない。“足す”と“引く”をバランスさせてデザイン性を高めるという、ルロワならではの手法が取られているのだ。しかし、メンテナンス性に抜かりはない。それぞれに簡単にアクセスできるようになっている。

バランスとセンスで魅了するこのパサートCC。お近くの方はぜひお店まで足を運んで、その美しさを自身の目でご確認いただきたい。見ればすべてを納得できるだろう。

次週はいよいよ、その秀麗なオーディオシステムについて詳細にリポートする。お楽しみに。

《太田祥三》
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