【プロショップ訪問記】to be Style<トゥービースタイル>(群馬県): 商品を生かすも殺すも要は取り付け技術と音の調整次第 | Push on! Mycar-life

【プロショップ訪問記】to be Style<トゥービースタイル>(群馬県): 商品を生かすも殺すも要は取り付け技術と音の調整次第

商品を生かすも殺すも要は取り付け技術と音の調整次第

カーオーディオ ショップ訪問記
【プロショップ訪問記】to be Style<トゥービースタイル>(群馬県)


商品を生かすも殺すも要は取り付け技術と音の調整次第

商品を生かすも殺すも要は取り付け技術と音の調整次第です。当店の持っている技術をお客様のクルマに全力投球致します。モットーは、『楽しくカーオーディオライフを』です。と謳い8年目を迎えたカーオーディオプロショップがある。群馬県伊勢崎市今泉町1丁目に居する to be Style(トゥービースタイル)がそれ。


トゥービースタイル(群馬県)

トゥービースタイル(群馬県)

代表の松下さんは広島県の出身だという。アパレル系の仕事をしていたが、26歳の時クルマ関係の仕事に就く。カーフィルムやコーティングを扱う会社で、一時はOZオーディオやTUNAMIなどを扱うテックコーポレーションの群馬支店に勤めていたが、優秀なインストーラーの田中康裕さんと共に、この地に根付く覚悟でカーオーディオショップを開店したという。


トゥービースタイル(群馬県)


お店は1階がピット、2階がショールームという構成だ。現在BEWITH SIEG SHOP、
carrozzeria X 認定店、FOCAL Boutique Shopに認定されているが、この事にお店の実力が推し量れる。2階に上がると圧倒的な情報量と表現力でコンパクトモニターの常識を覆した、最高精度のアルミダイキャスト製エンクロージャー採用のBEWITH Monitor H-1が目を引く。この全帯域にわたりストレスフリーで歪のない音をモニターとし創り出すカーオーディオの音調は期待大。他にcarrozzeria 1RS?の3ウェイシステムもエンクロージャーに収められていて試聴が可能だ。

最初はカスタムと音質の両立を図っていたが、カーオーディオ専門店として音質は譲れないと、カスタムを少な目にここ4~5年取り組み始めたところ、ユーザー層は50歳代まで広がったと言う。


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トゥービースタイル(群馬県)#5

トゥービースタイル(群馬県)#6

トゥービースタイル(群馬県)#7

最近は、残高設定クレジットなどクルマの購入方法は様々。そこで求められるのが車室内を壊さず、純正の質感を損なわぬインストールで良い音を! と言うことだという。プロショップなのだからスピーカーはインナーバッフルで良い音を創るのは当たり前、トゥイーターはAピラーまでと松下代表は言い切る。出来ればアンプはシート下で工賃やクルマの質感にも優しくありたいと。この自信はBEWITHの車室内音響特性測定装置SIEGを導入し、クルマ1台1台異なる車室内音響特性や、スピーカー装着後の特性に応じた最適チューニングを行うことで得た豊富なデーターの集積が言わせている。勿論、徹底して音質を追求しエンクロージャーやMirror Station AZ-1プロセッサーを導入するハイエンドシステムが最終目的となるのだが、手軽にプロセッサーの感動を味わえるbit oneも数々のデーターを取り対応している。汎用インナーバッフルを使ったポン付けのファーストステップでも、カーオーディオの感動を味わってもらいステップアップしてもらいたいとも語ってくれた。

今のクルマは純正ナビやナビヘッドが付いているので、これを活かしたスピーカー交換プランを提案している。10万円と20万円のSETプランが用意されている。各プランともインナーバッフル製作、フロントドア防振、スピーカーケーブル交換と工賃&税込みの設定となっている。10万円SETプランのスピーカーはカロッツェリア TS-Z131PRS、フォーカル 165VR、ダイヤモンドオーディオ D362.5から選べる。20万円SETプランはカロッツェリア TS-T10RS/M10RS/UD-N10RS、ビーウィズ Reference System、ファス AT540 to be Styleから選べ、トゥイーターはミラー裏加工かAピラー加工が選べるという。これにアンプをたすとかマルチにするとかのステップアップも可能だ。システムの設計は徹底して話し合い、出来るだけデモカーで試聴してもらうという。そのため、代車も全てデモカーと成っている。

また、国産車のインナーバッフル製作21,000円~、Aピラー加工42,000円~、フロントドア防振は31,500円~等とオーディオ工賃表も公表している。

これらのことが、専門店がよく言われる気難しさや敷居の高さを払拭しているのだが、入りにくいといわれる2階ショールームを改良するために、隣が空いたので拡張を考えているらしい。


トゥービースタイル(群馬県)



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トゥービースタイル(群馬県)#9

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トゥービースタイル(群馬県)#11

トゥービースタイル(群馬県)#12

同店を一躍有名店へと押し上げたデモカーは、エクステリアも決めたVolkswagen EOS 2.0T。ソースユニットはMirror Media MM-1とVW純正、ラゲッジにセットされたプロセッサーはMirror Station AZ-1。スピーカーはドアにエンクロージャーで組んだConfidence C-130 Bianco Fujiと、Aピラーに砲弾型エンクロージャーでセットしたC-50 Bianco Fuji。トランクスルー部を利用してエンクロージャーを組んだConfidence C-180サブウーファーウーファーをプラスして2+1構成。積載可能なデザインを施したラゲッジにはAZ-1とともに5機のAccurate A-110S'09モノアンプが組み込まれている。

一聴した感想は立ち上がりスピードの速さと情報量の多さ。低域情報の精密さに感嘆する。オケの「チャイコフスキー交響曲第5番」を聴くとトゥッティの音場に混濁感がなく、スカッとするような瞬発力に加え、ピアニッシモの濃密な表情に引き込まれてしまう。音楽のダイナミズムが広い。またソプラノ曲のハイノートもナーバスな響きがまったく感じられず繊細かつ滑らかなアンサンブルが聴けた。

《編集部》

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